8月前半の出来事など

8月1日、連日の猛暑の中、現在建設中の天龍村総合体育施設の様子を見させていただきました。この日は基礎工事が進められておりましたが、当初心配された部材調達も問題なく、かつ工程も順調とのお話でした。ただ、職人さんの確保に苦労されているとのお話をお聞きしました。安全に工事を進捗することをお願いしてきました。

8月2日、天龍村では38.2℃を記録しました。同日、泰阜村長選挙の告示日で、日頃お世話になっている横前村長さんが2期目の立候補をされましたので、他の南部地区の町村長とともに応援に駆けつけました。泰阜村も天龍村と同じような課題を抱えていますので、互いに協力・連携しあい地域全体の発展につなげていければと思います。なお、当日無投票での再選が決定しました。ご当選おめでとうございます。

同日、村・日赤奉仕団・消防団との三者懇談を開催し、今年度の地震総合防災訓練について協力のお願いをしました。昨今、地震のみならず大雨による大規模災害が多発しており、これまで村でも避難指示等を発出した事例もありますので、大雨や大雪による避難も含めた防災訓練を9月1日の防災の日に実施することにしました。コロナ禍ということもありますが、より実践的な訓練になればと思っています。大勢の皆さんのご協力をお願いします。

8月3日、東京都内で新商品・新規事業の開発支援や地域支援(まちづくり支援)など幅広く手掛けられているボノ株式会社様との「地域資源を活用した都市農村交流への取り組みに関する協定」の締結を行いました。
村では、これまで少子高齢化対策の一環として移住定住政策を進める中で、昨今注目を集めています関係(つながり)人口の創出事業に取り組んでおり、都市部在住の皆さんの力をお借りしながら、地域活動を維持しています。そのような中、ボノ株式会社様のご協力のもと、天龍村に興味のある都市部の皆さんを集めたイベントを2019年より定期的に行わせていただいており、これまで、多くの方にご参加いただき、新たな関係を深めることができました。また、天龍村のていざなすや中井侍のお茶のPRにもご協力いただいてきました。
今回の連携協定では、交流のみならず地域資源を活用したブランドづくりや人口減少社会における諸課題への対応、持続可能なむらづくりを推進する人材育成など幅広い分野の内容となっています。どうかボノ株式会社様と更なる連携を深めながら、ともに地域を盛り上げるパートナーとして天龍村の活性化のためにご協力いただくことを改めてお願い申し上げます。

8月4日、飯伊森林組合の理事会が行われましたので出席しました。

同日、佐川急便株式会社信越支店様と「災害時における支援物資等の受入及び配送等に関する協定書」の締結を行いました。
協定の内容につきましては、災害が発生した場合において支援物資の受入や管理、必要箇所への配送等の業務を佐川急便株式会社様にお願いするというものです。佐川急便様が得意とする物流ソリューションを最大限に発揮しながら、被災者に対して食料や生活必需品等を安定的に供給するができ、被災者の生活を守ることができるものと期待します。

8月5日、田中県建設部長が来村され、現在施工中の県事業の進捗状況等をご視察されました。特に国道418号において相次いで発生した災害復旧対策として施工中の福島トンネルや足瀬地籍のバイパス工事などをご確認いただくとともに、完成時期が遅れている天竜川橋の進捗状況等を県の担当職員から熱心に聞いておられました。いずれも、村にとりましては重要な事業でありますので、1日も早い完成を改めてお願いしました。

同日、ふるさと夏まつり実行委員会の正副委員長の皆さんにご意見をお伺いし、15日に予定している夏まつりの開催の可否をご決定いただきました。残念ながら県の警戒レベルが依然5のままの状態であること、村内に感染者が発表されていることなど総合的に判断して、中止と決定しました。楽しみにされていた皆さんには大変申し訳なく思いますが、ご理解をいただきたいと思います。なお、花火だけでも打ち上げてほしいとのご要望もございましたが、打ち上げ場所が1か所に限定され(複数個所での打ち上げは花火師や消防団員等の人員確保や打ち上げ場所の準備などから困難)、一部地域の村民しか楽しめないとのご意見もあり、これもやむなく中止と決定いたしました。来年はコロナが収束していることを願います。

8月6日、広島原爆投下の日であります。平和を祈念して黙とうをいたしました。

8月7日、長野県知事選挙の投開票日でした。開票の結果、阿部知事が4選を果たせられました。県政において、いろんな課題があろうかと思いますが、当村のような小規模町村にも一層のお力添えをお願いしたいと思います。
今回、気になったのがやはり投票率であります。県全体で40.94%と過去最低。天龍村でも59.05%と前回を(63.69%)大きく下回りました。7月の参議院議員通常選挙も低調でありましたので、今後、選挙管理委員会とも協議する中で移動投票所の開設など新たな形を模索しなければならないかと考えます。

