第52回天龍梅花駅伝の中止のお知らせ

天龍村の一大スポーツイベントである「第52回天龍梅花駅伝」(2月20日開催予定)の中止についてお知らせいたします。

皆さんご承知のように、この天龍梅花駅伝は、早春の信濃路を駆け抜ける本格的な駅伝大会として、関係機関や地域の皆様に支えられてきた伝統ある大会です。また、近年、県の縦断駅伝や全国の舞台で活躍する選手がこの駅伝大会を経験しているということもあり、人気、注目度ともに高く、毎回多くのチームにご参加いただき大変盛り上がっておりますし、天龍村が1年のうち最も賑わう日として位置づけられてもいます。

しかしながら、今年に入ってから新型コロナウイルスの猛威により、感染者が急激に拡大し続けており、全国的には連日7万人を超える新規陽性者が確認されていますし、長野県におきましても連日のように過去最多の新規陽性者が確認され、1月26日には「まん延防止等重点措置」の適用を1月27日から2月20日までの間行うと発表されたところであります。

大会実行委員会では、「新型コロナウイルスの負けない、そしてコロナ禍でもワクチン・検査パッケージの活用や徹底した感染予防対策等を講じれば開催できる」と信じ、これまで準備を進めてきましたが、まん延防止等重点措置が2月20日までの期間になっていることにより、選手並びに大会関係者、村民の皆様始め全ての皆様の安全・安心を確実に確保することが非常に難しいと判断し、断腸の思いではありましたが第52回天龍梅花駅伝は中止と決定させていただきました。

天龍梅花駅伝を楽しみにされていた皆様、またこの駅伝を目標に練習を重ねてこられた皆様、大会関係機関やスタッフ等としてご協力いただく予定でいました皆様など関係するすべての皆様には、大変申し訳ございませんが今回の中止決定について何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

なお、来年こそは昨年、今年の2年分の思いも込め盛大に開催したいと考えておりますので、引き続きご支援ご協力をお願い申し上げます。
本当に申し訳ございませんでした。

令和4年1月28日
天龍梅花駅伝大会長 永嶺 誠一


(令和2年(2020年)に開催した第51回大会、スタート直前の様子)

新型コロナウイルス第6波について

本日(1/26)、長野県より天龍村で新型コロナウイルス感染症の陽性者が1名確認されたと発表がありました。
感染された方、ご家族をはじめ関係者の方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご快復をお祈りいたします。

飯田保健福祉事務所によりますと、本日陽性が公表された方は70代の男性で1月25日に医療機関においてPCR検査を受け陽性が確認されたそうで、現在医療機関に入院中とのことであります。
感染経路や濃厚接触者等については、現在、飯田保健所において調査中でありますが、この方と村民の皆さんとの接触は、ほぼないだろうとのことですので、村民の皆さんには、冷静に行動していただきますようお願いいたします。

天龍村内での陽性者の公表は、一昨年12月26日以来、約1年1か月ぶりとなりますが、今年に入ってから飯田市や阿南町など近隣市町村においても感染が急激に拡大しており、私たち一人一人が改めて気を引き締め直して、基礎的な感染防止対策を今一度徹底する必要があります。

また、今回の「第6波」は、感染してから短時間でウイルス量が増えることが特徴です。気が付かないうちに感染していたり、人にうつしてしまったりする状態になっていることを想定して行動する必要があります。従いまして、特に次のことを徹底していただきますようお願いいたします。
・マスクの着用、できれば不織布のマスクを正しく着用する
・マスクなしでの会話はしない
・手洗いと手・指の消毒を徹底する
・寒い時期ですが、換気を頻繁に行う
・密の状態を作らない

また、無症状でも感染している例が数多く確認されております。もし、風邪のような症状がある場合には、外出・出勤を控えるとともに、事前に連絡の上、医療機関を受診していただきますようお願いいたします。
さらに、感染の不安がある場合は、村で配布している簡易検査キットや県が行う薬局での無料の抗原定性検査等を利用して検査をしていただきますようお願いします。
もし、簡易検査キットで陽性反応が出た場合には、天龍村国保診療所や阿南病院などの診療・検査医療機関へ速やかにご相談いただきますようお願いいたします。

