長梅雨続く7月後半

7月27日、改選後初の天龍村農業委員会総会が開催されました。先の村議会にて同意をいただいた11名(うち新規2名)の皆さんに任命書をお渡し、天龍村が抱えております農業に関する諸課題解決に向け、お力添えをいただきたい旨をお願いしました。なお、任期は7月20日から3年間。会長には宮澤敏仁さん、副会長には村松克一さんが選任されました。どうぞよろしくお願いします。

7月28日、(株)ミーチュアル・エイド・ジャパン(東京都)様と「災害時における物資の保管等に関する協定」を締結させていただきました。協定の内容は、同社が開発した「ガーディアン72」という災害支援プロジェクトの一環で、災害発生時に必要となる1人3日分の食料や衣類、衛生用品などを1つの箱に収納した防災備蓄品を事前備蓄として無償で提供いただけるものです。また、保存期限のある物品については、2年で更新し、旧品については海外への支援に充てるというものです。
今年は新型コロナウイルスや7月豪雨災害など予期せぬ出来事が頻発しており、村民の安心安全な暮らしを守るためにも、また、村の防災力向上にも大きく寄与するものと思われます。
今回協定を締結させていただいた(株)ミーチュアル・エイド・ジャパン様には改めて感謝申し上げます。

同日、阿南安協天龍支部の皆さんによる夏の交通安全やまびこ運動として、街頭指導が行われましたので参加してきました。今年度のスローガンは「思いやり 乗せて信濃路 咲く笑顔」です。皆さん交通安全には十分注意してください。

7月29日、国道418号整備促進期成同盟会の令和2年度総会が行われました。新型コロナウイルスの感染拡大が心配される中、また先の梅雨前線豪雨によって発生した災害の対応に追われ大変お忙しい中、宮島喜文参議院議員始め県議会議員など多くのご来賓の皆様にご臨席いただき盛会に開催できました。大勢の会長を仰せつかっておりますので、冒頭のあいさつの中で私から今年1月に発生しました天龍村早木戸から的瀬間の法面崩落の復旧対応として、国の防災・減災対策等強化事業推進費を活用したトンネル化が決定したことのお礼と令和2年7月豪雨災害によって被災した天龍村戸口~足瀬間の大規模な法面崩落の早期復旧等について触れさせていただき、同盟会としても関係機関に強く要望していただきたいとお願いしました。

同日、新型コロナウイルス感染症長野県対策本部会議が開催され、感染警戒レベルが1から2に引き上げられました。これを受け村でも今後の対応等について検討しました。お盆を控え帰省者も多くなる時期です。風邪症状などの体調の異変がある場合は帰省を控えるよう、また、感染の拡大している地域からの帰省は慎重に対応するようご家族を通じて呼びかけをお願いします。

7月30日、令和2年度第81回長野県河川協会総会が行われましたので出席しました。

7月31日、飯田信用金庫天龍支店の元島さんが来庁され、村内の保育所、小中学校、福祉施設へマスクと消毒液を贈呈くださいました。
新型コロナ禍、こうしたご厚意に深く感謝申し上げます。関係機関へしっかり届けたいと思います。ありがとうございます。

宮下一郎代議士来村、災害現場を視察

7月26日、宮下一郎先生が来村され、国道418号戸口~足瀬間で発生した大規模法面崩落の現場を視察されました。
生憎の天候の中、また公務ご多用の中、遠路足を運んで下さり感謝申し上げます。

視察中、土砂が崩れてくる様子が見えたり、流れ落ちてくる土砂の音が頻繁に聞こえたりし、恐怖心すら感じました。
この国道418号は村の東西を走る唯一の生活道路であることから、私から先生に、早期の復旧はもちろんですが、災害の規模等からみて、専門的な知見等を有する国の直轄代行でお願いしたいことと、安全な道路を確保する意味で、抜本的な整備としてトンネル化を是非お願いしたいことを伝えました。

同日、向方地区の皆さんとおきよめ観光協議会の皆さん合同による国道418号の清掃活動が行われましたので、私も参加させてもらいました。
生憎の天候ではありましたが、大勢の皆さんにご参加いただき感謝申し上げます。
毎年実施していただいている活動で、今回は大分ゴミも少なくなったような気がします。きれいになった道路を通って「gotoおきよめの湯」に来てくれることを期待します。

7月の行事等

7月7日、国道418号早木戸~的瀬間のトンネル化の事業決定に関し、宮下一郎先生始め関係機関へお礼のご挨拶に行ってきました。

7月14日、下伊那南部建設事務所主催による、国道418号早木戸~的瀬間のトンネル化の地元説明会がありました。令和4年度完成に向け地元村民の皆様を始め大勢の皆様のご協力をお願いしたいと思います。

