9月後半の出来事など

9月15日、例月出納検査がありました。その後阿南町長、売木村長とともに長野県庁に行き、下伊那南部地域の地域医療提供体制について懇談やらお願いをしてまいりました。県立阿南病院を含め医師不足が続いている現状を踏まえ、阿南病院の医師確保はもちろんですが、そのほかに地域が連携して医療提供体制を構築していく新たな提案を申し上げ、県として是非協力支援してほしい旨をお願いしてまいりました。我々の提案は長野県では初めての試みになるので慎重かつ前向きに検討していただけるものと感じてきました。

9月17日、長野県消防防災航空隊、飯田広域消防本部、阿南地区班所属の消防団合同の連携訓練が和知野川グラウンドで行われました。
消防団員を始め、早朝から多くの関係者が集まり準備が進められる中、松本から防災ヘリアルプスが到着。約900リットル入るバケットを下ろして、そこに消防団が水を給水。その後、バケットを吊り下げながら離陸し、想定した現場上空にて散水するという一連の流れを繰り返し行いました。
飯田広域消防署管内ではこうした連携訓練は初めてだとのことです。
秋になるとキノコ採りなど山に入る機会が多くなり、有事の際には今回のような訓練が活かされるかと思います。大変有意義な訓練になったと思います。
最後に鎮火の状況を確認するという想定で私もヘリに搭乗させていただきました。

9月19日、町村会、広域連合会議などが行われましたので出席しました。

9月20日、令和5年度敬老大会を実施しました。
新型コロナウイルスの影響により昨年度に引き続き、参加者を限定して行わせていただきました。
本年度は、米寿を迎えられた方が22名、白寿の方が3名、100歳以上の方が9名でした。そのうち今年100歳を迎えられた3名の方には内閣総理大臣および長野県知事から表彰状などが贈られ、私が代わって伝達させていただきました。
ご長寿、誠におめでとうございます。
これからもご自愛いただくとともに、ご壮健で末永く心豊かな人生を過ごされますことをご祈念申し上げます。

同日、都市部の大学に通う大学生との懇談を行いました。各種のイベントやツールを使って天龍村の事を知った学生さんが天龍村に2泊3日のフィールドワークに来てくれました。折角できたご縁ですので再度の来村を期待します。

9月21日、6月の豪雨によって被災した農地などの災害査定が行われました。農家さんのためにも1日も早い復旧を行っていきたいと思います。

同日、千葉県在住の高校生が天龍村の過疎化について話を聞きたいとのことで、オンラインで懇談させてもらいました。村がこれまで行ってきた事業や村の方針などいろんなことを説明させていただきました。遠方の地から天龍村に関心を持っていただいたこと、ありがたいです。

同日、新春恒例となっている「天龍寄席」の実行委員会を開催しました。出演者についてはなるべく早めに決定したいと思いますが、日程は令和6年1月14日(日)に決定しました。来年は第10回目の節目の年にあたりますので、是非大勢の皆さんのご来場をお願いたします。

9月25日、阿南安協天龍支部の皆さんのご協力をいただき、交通安全街頭指導が行われています。
天龍村では、現在交通死亡事故ゼロの日が継続中で9000日を超えています。交通安全には十分気を付けて記録をさらに更新していきましょう。

9月26日、ガーディアン72ボックスの受領式が売木村で行われましたので出席しました。
ガーディアン72ボックスは、災害で被災した際に1人が72時間で必要とする支援物資を詰め込んだ箱のことで、村では2020年7月にガーディアン72さんと協定を締結してきました。
今回贈呈いただいたのは30箱で、以前いただいた10箱と合わせ計40箱いただいたことになります。
箱の中には水や食料、衣類、生理用品、ラジオなどが入っており、これらの支援物資は協賛企業である立花容器(株)様(岡山県)が提供してくださいました。心より感謝申し上げます。

9月27日、天龍小学生による天龍ピカピカ大作戦が行われました。
学校活動として20年以上続くこの天龍ピカピカ大作戦。子供たちのお陰で年々ゴミの量は少なくなってはいますが、いまだに道路わきなどに捨てられています。子供たちの「村をきれいにしたい」の想いに少しでも応えられるよう村としても努力していきたいと思います。

同日、SKKの皆さんと懇談させていただきました。空き家、空き地の管理、猫の飼育指導、公共交通に関する要望など多くのご意見ご要望をいただきました。村として少しでも叶えられるよう努めてまいります。

9月28日、小学校、中学校の校長先生との教育懇談会を開催しました。
現在の学校の様子や課題などを聞かせていただくとともに、来年度から始まる小中併設校開校に向けた基本的方針などを確認させていただきました。

9月29日、天龍中学校「譲葉祭」の1日目が開催されました。
少人数の中、本番を迎えるまでの準備大変だったと思います。思い出に残る譲葉祭にしてほしいと思います。

9月30日、譲葉祭2日目。オープニングから全生徒が全力で企画運営していました。
来賓あいさつを頼まれましたので、私から「青味返り」のエピソードを交え生徒の皆さんにエールを送らせていただきました。
青味返りとは、新茶の時期になぜか古茶に青みが戻り、色づきや味がよくなること言います。
私も天龍中学校の卒業生なので、毎年、譲葉祭に参加させてもらうたびに当時のことが思い出され、青春時代に戻った気持ちにさせてもらえます。まるで青味返ったような感覚になります。今年もたくさんの感動をもらい青味返ることができました。
生徒の皆さん始め先生方、ご協力いただいた地域の皆さん、大変ご苦労様でした。

