9月の出来事など③

9月23日、天龍中学校で第52回譲葉祭が開催されましたので出席しました。今年のテーマは「Only one 最高の笑顔をもう一度」。少ない人数の中、全校で力を合わせて楽しみながら一生懸命準備を重ねてきたという遠山楓実行委員長のあいさつのとおり、それぞれが協力しながら全力を出し切った思い出深い譲葉祭になったと思います。この場所での譲葉祭は近い将来できなくなるかもしれませんが、譲り葉のようにこの伝統ある譲葉祭を後輩に引き継いでいってほしいと思います。

同日、台風15号の影響により、天龍村に夜遅く大雨洪水警報が発令されました。警報は翌朝未明に解除されましたが、村道天竜川線と林道虫川新野峠線で法面崩落の災害が発生しました。これにより、鶯巣宇連地区への通行ができなくなるほか停電、電話・CATV不通となり3世帯4名の皆さんが不自由な生活を余儀なくされました。
災害復旧に早急に取り組みたいと思います。

9月26日、被災した災害現場を視察しました。村道天竜川線は応急的に通行が確保できるよう崩土の除去をしました。林道虫川新野峠線は2か所で被災、災害査定を受けるための準備を進めていきたいと思います。林道の1か所は今年3月に災害復旧工事が終えたばかりでの再度災害なのでショックは大きいです。

9月27日、安倍元首相の国葬式が行われ、役場で半旗を掲揚させていただきました。改めてご冥福をお祈り申し上げます。

同日、阿南交通安全協会天龍支部による交通安全運動街頭指導が行われましたので参加しました。最近、工事に伴う大型車両の通行も増えてきましたので、より一層交通安全には注意していただきたいと思います。また、役場では10月1日より「飲酒運転を根絶するためのアルコール検査」を義務化することにしました。

9月28日、令和4年度天龍村敬老大会を開催しました。新型コロナウイルス感染症の影響により3年ぶりの開催でしたが、依然として収束が見えないコロナ禍にあり、規模を縮小しての開催とさせていただきました。今年度、節目の年を迎えられます皆さんは、米寿の方が34名、白寿の方が4名、100歳以上の方が8名いらっしゃいます。本当におめでとうございます。
長年、それぞれのお立場で社会に尽くされ、今の私たちが笑顔で豊かな生活を送ることができるのは、皆様が築き上げてくださった礎あってのことだと思っております。その行動力と創造力に深く感謝を申し上げます。引き続き、いつまでもご壮健で心豊かな人生を過ごされますことをご祈念申し上げます。

また、今年100歳を迎える長島宇連の寺平安一さんを訪ね、内閣総理大臣および長野県知事からのお祝いの賞状等を伝達させていただきました。長寿の秘訣は何かと尋ねましたところ、ご本人からは特に返答はございませんでしたが、息子さん曰く「自然の中でのんびり暮らしていることがいいのでは」と申されていました。これからもお元気でお過ごしください。

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同日、天竜川橋の安全祈願祭が行われました。できるだけ早期に完成することを期待します。

9月の出来事など②

9月7日、南信州観光公社の高橋社長ほか役員の方が来庁され、信南交通(株)が撤退した天竜舟下り事業を新たに分社型分割方式で「南信州リゾート株式会社」を設立し、事業を受け継いでいきたいとの説明をいただきました。併せて、新会社への出資について検討をお願いしたいとの要望もございました。村としましては、趣旨は理解できるが当事業による天龍村へのメリットを明確にしてもらわない限り出資は難しいとのお話をさせていただきました。

9月8日、法政大学のSJ国内研修として髙柳教授が7名の学生さんを連れて来村され、村内にある平岡ダムや慰霊碑などを視察研修していかれました。このSJ国内研修はコロナの影響で中止した年もありますが毎年実施されており、これまで多くの学生さんが当地域の歴史や文化等を学ばれております。今年は13日までの日程で飯田下伊那地域を回られるそうです。

9月10日、ていざなす組合の皆さんと一緒に豊橋市のサンヨネさんにお邪魔して、ていざなすを扱ってもらえないか商談に行ってきました。三浦社長はじめ社員の皆さんに温かく迎えてもらい、よい方向で話が進みそうです。販路拡大につながることを期待します。

9月12日、阿南町ナピカの杉本社長と満島屋の町田社長が来庁し、先週、コロナ関係で数日間、店を休業したことについてお詫びと説明に来てくださいました。非常事態とはいえ、何日も休業することは村民の皆さんも困ってしまいますことから、応援体制を整えていただくなどの検討をお願いいたしました。

9月15日、令和4年度第3回天龍村議会定例会最終日でした。一般質問は2名の議員からあり、ご提案いただいたご意見等はしっかり対応していきたいと思います。また、今議会は令和3年度一般会計他の決算認定を行っていただく議会でもあります。いくつかご指摘等もございましたが、真摯に受け止め、引き続き健全財政に努めていきたいと思います。なお、上程した議案は全て原案どおり可決いただきました。