7月15日、天龍村診療所の出張診療に関して、阿南病院の先生方と懇談をさせていただきました。今年4月から阿南病院から医師を派遣していただき、毎週木曜日の午前中出張診療を行っていただいておりますが、3か月が経過しましたので、この間の検証含め改善点等を確認させていただきました。今後においても医療の確保に努めてまいります。

7月17日、天龍村総合体育施設建設検討委員会から「天龍村総合体育施設建設について」の答申をいただきました。昨年9月から7回にもわたる審議をいただき、取りまとめられたとのことです。委員の皆様には改めて感謝申し上げます。
今後は、小中学校のあり方検討委員会からの答申を踏まえ、最終判断をしたいと考えております。村にとってよりよい結果となるよう慎重に対応していきたいと思います。

7月20日、自由民主党災害対策本部の現地視察が飯田市であり出席しました。当日は、自民党の鈴木俊一災害対策本部長代理、佐藤信秋災害対策本部事務局長代理、宮下一郎先生、宮島喜文先生、小池清長野県議会議長が同席され、今般の令和2年7月豪雨災害について被災状況を説明するとともに、早期の復旧等をお願いしました。
私からは、天龍村内で発生した国道418号の大規模法面崩落により、村民生活に大きな影響を及ぼしていることなどを説明させていただき安心して通行できる道路の整備について要望してきました。

7月21日、町村会、広域連合会議がありましたので出席しました。会の冒頭、先の選挙において再選を果たされた清水売木村長と金田下條村長からご挨拶がございました。

令和2年度地区懇談会開催

7月は地区懇談会を10会場にて開催させていただきました。今年度の懇談テーマは「第6次天龍村総合計画」「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に関する提案等でした。
7月5日は向方老人憩の家、大久那集会施設、左閑辺屋。(前回号にて紹介済)
7月10日、戸口集会施設で行いました。

7月12日、松島集会施設、原集会施設で行いました。

7月14日、ふれあいプラザで行いました。

7月15日、老人福祉センターにて行いました。

7月16日、中井侍集会施設で行いました。

7月22日、鶯巣活性化施設で行いました。

どの会場とも、天候の悪い中、大勢の皆さんにご出席いただき感謝申し上げます。また、各計画策定に対し前向きなご意見ご提案をいただくことができました。重ねてお礼申し上げます。

国道418号、国交省専門家による現地調査

7月15日、長引く大雨で大規模な法面崩落が発生した国道418号戸口~足瀬間の現場に、国総研(国土交通省国土技術政策総合研究所)の専門家の皆様が現地調査に来られました。

県によりますと、今回の被災箇所は、高さ約290m、幅約52m、土砂量は約2万㎥と推計されます。さらに、ドローンで上空から見ますと尾根の反対側にも大規模な法面崩落の状況が見られ、そちらの対応も必要となっています。

国総研の皆さんによると、「現場の状況をみると、上部と下部の2つに分けた対策を考えないといけない」それにはまず「しっかりした調査、データ解析をし、全容を把握しなければならない」と話されていました。
なお、今回国総研のメンバーとして来村いただいた中に、天竜川中流地区直轄地すべり対策事業を最初にご提案くださった中谷土砂災害研究室長もおり、当村の実情をよくご存じの方がいてくれて大変心強く感じました。

現場は崩落が続いており、地元建設会社の資材置き場も土砂で埋まってしまいました。

国道418号、戸口付近で大規模な山腹崩壊発生

7月12日、長引く大雨がやっと収まり、久しぶりに青空や太陽が見えたよい天気となりましたが、夕方4時半頃、住民の方から役場に「国道418号戸口付近で崩落あった」との通報がありました。

現場に行ってみると、かなり大規模な山腹崩落が発生し、早木戸川をせき止めるほどの土砂や流木が流れ込んでしまいました。現在、国道418号は戸口~おきよめの湯間で通行止めになっております。また、地元建設業者の倉庫や作業車等が被害にあいました。
雨が止んでも土砂崩落等の危険があると言われていますが、まさに今回の崩落はそのとおりとなってしまいました。
復旧は、月曜日以降になると思いますが、相当の時間や日数がかかるかと思います。

土砂の下に人や車両が巻き込まれていないことを願います。

梅雨前線豪雨の被害拡大

7月3日から連続して大雨が降り続いています。7月8日午後5時現在、中井侍地区で連続総雨量510.5ミリ、大河内地区で467.5ミリとなっています。
そのような中、7月8日午前7時10分、土砂警戒情報が発令されましたので、それに伴い、村内全域に警戒レベル4の避難勧告を発令しました。
6月30日からの雨も土中に含んでいますので土砂崩落等の危険が高まっています。また、天竜川の水量も増加しています。充分気を付けてください。

