4月後半の出来事など

4月11日、天龍みどりの少年団によるブッポウソウの巣箱かけが行われました。
この巣箱かけは、絶滅危惧種でもあり県の天然記念物でもある村鳥ブッポウソウを保護しようと25年以上続く保護活動です。
今回、子どもたちを中心にブッポウソウを守る会の皆さんはじめ大勢の皆さんのご協力のもと、天竜川にかかる橋や建物の屋上などに約30個の巣箱を設置しました。
毎年、5月連休には姿を見せますので、今年も同時期に飛来すると思いますし、1組でも多く営巣し、みんなを喜ばせてほしいと思います。

4月12日、ガーディアン72株式会社の有馬社長が来村され、過日配備いただいたG72BOXの入れ替え作業を行ってくれました。能登半島地震の状況を見ますと、このG72BOXが大変有効であることがわかります。

4月15日、中部電力との行政懇談会を開催しました。今回の懇談会は、コロナの影響もあり5年ぶりの開催となりました。
中電からはパワーグリッドの林飯田支社長、飯田水力センターの伊藤所長ほか幹部の皆様が、村からは議会議員と役場課長職員が参加し、各種事業に関して意見交換などを行いました。
私からは、自然災害が多い昨今、有事の際には迅速な対応をお願いしたいことや電気の安定供給に尽力願いたいことなどをお願いしました。

同日、国道418号足瀬地籍からおきよめの湯間(足瀬トンネルから新野方面に向かって約800m地点)で、法面崩落が発生し通行止めとなりました。
被災状況は、延長15m、SL10m、土量約40㎥。人的被害はありませんでした。
これから5月連休を迎えますので、早速、下伊那南部建設事務所に行き、早期開通をお願いしてきました。

4月16日、天龍村社会就労センターの取引先を訪問し、取引いただいていますお礼とともに就労センターの6月閉鎖についてご理解をお願いしてきました。

長野県企画振興部の清水部長さんが来庁され、村づくり等についての懇談をさせていただきました。地域おこし協力隊制度やDXの推進など具合的なお話も聞かせていただきました。

同日、天竜川上流水防連絡会があり、WEBにて参加しました。
また例月出納検査を実施しました。
さらに午後には、早川県議が国道418号の災害現場を視察されました。早期開通と抜本的な改良整備についてお力添えをお願いしたい旨を伝えました。

4月17日、旭松食品の小原さんと十久保南蛮生産者組合の板倉組合長さんが来庁され、信州の伝統野菜に選定された「十久保南蛮」の今後の製品化等に向けた話し合いを行いました。
生産者の皆さんの生産意欲も盛り上がっていますので、商品化や販売戦力などいろんな事柄をなるべく早期に詰めていきたいと思います。

同日、阿南地区農業改良普及協議会総会が下條村で行われましたので出席しました。総会に先立ち下條村そば乾燥調製所を視察させていただきました。

4月18日、左閑辺屋組合の皆さんが来庁され、坂部地区にある左閑辺屋を簡易宿泊施設として活用したいとの要望をいただきました。県にも相談しながら検討していきたいと思います。

4月19日、町村会、広域連合会議が開催されましたので出席しました。
保健師の合同採用試験を実施することが決まり、天龍村でも参加することにしました。
また、介護保険の広域化について提案させていただきました。

4月20日、第25回天龍村長杯パターゴルフ大会を開催しました。
天候にも恵まれ、大勢の皆さんのご参加をいただき、わきあいあいの中プレーを楽しんでいただきました。

4月22日、地籍調査推進委員会を開催しました。
今年度からいよいよ長島地区に入ります。当初計画より14年以上も遅れてしまっていますが、様々な行政需要にこたえるためにも地籍調査などの基盤を整えておくことは重要でありますので、早期完了に向け努力してまいります。

同日、令和6年度区長会を開催しました。
区長の皆様には地区の取りまとめ役として、また役場とのパイプ役として1年間お世話になりますがよろしくお願いしたいと思います。また、区長会時に出されたご意見等は、しっかり対応させていただきます。

同日、天龍村総合教育会議を開催しました。
教育大綱の修正や家族留学について意見交換させていただきました。今年度から小中併設として新たな学校運営がスタートしましたので、その点についても子供や先生方、また地域の様子などを見守ってもらいたいとお伝えしました。

4月23日、長野県町村会政務調査会合同部会が長野市で行われましたので出席しました。
新年度ということもあり、県の各部署から事業説明をいただきました。併せて、関副知事と地震防災対策強化アクションプラン(仮称)及び人口減少社会への適応について意見交換させていただきました。

4月24日、各地区から要望のあった箇所の視察を行いました。危険性のある場所、早期対応が必要な場所など確認させていただきましたので、早速対応していきたいと思います。