さらに、3回目のワクチン接種につきましては、65歳以上の皆さんは2月6日と8日に、64歳以下の皆さんは3月13日と17日に集団接種を行う予定です。順次接種券を発送してまいりますので、どうか積極的な接種をお願いいたします。

先ほども申しましたが、今は、誰がいつどこで感染してもおかしくないという状況です。感染した方を責めるようなことのないように、差別や誹謗中傷は行わず、お一人お一人が「思いやり」の心を持ち「支え合い」の輪を広げていただきますようお願いいたします。

最後に、村民の皆様一人一人の行動が、感染拡大を抑え、命を守り、暮らしを守ることができるかどうかの分かれ目となります。どうか皆様方の一層のご理解とご協力を心からお願いいたします。

1月前半の出来事など

1月5日、天龍村社会就労センターの仕事始めでした。お勤めいただいている皆さんに対し「寒い日が続いていますし、新型コロナウイルスの感染拡大が心配されますが、健康第一で今年も元気で通っていただきたい」とあいさつさせてもらいました。

1月6日、天龍農林業公社の仕事始めでした。社長として職員の皆さんに「今年は運気の強い年と言われているので、公社も皆さんも上向きなるよう期待したい」とあいさつさせてもらいました。

同日、参議院議員の宮島喜文先生が来庁され、新年のご挨拶を兼ね懇談させていただきました。新型コロナウイルスや災害復旧など村民の皆様の心配の種を1日も早く取り除くよう、頑張っていただきたいとお願いしました。

1月7日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い南信州圏域の警戒レベルが3に引き上げられましたので、天龍村新型コロナウイルス対策本部会議を開催し、今後の対応等について協議しました。

同日、PTAの皆さんと懇談させていただきました。「通学路の安全確保」や「教職員住宅の整備」などの貴重なご意見やご提言をいただきました。特に通学路の安全対策については早速取り組んでまいりたいと思います。

1月8日、天龍村議会全員協議会を開催しました。協議内容は、子育て世帯への臨時特別給付金について補正予算(専決)をご承認いただくことと中学生の海外研修事業について中止等することの報告でした。

同日、伝統ある天龍村消防団の出初式がコロナの感染拡大が心配される中、なんでも館で挙行されました。式は、屋外での閲団の後、屋内で国会議員、県会議員始め多くのご来賓の皆様にご臨席をいただき厳粛に行われました。団員数が減少する中、消防団員に課せられた村民の期待は非常に大きなものがあり、その期待に応えられるよう今年も頑張っていただきたいと激励させていただきました。

1月11日、新型コロナウイルス感染警戒レベルが1月8日にレベル4に引き上げられ、さらに翌9日には飯田市、11日には松川町、高森町、阿南町、喬木村がレベル5に引き上げられたことにより、天龍村新型コロナウイルス対策本部会議を開催しました。お隣の市町で感染拡大していることから、改めて村民の皆様への感染予防対策の徹底や、村行事や公共施設の利用制限等を行うことを決めました。

同日、まち・ひと・しごと創生総合戦略審議会を開催しました。主に第1期の最終値の検証と第2期に対するご意見をお願いしました。目標達成に向け皆様方のご協力をお願いいたします。

1月12日、13日両日にわたり、地域おこし協力隊(8名)及び集落支援員(3名)の皆さんとの個々面談を行わせていただきました。現在、それぞれの皆さんが目的、目標を持って活動していただいていますが、毎年このような直接面談する機会を設けさせていただき、今抱えている課題や悩み、要望等を聞かせてもらっています。今回も多くのご意見等を聞かせていただきましたので、彼らが少しでも活動しやすいようできる限りの支援等をしていきたいと思います。

2022年(壬寅)の幕開け

新年明けましておめでとうございます。
皆様には健やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
また、本年が皆様にとりまして幸多き年になりますようご祈念申し上げます。