現在までの被災状況。村道、林道で路肩決壊や倒木等により通行止めとなっている個所があります。また、空き家になっていた事務所が1軒倒壊しました。倒木の影響により一部地区で停電もありましたが、現在は復旧されています。

村道天龍左岸線、中井侍地籍で大規模な法面崩落が発生しました。道路(L=約20m)も決壊し、土砂が道路下方を走るJR飯田線に流れ込んでいます。復旧には相当の日数が必要かと思われます。


(JR東海公表資料より)


(JR東海公表資料より)

8日、15時45分に土砂警戒情報が解除されましたので、【警戒レベル4】避難勧告を解除しました。今までの雨で地盤が緩んでおり、土砂災害の危険性が高いため、引き続き【警戒レベル3】避難準備・高齢者等避難開始を発令しました。 災害に備え、準備をお願いします。

令和2年度地区懇談会始まる

7月3日、今年1月に大規模な法面崩落が発生した国道418号早木戸~的瀬間の災害復旧について、抜本的な改良整備としてトンネルを整備するよう県議会で予算承認されたとの連絡が県建設部からありました。崩落個所付近は過去にも同様の崩落が何回も発生しており、村にとっては長年の悲願でもありました。トンネル延長は約800mで、事業費は全体で約27億円。2022年(令和4年)の完成を目指して施工するとのことです。安心安全な道路が確保されることは大変ありがたいことです。国会議員、国土交通省、長野県、長野県議会等関係の皆様に心より感謝申し上げます。

7月3日、三遠南信道路建設促進期成同盟会及び国道153号飯田南バイパス整備促進期成同盟会による中部地方整備局への要望活動が行われましたので出席しました。両路線とも南信州地域にとりましては重要な路線であり、早期の整備促進を関係市町村長とともに要望してまいりました。

7月5日、令和2年度の地区懇談会を本日から10会場にて実施します。昨年度同様、なるべく多くの皆さんにご参加いただきたいと思い、開催日時や場所などを、事前に各区長さんにご相談させていただきながら決定をさせていただきました。本日は向方老人憩の家(向方、大河内、梨畑、峠山、見遠地区)、大久那集会施設(大久那、合戸地区)、坂部活性化施設(坂部地区)の3か所で実施しました。
今年度の懇談テーマは、現在策定中の「第6次天龍村総合計画」に関してのご意見やご提案です。各地区ともそれぞれ将来を見据えた建設的なご意見をいただくことができました。


(向方老人憩の家)


(大久那集会施設)


(坂部活性化施設)

6月後半の出来事など

6月25日、26日の2日間、令和2年度の区長会を2会場に分けて実施しました。例年4月下旬に開催しておりましたが、今年度は新型コロナウイルスの影響で2か月遅れとなりました。区長の皆様には1年間大変お世話になりますが、地区と行政が一体となったよりよい行政運営ができますよう絶大なるご協力をお願いします。


(25日、おきよめの湯にて)


(26日、老人福祉センターにて)

6月30日、7月1日の2日間、第6次天龍村総合計画策定委員会の第1回専門部会と全体会議を開催しました。3密を防ぐため2日に分けての開催でしたが、両日とも大勢の皆さんにご出席いただきました。委員としてお願いした皆様には、よりよい計画が策定できますよう専門的な知見からご意見ご提案くださいますようお願い申し上げます。


(総務部会・住民部会)


(振興部会・建設部会・教育部会)

7月1日は72候の「半夏生」。この時期は梅雨の末期と言われていますが、6月30日からの大雨で、大雨洪水警報(6/30 16:25)が全域に、土砂災害警戒情報(6/30 17:05~7/1 5:50)が愛知県境、阿南町新野境付近に発令されました。
この雨で、天竜川もかなり増水し、ヘリポートも冠水してしまいました。総雨量は237mm、時間最大雨量は30日17時の35mmでした。
役場職員は、第1配備体制により夜を徹して情報収集等にあたりました。避難準備情報や避難勧告の発令も起こりうる状況ではありましたが、幸いそこまでの状態には至らなかったため、村内放送にて各自の安全確保に努めていただくようお願いをしました。

翌日(7/1)、災害状況の確認のため、5班に分かれて村内パトロールを実施しました。村内いたるところで小規模の土砂崩落や路肩決壊などが発生しておりましたが、人的被害等なく安堵したところです。


(増水により松島ヘリポートが冠水)

7月3日から4日にかけて雨が降り続きました。総雨量は138mm、時間最大雨量は19mmとさほど大したことはありませんが、先日の大雨から日も浅いということもあり、土砂崩れ等が心配されます。何事もないことを祈ります。