9月後半の出来事など

9月22日、令和3年度地方創生拠点整備交付金事業・過疎対策事業として実施する駅前活性化施設の地鎮祭が執り行われましたので出席しました。
当日は、コロナ禍ということもあり最小限の参加者で、満島神社遠山宮司により厳かに行われました。
この施設は、1階部分に買い物拠点施設を、2階部分に村営住宅を整備する複合施設です。買い物拠点整備に関しては、高齢化に対応した買い物支援対策と商店の後継者不足対策、並びに地域内の経済循環を構築するため、また、住宅に関しましては、需要と供給のバランスから以前から単身者向けの住宅整備が求められてきており、定住促進を推進するために重要な施設となります。
これらが整備されることにより、村民の皆様の利便性の向上はもとより、地域の賑わいを創出するきっかけとなったり、交流人口の増加による地域活性化、さらには雇用や産業及び観光面での効果が期待できます。
平地の少ない当村において、こうした村の考えにご理解をいただき交通の便が非常に良い駅前の適地を譲渡いただきました地権者の皆様には心より感謝申し上げます。また、これから工事が完了するまでの間は、周辺地域の皆様には大変ご迷惑をおかけすることになると思いますが、どうかご理解ご協力をお願いいたします。
さらに、新型コロナの影響に加え、ウッドショックやアイアンショックなどここにきて予期せぬ事態に直面しており、タイトな工期が求められておりますが、施工される皆様にはぜひ工事が安全に進みますことをお願いいたします。

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9月26日、令和3年度地震総合防災訓練を実施しました。
当初は、防災の日に併せ9月1日に行う予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大により長野県の警戒レベルが5の特別警報Ⅱが発令されるとともに、医療非常事態宣言も発令されていたため、やむなく延期としたものです。
当日は生憎の雨模様ではありましたが、大勢の皆さんにご参加いただき、併せて日赤奉仕団や消防団の皆さんにもご協力いただく中、計画どおり訓練することができました。
近年、地震だけでなく豪雨等による土砂災害等が全国的に発生しており尊い命も奪われています。これらの災害を自分事としてとらえていただき、併せて「自分の身は自分で守る」を第一義的に考え、有事の際にはどう行動したらよいのかを平時においてお考えいただければありがたいと思っております。
「災害は忘れた頃にやってくる」といいますが「備えあれば憂いなし」とも言います。常に防災の意識をもっていざという時のために備えていただきたいと思います。

9月27日、秋の全国交通安全運動が実施されており、阿南交通安全協会天龍支部では、今日から毎朝、街頭指導を行っています。歩行者も運転手も交通ルールを守って交通安全に心がけてください。

9月28日、新型コロナウイルス感染症に関し、県の警戒レベルが4から1日引き下げられましたので、これを受け村の本部対策会議を開催し、今後の行事やイベント開催の基準、公共施設の利用制限等について協議しました。詳細については別ページにてご確認ください。

9月29日、自民党の総裁選挙が行われ岸田文雄議員が当選されました。政権与党として是非地方にも目を向けていただきたいと思います。

9月30日、阿南安全協会天龍支部の皆さんによる交通指導所が開設されましたのでお手伝いに行ってきました。
今年の交通安全スローガンは 『 ゆとりある 心と車間の ディスタンス 』です。

東京2020オリ・パラ、木材提供記念品の配布

今年7月23日に開幕した「東京2020オリンピック・パラリンピック」が、新型コロナなどいろんな制約等がありながらも先日(9月5日)閉幕しました。「多様性と調和」をテーマに「共生社会の実現」というメッセージが強く込められた記憶に残る歴史的大会だったと思います。

天龍村でも、日本開催のオリ・パラに少しでも協力したいとの思いから、2年前、関連施設である「選手村ビレッジプラザ」の建築用材として村の木材を提供しました。
役目を終えた木材は、今年11月と来年1月の2回に分け村に返却される予定で、現在受け入れ準備や戻ってきてからの活用等について検討を行っています。

併せて、今回の世界的スポーツイベントに参加した記念として、同じ山林から産出された木材を活用し「掛け時計」を作製し、村民の皆様(各世帯)に配布させていただきました。
ヒノキ製ということもあり、とても香りがよく、木の暖かみを強く感じられる時計です。しかも、木目などは全て違っており、世界でたった一つの時計でもあります。大切に使っていただければありがたいと思います。

9月前半の出来事など

9月1日、防災の日に併せ「地震総合防災訓練」を実施する予定でいましたが、新型コロナウイルス感染症に係る県の警戒レベルが5となっていますので、今月26日(日)に延期して行うことにしました。皆さんのご協力をお願いします。