同日、天龍村婦人会の総会が行われ、ご招待いただきましたので出席しました。また、総会終了後には車座集会を行わせていただきました。今回いただいたテーマは、天龍中学校の跡利用ややまびこデリの実績、阿南病院までのバス運行計画、防災に対する取り組みなど多岐にわたっていました。それぞれ貴重なご意見をいただきましたので、村政に反映してまいりたいと思います。

4月25日、職員提案検討実践委員会を開催しました。職員から提案された意見等を肉付けし、さらにその提案を実践ことを目的にした委員会ですので、良い提案が生まれるよう知恵を出し合っていただきたいと思います。

同日、天龍村シニアクラブの総会があり、ご案内いただきましたので出席しました。
お年寄りの皆さんが安心して生活できるよう、引き続き支援等を行ってまいります。

4月26日、能登半島地震における災害派遣職員の活動報告会を開催しました。
村からは3月に2回に分け3名の職員を石川県輪島市に派遣しました。
街並みや避難所などの様子を見ますとまだまだ支援の手が必要だと感じました。村として引き続きできる限りの支援をしたいと思います。

同日、正午より国道418号、足瀬地籍先での通行止めが解除されました。

同日、天龍学校PTAの総会及び歓迎会が行われ、ご案内いただきましたので出席しました。

4月27日、旧福島小学校区のおいでなんしょ運動会が行われました。
地区の皆さん中心に毎年行われている運動会です。

4月28日、天龍村赤十字奉仕団総会が行われましたので出席しました。
能登半島地震や四国での地震など昨今頻繁に地震が発生しております。南海トラフ沖地震が心配される中、災害への備えが重要だと感じておりますので、日赤の皆さんのご協力をお願いしたいと思います。

4月30日、本年1月に完成した天龍村総合体育施設太陽光発電設備工事の完成記念式典を施工業者である(株)リックス様と新井電気工事(株)様が主催となって行われました。
今回の太陽光システムは、発電した電気を売電等するのではなく、蓄電池に蓄電する方法をとっており、その蓄電池にはEV自動車のリユースバッテリーを使用している点で、全国初の取り組みだそうです。
村としましても、総合体育施設は、学校施設として、社会教育施設としてまた災害時の避難施設にもなる防災拠点として整備してきましたので、今回の太陽光発電システムが完成したことにより安心して避難等できる施設が完成しました。
(株)リックス様及び新井電気工事(株)様のお陰で、他にも誇れる施設が整備できましたこと、心より感謝申し上げます。

同日、天龍村ていざなす組合の総会が行われ、ご招待いただきましたので出席しました。
村の特産品として組合員の皆さんが丁寧の栽培しているこのていざなすを、さらに生産や販売を拡大できるよう、村として今年度も支援していきたいと思います。
昨年度は、収穫祭やていざなすを利用した商品の開発など新たな取り組みを行いました。今年度も南信州伝統野菜協議会の皆さんとの連携イベントや東京農業大学の学生さんとの新たな商品の共同開発などいろんな事業を計画しているとのこと。是非、頑張っていただきたいと思います。

同日、村職員の歓送迎会を行いました。
天気予報に反し、良い天気の中、良い交流ができたと思います。

4月前半の出来事など

4月1日、令和6年度のスタートです。

まずは、今年度より新たに天龍村教育長に就任した高山和夫教育長に辞令を交付しました。
天龍村教育の発展にご尽力いただきたいと思います。

つづいて、小中学校に着任される先生方の紹介を行いました。私から役場を代表し歓迎のあいさつをさせていただきました。
小中併設校として新たなスタートをきる年でもあるので先生方にも是非ご協力をお願いしたい旨を伝えました。

つづいて、人異動に伴う職員への辞令を交付しました。新たな部署でそれぞれの力を存分に発揮していただきたいと思います。

つづいて、新年度にあたり職員への訓示を行いました。

同日、天龍村小中併設校開校記念式典を開催しました。詳細は別投稿にてご確認ください。

4月3日、天龍保育所の入園式を行いました。
新たに4名の子供さんが入園してきてくれました。みんな元気よく登園してもらいたいと思います。

4月4日、天龍中学校、天龍小学校の入学式が行われましたので出席しました。
今年度の入学生は小学校が5名、中学校が4名です。なお、龍の子留学制度により新たに小学校に3名、中学校に1名の転校生を迎えました。
新しい校舎での学校生活が始まります。それぞれ目標に向かって頑張ってほしいと思います。

なお、新入生に対し村から入学祝い品を贈呈させていただきました。併せて小学1年生には苗木をプレゼントしました。

4月8日、春の交通安全運動として街頭指導及び交通指導所が開設されました。
新たに着任された秋山阿南警察署長さんや細川阿南交通安全協会長さんにもご参加いただき、例年になく引き締まった交通指導所となりました。

