6月前半の出来事など

6月2日、台風2号及び梅雨前線の影響で大雨となり、村内あちらこちらで災害が発生しました。
詳細については、別掲をご覧ください。

6月5日、大雨により被災した現場を視察しました。1日も早い復旧に努めます。

6月6日、令和5年度第2回議会定例会を開会しました。
冒頭の村長あいさつにおいて、今回の災害の状況を報告するとともに議員にも復旧に向け協力いただきたい旨をお願いしました。
私から今議会に提出した議案等は、条例案件6件、令和5年度補正予算案件3件、同意案件1件、報告案件2件です。
最終日の予定は13日、一般質問も最終日の予定です。

6月8日、早川大地県議が災害現場の視察にお見えになられました。
今回、国道、県道、村道、林道などが被災しましたが、その多くは沢筋からの土石流出によるもので、再度災害を防止する観点からこうした沢筋の砂防、治山堰堤が必要であることをお話させていただきました。また、被害が大きかった林道虫川新野峠線では国の補助がしっかりつくよう県としても後押ししてほしいことをお願いしました。
早川県議には、わざわざご来村いただき感謝申し上げます。

6月9日、(株)ナピカの杉本社長が来庁され、「満島屋」の決算についてご報告がありました。
経営が少しでも安定するよう村としてもできる限りの支援をさせていただくことをお話させていただきました。

6月10日、第21回天龍村大運動会を開催しました。
詳細は、別掲をご覧ください。

6月13日、定例議会最終日。
村が提出しました議案等は全て原案どおり可決いただきました。
今議会で議員からご指摘いただいた事項に関しては真摯に対応してまいりたいと思います。

6月14日、南信州地域振興局林務課から「南信州の林業について」14市町村長に対して説明がありました。林業がこの地域の成長産業として期待できること、そのためには主伐再造林や架線集材を推進し、素材生産量の増加と自給率の向上が必要との内容でした。大いに共感できるとお話だと感じましたので、できることから積極的に動いていきたいと思います。

同日、町村会、広域連合会議があり、引き続いて地元選出の県会議員との懇談会がありました。
私から、今回の6月豪雨災害に係る県の支援をお願いするとともに、事前防災、再度災害の防止の観点から、抜本的な道路改良整備をお願いしたい旨をお伝えしました。

6月15日、下伊那土木振興会による長野県建設部への要望活動が行われましたので出席しました。
14市町村全体では60項目にも及ぶ内容で、天龍村からは国道、県道の改良整備や砂防、地すべり対策の推進など6項目について要望してきました。

6月16日、広報編集員会があり、今年度委員として選ばれた職員への委嘱状の交付を行うとともにより良い広報の発行に向け尽力いただきことをお願いしました。

同日、国道153号飯田南バイパス整備促進期成同盟会総会と主要地方道飯田富山佐久間線改良促進期成同盟会総会が飯田市で行われましたので出席しました。
特に、飯田富山佐久間線に関しましては、新たに南信州東部軸道路整備促進期成同盟会が発足するにあたり解散することが承認されました。平成5年に設立してから30年という長い歴史ある同盟会でもありましたので、新たな同盟会でもこれまでの活動が活かされるようしっかりとこの路線の重要性を訴えながら要望活動等を重ねてまいりたいと思っております。この件については大平正長議員からも発言がありました。

同日、天龍村観光協会の令和5年度総会が開催されましたので出席しました。
アフターコロナに向け、天龍村の魅力をこれまで以上に磨き上げていただきたいと思いますし、そのための村からの支援もしっかりと行っていきたいと思います。

第21回天龍村大運動会開催!

6月10日(土)、台風の影響で天候が心配されましたが、時折太陽が指すくらい絶好のコンディションの中、第21回天龍村大運動会を開催しました。

例年、この天龍村大運動会は秋に開催していましたが、暑さ対策や秋に行事が集中するのを回避する目的で今年から6月開催としました。

保育園児、小学生とも練習時間が少なかったり、また会場が中学校のグラウンドであったりといつもの環境と違う大変な状況の中での本番となったわけですが、それぞれが全力を尽くして頑張っていた姿がとても印象的でした。
みんな、とても良かったです。

一般競技には、多くの村民の皆様が参加し、さわやかな汗をかいてくださいました。
半日ではありましたが、天龍村ならではのアットホームな運動会が大成功にて終えることができたこと、ご協力いただきました全ての皆様に心より感謝いたします。

台風2号と梅雨前線による大雨被害

6月2日から3日にかけ日本の南海上を横断した台風2号は停滞する梅雨前線を刺激し天龍村でも大雨となり、国道、県道始め村道・林道のあちらこちらで土砂流出や法面崩落等が発生しました。
幸い人的被害等はなく安堵したところです。

6月2日から3日までの累積雨量は大河内で333ミリ、時間最大雨量は2日午後3時に中井侍で48.5ミリを記録しました。
このような中、2日12時に土砂災害警戒情報が発表されましたので、直ちに村内全域に避難指示を発令するとともに避難所を開設し、村民の皆さんに対し身の安全の確保をお願いしました。

また、村内の国・県道やそれに通じる村道等が、土砂流出等により通行不能となったため、2日夕方から3日朝方にかけ村外への行き来ができない状態となりました。これにより、村内事業所に勤めていらっしゃる村外在住の皆さんや、たまたま仕事で村内に滞在していた皆さんもJR飯田線等の運休が相まって帰宅することができず、龍泉閣や避難所などで一夜を過ごされた方もいらっしゃいました。また、逆に自宅に帰宅できずに村外で避難を余儀なくされた方もいらっしゃいました。

村としましても、こうした状況の中での救急や火災などの対応を心配したところであり、消防団員の皆さんには自宅待機をお願いしたところです。

孤立世帯は、5地区17世帯24名で、4日午後3時までに全て解消できました。

被害の状況は、路肩決壊や土砂流出などが村道で20路線43か所、林道で12路線22か所、農道で3路線3か所発生いたしました。また、農地などの決壊や牛舎裏山等の法面崩落などが12か所で発生しました。被害額等は現在、コンサルなどに依頼中であり不明ですが、被災規模や概算事業費等が積算できれば、速やかに補助申請などを行っていきたいと考えています。

公共交通機関については、JR飯田線が2日より4日まで運休。5日、6日は平岡から辰野間のみ運転。7日からは、平岡―豊橋間で特別ダイヤにて運行いたしました。
村営バス神原線は2日より当面運休。仮称村営バス阿南線は2日から4日まで運休、5日より通常運行しています。
広域バス・乗り合いタクシーにつきましても5日より通常運行しています。

ライフラインに関しては、長島宇連地区で停電及びケーブルテレビが視聴できなくなりました。
また、向方地区、大河内地区、梨畑地区の一部で計42回線の固定電話が不通になりました。現在それぞれの業者が復旧作業を行っているところです。

被災された皆様には改めてお見舞い申し上げますとともに、被災箇所の1日も早い復旧に向け、鋭意努めてまいりたいと考えますので、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


(国道418号)


(村道向方線)


(村道中河内線)


(村道十方峡線)


(林道虫川新野峠線)


(林道大久那線)


(おきよめの湯駐車場)