9月16日、町村会、南信州広域連合会議が開催されましたので出席しました。この中で、地方版図柄入りご当地ナンバープレートの導入検討について議題となり、事前に行ったアンケート調査の結果、賛成またはどちらかというと賛成という回答が全体の7割を超えていましたので、導入の方向で今後取り組んでいくことに決定しました。今後、(仮称)ナンバー創設推進協議会を創設したり、住民向けの説明会等を開催したりしながら、地域住民の合意形成を図っていくことになります。順調に進めば、今年11月までに地方運輸局へ要望し、来年3月末ごろ正式な申込が行われるとのことです。さらに新しいナンバープレートの交付開始は、令和7年5月頃になるとのことであります。

9月20日、台風14号による災害等が心配されましたので、昨日の明るいうちに避難所の開設等を行いましたが、幸い累積雨量も少なく、大きな被害はありませんでした。ただし、村道で1か所法面崩落があったほか、風の影響で道路に倒木や落葉等が散乱しておりました。被災した箇所は今後災害復旧工事で対応していきます。
台風一過となった本日の夕方、役場から見える西の空がきれいだったので思わず写真を撮りました。

同日、令和4年度いきいき活動支援金選定委員会を開催し、申請のあった2件についてご意見等をいただきました。この事業はそもそも、村民の皆さんが自らの知恵や工夫によって地域の特性等を活かした自主的かつ主体的に取り組む活動に対して支援しようというもので、平成21年度からスタートしたものです。
過疎化や少子高齢化が進む中で、こうした自主的な活動は村の元気を生み出す源だと思っております。今後も多くの皆さんに波及することを期待します。

9月21日、秋の全国交通安全運動が今月末日まで行われています。初日の今日は、阿南交通安全協会天龍支部の皆さんと一緒に龍泉閣前に交通指導所を開設し、運転手の皆さんに啓発活動を行いました。

9月22日、定例の課長会議を開催し、その中で安倍元首相の国葬に関する村の対応について、長野県の対応に準じ天龍村役場庁舎のみに半旗を掲揚することとし、職員等へ黙とうなどの要請はしないことを決定しました。併せて、小中学校など教育機関に対しては、一切同様の行為等は求めないこととしました。半旗掲揚の理由としては、長野県が実施するということと国葬を政府が閣議決定した以上、自治体が弔意を示すのは自然と考えるためであります。いろんなご意見等があろうかと思いますが、ご理解をお願いします。

9月の出来事など①

9月期の報告をする前に、天龍村での「平和の種プロジェクト」の状況をお伝えします。6月29日に撒いた種は8月24日現在見事にきれいな花を咲かせています。

9月1日、地震総合防災訓練を実施しました。新型コロナウイルス感染症も心配されたところですが、災害はいつやってくるかわからないということもあり、感染予防対策をしっかり行いながら、防災の日である9月1日に開催した次第です。今回の訓練は南海トラフ地震を想定した避難訓練などを中心に行いましたが、近年では地震のみならず大雨等による大規模な自然災害が多く発生していることから、そうした事態も想定した総合的な訓練としました。平日開催ということや生憎の天候ということもありましたが、大勢の村民の皆さんにご参加ご協力をいただき、予定どおり実施することができました。村民の皆様には、この訓練を機に改めて有事の際に自分がどのような行動を取ったらよいのか、あるいは取るべきかを今一度確認していただきたいと思っております。また、村でも今後もこうした機会を設けながら村民の皆様に身の安全の確保徹底や防災への備えなどをお願いしていきたいと考えます。

9月5日、令和4年第3回天龍村議会定例会を開会しました。私から今定例会に提出しました案件は、人事案件1件、条例案件1件、予算案件5件、決算認定7件、報告1件、その他案件1件です。このうち、任期満了に伴う天龍村教育委員会委員の任命について、松下清治氏の再任をお願いしましたところ全員意義なくご同意いただきました。議会の会期は9月15日までの11日間です。

9月6日、国道418号整備促進期成同盟会及び愛知・長野県境域開発協議会による要望活動等を長野県建設部並びに県議会に対し行ってきました。国道418号も主要地方道飯田富山佐久間線も天龍村にとっては重要な路線でありますので、1日も早い改良整備をお願いしたいことを強く訴えてきました。

8月後半の出来事など

8月16日、早稲田大学のOBで現在映画監督などで活躍されている太田信吾さんが、文化庁事業として記録映画「秘境駅清掃人」を製作することになり、撮影を兼ね来村されました。今回の映画は、天龍村の景色に惹かれ無人駅をキックボードで回りながら清掃をする20代の青年、高橋さんを主人公に追いかける記録映画で、2023年公開予定で制作を進められているそうです。
高橋さんは毎週のように愛知県から天龍村に訪れ、秘境駅の清掃に励んでおられるとのことです。なかなかできないことで頭が下がります。素敵な記録映画ができることを期待します。