同日、飯伊森林組合理事会が開催されましたので出席しました。

同日、天龍村消防団新入団員任命式が行われましたので出席しました。
新入団員の皆さんには、村民の生命と財産を守るためご尽力いただきたいと思います。
団員数の減少により、団の運営は大変だと思いますが恩澤団長中心に一致団結して消防団活動にあたっていただきたいと思います。

天龍村小中併設校がスタート

4月1日、令和6年度が今日から始まりました。

本日、村では今年度からスタートする天龍村小中併設校の記念式典を挙行しました。
年度始めの大変ご多用の中、衆議院議員宮下一郎様はじめ日頃より格別のご高配をいただいておりますご来賓の皆様のご臨席を賜り、盛大に開催できましたこと心より感謝申し上げます。

この小中併設校の整備事業にあたりましては、児童・生徒数の減少に伴い将来の学校運営などについて、できるだけ早期にその方向性や学校のあり方などを検討する必要があるということから、平成30年度に保育所保護者会並びに小中PTAの皆様を中心とした「天龍村の教育を考える会」を立ち上げ、子育て真っ只中の皆様の生の声を聴かせていただきながら、将来の学校教育について議論を深めてまいりました。
また、児童・生徒数を確保するための一つの手段として山村留学制度を検討するための「教育講座」を開講し、村民の皆様とともに天龍村にふさわしい教育とは何かについても勉強してまいりました。
さらに、こうした流れを踏まえ、小中学校のあり方に重きを置いた検討委員会を令和元年度に立ち上げ、教育委員会やPTAの皆様はじめ多くの皆様のご協力をいただく中で検討を進めてきたところであります。
その結果、現在の小学校校舎を活用して中学校を移設し「小中併設校」とするよう答申をいただいたところであります。
村ではこの答申を尊重し、中学校を移設するための整備工事を進めることを決定するとともに、同時期に検討を進めてまいりました総合体育施設と一体的な事業として推進していくこととした次第です。

今回の小中併設につきましては、村にとりましては、学校教育における有史以来の大転換であり、後の村史にも間違いなく取り扱われる重要な事柄でもありますので、将来にわたり間違いのない選択だったと自信を持って伝え続けられるよう、今後しっかり学校運営を行っていく所存でありますし、また関係機関の引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げます。

この度の小中併設校整備工事に関しましては、大きなトラブルもなく予定どおりしゅん工することができました。
これもひとえに、ご来賓の皆様はじめ施設の建設にご理解をいただきました地元地区の皆様、設計業者様並びに施工業者様など、関係する全ての皆様のご理解とご協力の賜と、心より感謝申し上げる次第です。
特に、設計監理業務を担っていただきました株式会社鈴木建築設計事務所様並びに施工業者である神稲建設株式会社様、備品整備にご尽力いただきました株式会社正木様におかれましては、資材の搬入や作業員の確保など施工中は大変なご苦労があったかと思いますが、皆様方の卓越した技術や指導監督のもと立派な施設や備品を予定どおり整備いただくことができ、改めて深く感謝申し上げる次第です。
また、正面玄関に掲げてございます校名板は、天龍村のご出身で書象会審査会員などをお務めになられておられます金田成仁様にご揮毫いただきました。大変ご多用の中、制作にあたっていただきましたこと、この場をお借りしまして心より厚く御礼申し上げます。

ご案内の様に新たに整備された校舎は、昨年度完成した総合体育施設と同様、村の木材をふんだんに使用しており、各教室はいずれも暖かみのある明るく落ち着いた空間が確保されております。私もこのような環境で勉強できていればと、うらやましい気持ちで一杯であります。

今後、村としましては、この小中併設となりました学校を大切に管理・運営しながら、子どもたちの最良の学びの場として活用していくとともに、地域のランドマークとして、学校教育のみならず地域の皆様や多くの村民の皆様がお気軽にお立ち寄りいただけるコミュニテーの場としても活用できるよう努めてまいりたいと思います。さらに総合体育施設との連携を図りながら、有事の際には防災機能が十分発揮できるよう有効に活用してまいりたいと考えているところでございます。

今年2024年は、辰(龍)年です。もっと言えば、60年に一度の甲辰の年です。この小中併設のスタートが、天龍村の龍にちなんだ年に行われるというのは、正に因縁だと思っております。昇龍のごとく天龍村の子供たちがこの学校での学びを通して一層飛躍することをご期待申し上げますとともに、本日ご列席賜りましたご来賓の皆様はじめ村民の皆様の益々のご指導ご鞭撻をよろしくお願いいたします。