1月1日、令和4年がスタートしました。
年越し寒波の影響で非常に寒い元旦を迎え、降雪や水道管等の凍結などが心配されましたが、幸い大きなトラブル等もなく越年できました。
そんな元日の朝、平岡郵便局で行われました「年賀郵便元旦配達出発式」に出席させていただきました。郵便局の職員の皆さんには、日頃より郵便を通じて村民の見守りや道路の損傷個所の報告などを行っていただいており改めて感謝申し上げたいと思います。
出発式では松岡平岡郵便局長や熊谷神原郵便局長のあいさつ等があり、その後、栄養ドリンクで乾杯し、それぞれの担当地区に向け出発して行かれました。
今年の年賀状は、昨年より約4000通減少したとのお話をお聞きしました。インターネットの普及等が原因ではないかとのことですが、年賀状は日本古来からの元旦の風物詩でもあります。そうした意味で心のこもった年賀状も沢山あるかと思いますので、交通安全には十分気を付けていただきながら、どうか確実にお届けいただきたいと思います。

1月2日、天龍村公民館主催による「天龍村成人式」が行われました。
新型コロナウイル感染症や災害等の影響により2年間延期となっておりましたが、昨今における新型コロナの感染状況が比較的落ち着いているということと正月を利用して帰省している対象者の方が多いということで本日の開催となりました。
天龍村では例年8月のお盆の時期に開催していますので、正月開催はひょっとしたら初めてのことかもしれません。まずは、成人者のためにこうした心のこもった式典を開催していただいた鎌倉公民館長始め公民館の皆さんに感謝申し上げます。
今回は一昨年開催予定の対象者と昨年開催予定の対象者との2学年合同での式となりましたが、成人者にとりましては一生に一度のことでもありますので、記憶に残る成人式になったのではないかと思います。
成人された皆さんには、それぞれの夢や目標に向かって頑張っていただきたいと思いますし、ふるさと天龍村に対しそれぞれの立場でお力添えを賜ればありがたいと思います。

同日、天龍温泉おきよめの湯が令和4年の営業をスタートしました。
開店と同時に大勢の皆様にご来館いただき、にぎやかな初日となりました。県外ナンバーの車が多く見受けられましたが、路面が凍っているところもございますので、来館の際は交通安全に留意してきてください。
本年もどうぞご贔屓のほどよろしくお願いいたします。

1月3日、龍泉閣の営業がスタートしました。
昨年は開業20周年ということで節目の年を迎えました。これまで多くの皆様にご愛顧いただき感謝申し上げます。
引き続き職員一同皆様のお越しをお待ちしておりますので、本年もよろしくお願いいたします。

同日、天龍村の霜月神楽の一つ「向方おきよめ祭り」が行われましたので見学させていただきました。
今年は比較的穏やかな天候に恵まれたせいもあって、大勢の皆さんが神社に集まっていました。
また、後継者不足からこうした伝統芸能を継承することが困難になっている中、この向方おきよめ祭りはこの地域とのつながりを持った都市部の皆さんが大勢ご協力くださり、舞手等として参加し、いつも通りのお祭りが行われました。
「不易流行」という言葉のとおり、変わらないものあるいは変えてはならないものは維持し、時代の変化とともに変えるべきところは変えていきながら、こうした伝統文化を守っていってほしいと思います。

なお、坂部の冬まつり、大河内池大神社例祭については、昨年同様、新型コロナウイルス等の影響により神事のみ行うとのことです。1日も早く収束し、例年通りのお祭りができることを願うばかりです。

1月4日、役場の仕事始めです。
私から職員の皆さんに今年行いたいと思うこととして次の事をお話させていただきました。
・新型コロナウイルスのワクチン接種や子育て支援及び生活困窮者への給付金事業、さらには経済対策などを間断なく行い、村民生活の不安を少しでも早く払しょくできるよう努めること
・災害復旧対策について、1日も早い復旧・復興を目指し、関係機関とも連携しながら進めること
・買い物弱者対策等として進めています「平岡駅前活性化施設及び住宅建設」について、予定どおり3月までには完成させるとともに、5月ゴールデンウィーク前には店舗がオープンできるよう進めること。
・総合体育施設の建設について、村民の皆様のご理解をいただきながら安全に工事が進捗するよう努めること
・小中学校の併設について、天龍村の後世に残る一大教育改革となるので、慎重・丁寧に、かつこれまでの過程を大事にしながら確実に進めていくこと
・その他にも、過疎化、少子高齢化対策として福祉施策や移住定住施策を積極的に取り組むことや、子育て支援、産業振興、防災対策、道路・水道などの住民生活に直結したインフラ整備などについても村民の安心・安全の構築のために推進してまいることなどであります。
村民の皆様にも是非ご理解とご協力をお願い申し上げます。