8月18日、天龍村社会就労センターあり方検討委員会を開催しました。この施設は、村内唯一の授産施設として昭和37年に設置され、それ以降場所の移設や名称の変更等もありましたが、現在の場所に昭和51年11月に移設し運営を続けています。
現在、この社会就労センターには建物の老朽化対策と利用者の減少等の課題がありますことから、将来の社会就労センターのあり方について有識者の皆様のご意見を賜りたいと思い開催したものです。年度内には答申をいただけるものと思います。

8月19日、天龍村監査委員から令和3年度決算審査の講評をいただきました。総体的には概ね適正な財政運営をしているとの評価をいただきましたが、滞納額も高額で推移しておりますし、細部におきましても今回の決算審査以外の例月出納検査等でその都度、ご指摘をいただいている事案もまだまだございますので、こうしたご指摘を真摯に受け止め、今後、適正な事務執行に努めてまいりたいと思います。

同日、決算審査講評に引き続き例月出納検査を実施していただきました。

8月20日、町村会スポーツ大会が松川町、大鹿村を会場に行われました。天龍村からは野球とマレットゴルフに参加し、職員の皆さんがそれぞれ一生懸命頑張っていました。私も野球の応援に駆け付けましたが、久しぶりの町村職員同士のスポーツ交流は改めていいものだと感じました。

8月22日、南信州広域連合臨時議会が開催されましたので出席しました、専決処分の報告や補正予算の審議がなされ全て原案どおり承認されました。

8月23日、長野県町村会政務調査会(建設部会)が富士見町で開催されましたので出席しました。今回の部会では、国や県に要望する事項を協議し、道路整備を始め砂防、河川など国土強靭化のために真に町村にとって必要な事業を提案・要望することを決定しました。その後、富士見町町内を名取町長にご案内いただき、カゴメ野菜生活ファーム、「真澄」の酒蔵、宮坂醸造富士見蔵を見学させていただきました。カゴメはふるさと納税の返礼品として人気があるとのこと。真澄も低アルコール度やスパークリングなど時代に合った製品開発を進めているとことなどを教えていただきました。標高700~1200mの富士見町。高原の涼しい気候や八ヶ岳山麓からの湧水など、それぞれの企業に適した環境にあることを感じました。

8月24日、課長会議を開催し、来月の行事等の確認と7月に行った地区懇談会でいただいたご意見やご提案に対する検討を行いました。

8月25日、愛知・長野県境域開発協議会による愛知県要望並びに中部地方整備局要望を行いました。天龍村の道路整備に直接関係するわけではありませんが、飯田富山佐久間線については豊根村との行き来に利用している方が多い路線のため、現在行われている災害復旧工事が早期に完成するよう私からもお願いしてきました。

8月27日、町村会スポーツ大会、ゴルフ大会が飯田カントリーで開催されました。私も参加する予定でしたが、残念ながら急遽不参加となってしまいました。天龍村からは1名の職員が参加し、見事ドラコン賞を獲得したそうです。

8月29日、林務委員会を開催し、谷京の入山等についてご審議いただきました。併せて森林環境譲与税の使途や森林整備に係る村単独補助(上乗せ補助)についてのご意見もお伺いしました。

同日、長野県茶の共進会褒章授与式が上村振興センターで行われましたので出席しました。今年度は24点の応募があり、その中から長野県知事賞等を決定したところですが、今年は天候にも影響され、生育の前進とその後の低温により適期の摘採が難しく、品質の低下が見られたようです。しかしながら、茶は長野県南部地域の貴重な特産品であり、長野県茶協議会としましても関係機関や団体等と連携して、茶の振興をこれまで以上に図ってまいりますので、生産者の皆様におかれましては、引き続き茶の生産にご尽力を賜りますようお願い申し上げます。

8月30日、長野県河川協会総会並びに長野県治水砂防協会総会が長野市で行われましたので出席しました。昨今、大規模な自然災害が頻発する中、減災・防災・国土強靭化が重要となってきます。治水・砂防等引き続き関係機関等と連携しながら取り組んでいきたいと思います。

8月31日、県立阿南病院の医師確保に係る要望活動を県健康福祉部長に行いました。併せて県立病院機構にもお邪魔し阿南病院の医師充実についてお願いしてきました。県立阿南病院は、当下伊那南部地域の医療を担う中核病院であり、小規模の診療所が点在する当地域にとっては、地域住民に大きな安心感を与えてくれる存在でもあります。今後においても引き続き、医師の偏在を解消して、県立阿南病院の医師確保並びに増員を強くお願いしたいと思います。

同日、下伊那南部地区飯田富山佐久間線整備促進期成同盟会による長野県建設部長及び長野県議会への要望活動を行いました。リニア中央新幹線長野県駅までの下伊那南部地域からのアクセス道路として重要でありますし、唯一の生活路線でもありますので1日も早い改良整備が実施されるようお願いしてまいりました。