8月8日、買い物弱者支援の一環として取り組んでいる移動販売車が納車されました。小型の軽自動車を改造し、商品棚や冷蔵庫等を搭載いたしました。今後は満島屋の商品を積み込み、村内あちらこちらに運んでいきたいと思います。許認可が必要となりますので、実際の運行は9月以降になると思います。併せて移動販売車と一目でわかるようなラッピングも行いたいと思います。

同日、阿南町ご出身の彫刻家城田孝一郎先生のご子息で佐久市議会議員の城田領さんがなんでも館に来館され、城田先生の作品についてお願いやら協議をさせていただきました。

同日、新型コロナウイルス感染症の長期化、物価や原油の高騰等により村民生活(家計)に大きな支障をきたしています。村ではその対策の一環として住民票のある村民一人当たり3万円の「生活支援商品券」を配布させていただきました。使用期限は来年1月末までとしましたので、有効にご使用いただければと思います。

8月9日、昨日、県が医療非常事態宣言を発出し全県の警戒レベルを6に引き上げたことに伴い、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催しました。基本的には県の対応に準じ、医療への負荷を軽減するための対応や感染拡大防止のための対応をしていくことを確認し、村民の皆さんにもご協力をお願いするよう周知することを決定しました。

同日、長崎原爆投下の日でしたので、平和を祈念して役場職員全員で黙とうをしました。

同日、岡本地区の村澤正勝さんのお孫さんで安曇野市にお住いの神谷知玖君(小6)が役場に訪ねてきてくれ、「子供新聞」を作成するにあたってのインタビューを受けました。インタビューの内容は、天龍村の皆さんが困っていることを事前に聞き取り、それを村としてどう対応するのかなど鋭い質問でした。本格的な取材で、すごいなあと感心しました。立派な「子供新聞」ができることを期待します。頑張ってください。

同日、県の次期5か年計画策定に向けた南部5町村の事前協議が行われましたので出席しました。南部で共通する課題や要望等を取りまとめました。

8月10日、町村会、広域連合会議等が開催されましたので出席しました。また、終了後は飯田医師会の役員の皆様との懇談会があり、飯田医師会から提案のあった2件のテーマに沿ったご説明等をお伺いしました。その2件は、HPVワクチンのキャッチアップ接種についてと介護福祉施設への新型コロナウイルス感染症対策についてでありました。2件とも自治体としてしっかり対応しなければならないと感じました。

8月12日、課長会議を開催し、7月に12会場で行わせていただきました地区懇談会の検討を行いました。地区懇談会でいただきましたご意見やご提案等の中ですぐに対応するもの、今後検討が必要なもの等を1件ずつ確認し、即実行するものは遅滞なく行うよう指示等いたしました。地区懇談会にご協力いただきました全ての皆様に改めて感謝申し上げます。また、さらにご意見等ございましたら遠慮なくご提案やらお問い合わせいただければと思います。

同日、阿南町役場において長野県次期5か年計画策定に係るブロック別会議が行われましたので出席しました。医療分野では医師の確保や遠隔診療の推進、産業分野では林業や観光の振興、お茶や伝統野菜など地域特産品の継承、基盤整備としては道路交通整備などの意見を述べさせていただきました。是非、計画に反映させていただきたいと思いますし、絵に描いた餅にならないよう実行に移していただけますようお願いしたいと思います。

8月13日、公民館主催の盆野球大会が中止となりました。新型コロナ等の理由によりやむを得ない判断だったと思われます。

同日、なんでも館において「北島新平先生遺作展」が始まりました。昨年、北島先生のご遺族から200点を超す作品をご寄贈いただきましたので、今回はその一部を展示させていただくことになりました。会場内は郷土の風景、郷土の祭り、天龍河童、吉兆福神の4つのテーマに分け展示しておりまして、それぞれ素晴らしい作品ばかりであります。今月31日まで一般公開(無料)しておりますので、多くの皆様にご来館いただければと思います。

8月15日、公民館主催による「二十歳の集い」が行われました。今年度も新型コロナウイルス感染症の影響でこの時期の開催が心配されましたが、鎌倉公民館長始め公民館の皆さんのご協力のもと心のこもった素晴らしい式典となりました。今年は対象者9名中8名の皆さんが参加されましたが、それぞれが夢や目標に向かって頑張っている様子が伺え、とてもたくましく思えました。村としましては、変化の大きい時代でもありますので、これからの天龍村には皆さんのような若い力が絶対的に必要になってくることを訴えながら、「ふるさと天龍村」に誇りと愛着を持ち、天龍村の将来のためにできる限りのお力添えをいただきたいとお願いをしました。

式典終了後のアトラクションでは、天龍村出身の和太鼓演奏者宮澤昂平君率いる「響奏TRIGGER」の皆さんによる和太鼓演奏が行われ、二十歳の集いを盛り上げてくれました。

同日、終戦記念日でした。戦争のない平和な世界(みるくゆ)を願い、戦争で犠牲となられた皆さんに対する黙とうを行いました。