9月5日、東京パラリンピックが閉幕しました。コロナ禍の制約等もあり、いろんな意味で記憶に残る歴史的大会となりました。また、多くのパラアスリートが障害を持ちながら競技に打ち込む姿は、私たちに多くの感動と勇気、そして希望を与えてくれたと思います。
一昨年、天龍村鶯巣区の出身で、当時、日本障がい者スポーツ協会に勤務されていた関口一道さんのご紹介で「車いすバスケット」の日本代表選手の皆さんとお会いする機会を設けていただき、中学生とともに手づくりハンガーを届けてまいりました。当日は、国際強化試合も見学させていただき、車いすバスケットの迫力ある動きやハイスピードの展開等を実感し、あの時の会場の熱気を今も忘れません。
また、その折に関口さんがおっしゃっていたことに「この世界に入って30年ほど経つけれど、当時は、障がい者スポーツは「福祉」の哀れみの「運動支援」と言う考え方が主流で、リハビリとは名ばかりで「あんな身体で・・・」などと言う表現が多く飛びかっていた時代でした。ところが、1998年の長野パラリンピック大会を契機に、障がい者スポーツの新聞での取扱いが社会面からスポーツ面へと移行し、段々に「障がい者スポーツ」として位置付けられ、そして「パラスポーツ」と呼ぶようになり、テレビのBSでは生中継を放映したり、また、各スポンサーが大会を開催したりするなどの展開を果たしてきた、そんな世界だ。」と言っておられたことがとても印象に残っています。
今回の東京大会は、オリンピック・パラリンピック共通の理念である「多様性と調和」をテーマに、障害の有無にかかわらずお互いを認め合う「共生社会の実現」というメッセージが込められていましたが、日本社会ではまだその理念とは程遠い現実があります。しかし、今回のパラリンピックを通し、そうした問題や課題に対する「気づきの種」は確実に撒かれたと思っておりますし、この東京大会がレガシーとして後世に語り継がれるよう私たちも努力しなければならないと感じました。

9月6日、新規建設中の(仮称)神原トンネルを視察させていただきました。予定延長759mうち216m掘り進んだ状況で、施工業者の岡谷組・小池建設JVの皆さんにお話をお聞きすると、予定通り順調に進捗しているとのことです。トンネルは水平ではなく上部から下部に向かって掘削しているため、水が溜まる心配や掘ってみないとわからない土質(硬さ)の心配等があったようですが、問題なく進められているそうです。安全第一で施工いただきたいと思いますし、予定通り竣工できることを期待します。

9月8日、令和3年第3回天龍村議会定例会が開会しました。私から今定例会に提出した案件は、人事案件3件、条例案件2件、予算案件5件、決算認定6件、報告1件、その他案件1件でした。そのうち、人事案件は副村長の選任、教育長及び教育委員の任命であり、副村長に竹田順次氏、教育長に村澤資憲氏、教育委員に宮澤くるみ氏をお願いしたいとしたところ、3名共に原案どおりご同意いただけました。任期は副村長、教育長は10月1日から、教育委員は10月26日からスタートします。いろんな場面でお世話になりますがよろしくお願いします。

9月9日、令和4年度採用予定の新規採用職員面接をオンラインで行いました。新型コロナの影響で初めての試みでしたが、大きなトラブル等もなく終えることができました。

同日、新型コロナウイルス感染症対策天龍村本部会議を開催しました。県の警戒レベルが5から4に引き下げられることによる村の対応を協議しました。この結果、おきよめの湯を通常営業することにしましたので、皆さんのご利用をお願いいたします。

9月10日、敬老の日を前に例年実施していました「敬老大会」を新型コロナウイルス感染拡大防止のため残念ではありますが中止させてもらいました。
これまで、村を支えてきていただいた諸先輩の皆様方に敬意を表しますとともに、いつまでもお元気でお過ごしいただきたいと思います。
なお、今年度は、百歳以上の方が7名、白寿の方が5名、米寿の方が28名おられ、その皆様には記念品を贈呈したいと考えています。また、満75歳以上の皆様405名に対しましては、敬老祝金等を贈呈したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

9月11日、天龍村大運動会を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止とさせていただきました。
保育所や小学生の皆さん始め、保護者、ご家族の皆さんには大変申し訳なく思っておりますがご理解をお願いします。
なお、日を改めて小学校の校内運動会を計画してくださるようなので、その時には精一杯頑張ってもらいたいと思います。

9月13日、千葉県八街市で起きた交通事故を教訓に、天龍小学校の通学路安全点検を実施しました。学校、PTA、警察、建設事務所、教育委員会などが立ち合い、事前に調査した危険個所を確認しあいながら、対応等について意見を出し合いました。
現行の通学路は狭隘で急カーブ、急こう配の箇所も多いので、しっかり安全対策を講じてまいりたいと思います。