同日、在日中国人殉難列士慰霊法要が執り行われました。
この慰霊法要は、大戦中、平岡ダム建設にあたり強制的に日本に連行され、過酷な労働に従事させられた中国人の皆様の御霊を慰霊するもので、飯田日中友好協会を始め関係団体が実行委員会を組織して、5年に一度開催しているものです。
当日は天候にも恵れ、中国大使館から聶佳参事官のご臨席を賜るほか、国会議員や県知事を始めとする多くのご来賓の皆様にご出席いただく中、厳粛かつ盛大に行うことができました。
戦後78年が経過し、当時の様子などを語り継げる方が少なくなっていく中、こうした慰霊法要を通じて改めて正しい史実や犠牲となられた皆様やご家族の皆様の想いを確実に後世に伝えて行かなければならないと感じたところです。
また、日中両国が更に友好を深めるとともに恒久平和に努めていかなければならないと感じました。

9月前半の出来事など

9月2日、宮下一郎衆議院議員後援会飯伊市町村議員連盟総会が飯田市で行われましたので出席しました。
「伊那谷から日本を元気に」をスローガンに、益々この地域の発展のためにご尽力をお願いしたいと思います。

9月3日、天龍村地震総合防災訓練を実施しました。
今年は関東大震災から100年目の年にあたり、関東大震災の教訓を忘れないようにと9月1日を「防災の日」と位置づけ、天龍村でも毎年防災の日に併せて防災訓練を実施してきましたが、近年の自然災害を見るときに、より大勢の皆さんにこの訓練に参加していただきたいとの思いから、今年度はより多くの皆さんが参加しやすい日曜日(3日)開催としたところです。
大勢の皆様にご参加、ご協力いただき有意義な訓練ができました。ご協力に感謝申し上げます。
訓練内容は、自宅から避難所までの避難訓練や避難所でのAED訓練、段ボールベットの組み立て訓練などを行っていただきました。
地震だけでなく大雨による避難指示を出す場合がありますので、今日の訓練を機に今一度防災用品や避難路などの確認を行っていただきたいと思います。

9月4日天龍村議会第3回定例会を開会しました。会期は14日までの11日間で、私からは条例案件2件、予算案件5件、決算認定7件、報告1件、その他案件1件を提案させていただきました。

9月5日、国道418号整備促進期成同盟会及び愛知長野県境域開発協議会による長野県建設部要望と長野県議会への陳情を行いました。
国道418号については、下伊那南部地域を東西に連絡する重要な路線でもあり、天龍村にとりましては通勤、通院など最も重要な生活路線でもあります。近年、度重なる災害により多大な影響を受けてもいますので、1日も早い災害復旧と未改良区間の改良整備が進むことをお願いしてきました。

9月7日、天龍村地域公共交通会議を開催しました。
現在運行している村営バスの認可延長に伴うご承認をいただくことや国道418号福島トンネル工事が完成に伴い、規定の村営バス運行路線の変更及び時刻表の変更についてなどを協議していただきました。いずれも原案どおりご承認いただくことができました。また、仮称村営バス阿南線の実証実験の結果についての報告と実施の可否についてご意見を求めましたが、特段のご意見等はありませんでした。

同日、平岡郵便局及び神原郵便局長が来庁され、ラッピングポストに関する説明をいただきました。村のPRにもつながるものと思われますので、前向きに検討していきたいと思います。

同日、自衛隊飯田出張所の黒石所長さんが着任のご挨拶に来庁されました。有事の際にはお世話になることがあるかと思いますが、その折にはよろしくお願いしたいと思います。

9月8日、愛知大学地域政策学部の岩崎教授と同大三遠南信地域連携研究センターの黍嶋さんが来庁され、愛知長野県境域開発協議会が今年度実施しています「県境域ビジョン」作成に係る意見聴取を行っていきました。三遠南信自動車道やリニア中央新幹線の開通を見据えたこの地域の将来像を創り上げていこうとするものです。私からは、ビジョンも大事だがそのビジョンを実現するためにどうするのか、そちらの方が大事ではないかとお話させていただきました。
すばらしいビジョンができることを期待します。

9月9日、重陽の節句。
今月30日に開催する予定の在日中国人殉難烈士慰霊法要に向け、慰霊碑周辺の清掃作業を行いました。飯田日中友好協会の皆さん始め実行委員会の皆さん、中電さん、村民の皆さん、議会議員、役場職員など大勢の皆さんのご参加をいただき短時間のうちにきれいになりました。本番当日もご協力のほどよろしくお願いします。

9月11日、法政大学SJ(スタディジャパン)のプログラムで、髙柳教授と5名の学生さんが来村されました。平岡ダムや慰霊碑などを見学されて行かれました。

9月12日、令和5年6月2日の大雨で被災した林道施設の災害査定がありました。森林所有者始め地域住民の皆さんは1日も早い復旧を望んでいますので、財源について要望どおりの補助金を交付いただけますようお願いしました。

同日、武蔵野大学の明石准教ほか学生さんが来村され、主に坂部地区を中心に天龍村の歴史、文化、生活などを体験するフィールドスタディの活動を行う予定です。4日間という短い時間ですが、それぞれの目的が達成されることを期待します。

9月13日、宮下一郎衆議院議員が農林水産大臣に就任されました。おめでとうございます。心からお喜び申し上げます。
宮下先生のこれまでのキャリアから最もふさわしいポストかと思いますし、中山間地域の事をよく熟知されている先生なので、この地域のため、日本の第1次産業の振興のため、一層のご尽力をお願いしたいと思います。

9月14日、天龍村議会第3回定例会最終日でした。
追加案件含め、提出しました議案は全て原案どおり可決いただきました。
しかし、一般質問はじめ予算審議や決算認定等におきましてご指摘いただいた事項もありましたので、改善等含め今後とも適正な事務処理に心がけていきたいと思います。また、健全財政の維持に努めていきたいと思います。