9月15日、例月出納検査が行われました。

9月16日、令和3年度道路功労者表彰の伝達式が飯田建設事務所で行われ、天龍村の戸口・足瀬地区の皆さんが受賞されました。受賞の内容は、昨年7月豪雨災害で国道418号の戸口~足瀬間において法面の大崩落があり、その際、情報連絡や安全確保に尽力いただいた功績が多大であったとのことであります。現在もまだ仮設道路での通行となっており、生活面で不便な状況は続いていますが、早期に安全な道路が整備され、地域住民の皆さんが安心して生活できる環境を整えていただけるよう県の皆様にはお願いをしたいと思います。

同日、町村会、広域連合会議、下伊那土木振興会、下伊那郡土木技術センター組合などの会議がそれぞれありましたので出席しました。

9月17日、第3回定例議会が閉会となりました。上程した案件は全て原案どおり可決いただきました。今議会は令和2年度の決算審議を行っていただいた議会でもありましたが、細部についていただいたご意見等は真摯に受け止め、適正な事務を行うよう努めてまいりたいと思います。

8月後半の出来事

8月18日、お盆前の12日から断続的に降り続いた長雨により、8月18日午前4時5分に気象庁から土砂災害情報が発表されましたので、これに伴い午前4時10分に「高齢者等避難」を、またさらにレベルが上がったため午前7時20分に「避難指示」に切り替え発令させていただきました。併せて、村内26か所の指定避難所を開所し、村民の皆さんに避難等の呼びかけをしました。
結果的には、大きな被害等もなく安堵したところですが、今後におきましてもこうした避難指示等の発令があると思いますので、村民の皆様にはご留意いただければと思います。

8月20日、天龍村を含む長野県全域が、新型コロナウイルス感染症に係る長野県の感染警戒レベル5(特別警報Ⅱ)に引き上げられました(9月2日まで)ので、村でも対策本部会議を開き今後の対応等について協議しました。
その結果、村主催の行事・イベントは期間中、中止または延期。一般の方が主催する行事・イベントは特別な事情等を除き延期または中止を検討するよう協力要請することとしました。また、公共施設の利用等につきましては、同じく期間中閉鎖又は一部制限を設けました。詳しくは村ホームページをご覧ください。
なお、おきよめの湯につきましても、閉館させていただきますのでご理解をお願いします。


(職員は分散して業務を行っています)

8月24日、長野県町村会政務調査会(建設部会)が青木村で行われましたので出席しました。建設部会として県及び国に対する要望事項の確認を行い、その後に青木村内の施設等を視察させていただきました。
役場庁舎に加え、重点道の駅に指定された「道の駅あおき」、「ふるさと公園あおき」、「岡石工業地」、「五島慶太未来創造館」などすべて立派な施設でありました。上田市に隣接し、平地も多く、村全体がコンパクトにまとまっているという印象を持ちました。
ちなみに、ふるさと公園内にある複合遊具は約6千万円だそうです。


(青木村役場)


(道の駅あおき)


(複合遊具)


(五島慶太未来創造館前で建設部会の町村長さんと記念写真)

8月25日、令和3年第3回天龍村議会臨時会を招集し、「令和3年度 地方創生拠点整備交付金・過疎対策事業 駅前活性化施設・住宅建設工事の請負契約」の議決及び補正予算案の採決をお願いしました。原案どおり可決いただきました。

同日行う予定でした日赤奉仕団・消防団合同救護訓練は、新型コロナウイルス感染症対策のため9月1日(防災の日)に予定していました「地震総合防災訓練」が9月26日に延期になったため、同じく延期となりました。

8月27日、南信州広域連合議会臨時会が行われましたので出席しました。繰越明許費の報告と監査委員の選任ついて協議し、原案どおり可決されました。

8月30日、昇龍まつり実行委員会を開催し、イベントの開催可否について協議しました。事前アンケートの結果、「規模を縮小して開催」というご意見と「延期または中止」というご意見がほぼ半々に分かれており、協議の結果、昇龍まつりとしては1年延期し、その代わり村民の皆さんの発表の場や作品展示の場は設けてもらうよう、公民館に文化祭の開催をお願いするということで決定しました。楽しみにされていた皆さんには大変申し訳ない訳ですがご理解をお願いします。

8月31日、林務委員会が行われましたので出席しました。議題のメインは谷京への入山についてであります。協議の結果、入山受付は村民のみ9月10日から行い、村外者の入山は不可ということになったようです。

同日、新型コロナウイルス感染症天龍村対策本部会議を開催し、県が30日付けで発出した「命と暮らしを救う対策期間」(9月3日~12日)の対応について確認し、村の対応について協議しました。
その結果、県の方針に合わせ村でも同様の対応をとることと行事やイベント、公共施設の利用制限等についても前回決定したとおりの内容で継続することになりました。ご理解とご協力をお願いします。