新型コロナウイルスの影響大、恒例行事の中止相次ぐ

8月に入り、連日猛暑が続いています。今年は新型コロナウイルス感染症の影響により帰省される方も例年に比べ少なく、少し寂しいお盆となりました。それでもお墓参りに帰省されたと思われる県外ナンバーの車や遠出を避け和知野川キャンプ場で楽しんでおられるご家族も結構見うけられ、それぞれコロナ禍でのお盆を過ごされた様子が伺えました。

このような状況の中、毎年恒例となっております公民館主催の成人式(1年延期)と盆野球大会が中止となったり、ふるさと夏まつり(実行委員会主催)も中止となりました。残念ではありますが、高齢者が多く医療体制も脆弱な当村の事情等、感染リスクを考えますと仕方のない判断だったかと思います。楽しみにされていた皆様には大変申し訳なく思っております。来年コロナが収束しましたら「倍返し」ならぬ「倍にも増す」楽しい内容の行事にしたいと思います。

8月18日、県町村会政務調査会(建設部会)が南牧村で行われましたので出席しました。国や県に対する要望事項の確認を行うとともに南牧村の行政視察をさせていただきました。JR最高地点にある小海線の野辺山駅や国立天文台、野辺山高原等、普段なかなか行くことのできない施設等を見学させていただき、勉強させていただきました。今年は天候不順の影響で高原野菜の生育がよくなく、出荷量が大幅に減少しているとのことです。

8月21日、国道418号整備促進期成同盟会並びに県境域開発協議会による長野県建設部要望及び長野県議会への陳情が行われましたので出席しました。特に国道418号に関しましては、同盟会会長という立場もあり7月の梅雨前線豪雨による災害復旧について、早期の復旧を強くお願いしてまいりました。

阿部知事、災害現場を視察

8月5日、伊藤天竜川上流河川事務所長さん、細川飯田建設事務所長さんらと一緒に、国土交通省のヘリ(まんなか号)に同乗させていただき、7月豪雨災害で被災した村内の災害個所を上空から視察させていただきました。
地上では見ることにできない、酷く荒れた様子がよくわかりました。改めて被害の大きさを痛感しました。また、日を追うごと被害が拡大している状況もはっきり見ることができました。
今回、こうした機会をいただいたことに感謝申し上げますとともに、県や国にお願いし、早期復旧に向け引き続き要望してまいりたいと考えます。

8月6日、広島原爆の日でしたので、朝8時15分に職員と一緒に黙とうをし、犠牲者の皆様に祈りをささげました。
戦後75年。私は戦争を知らない世代ではありますが、今の平和や繁栄はこうした皆様の犠牲の上に得られたものであることを忘れることなく、次の世代に継承し続けなければならないと思っています。

同日、新型コロナウイルス感染症予防対策の一環として、村内にある福祉施設へマスクや消毒液、ガウンセット、非接触式体温計など必需物品を贈呈しました。贈呈先は、養護老人ホーム天龍荘、特別養護老人ホーム天龍荘、デイサービスセンター等を運営する天龍村社会福祉協議会とグループホーム満島の家です。それぞれ、このところの猛暑で熱中症も心配されますが、コロナ収束まで頑張ってもらいたいと思います。

8月7日、長野県治水砂防協会の総会がありましたので出席しました。長年のご功労により杉本前駒ケ根市長が砂防事業功労者表彰を受賞されました。杉本様は、天竜川中流地区直轄地すべり対策事業にもお力添えをいただいた方です。おめでとうございます。

8月8日、阿部知事と小池県議会議長が国道418号戸口~足瀬間の災害現場を視察しに来村下さいました。
地元の皆さんや被災した建設業者の社長さんから直接窮状を聞き、県として最善を尽くしていただけるとの約束をいただきました。
私も、村民の皆さんが少しでも安心するため、出来るだけ早めに復旧等の見通しを示してもらえるとありがたいとお願いしました。
コロナ対策等、公務ご多用の中、遠路お越しいただき感謝します。今後とも力強いご支援をお願いします。

8月11日、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、村内全世帯にマスク、消毒液、石鹸、県民手帳を配布させていただきました。村職員が各世帯を訪問させていただき、来週いっぱいまでに直接手渡す予定です。連日暑い日が続いていますので、熱中症にも気をつけてください。

同日、町村会、広域連合会議があり出席しました。

梅雨明けと猛暑で8月スタート

8月1日、平年よりも11日遅く、昨年よりも8日遅い梅雨明けが発表されました。8月の梅雨明けは13年ぶりで、記録が残る1951年以降で4番目に遅いとのことであります。また、7月の日照時間は東日本で平年の37%にとどまったとのことであります。
梅雨明けと同時に連日30度を超す猛暑が続いていますので、熱中症等には充分気をつけてください。

8月3日、買物弱者対策として6月15日から試行的に実施してきましたご用聞き事業の出発式を行いました。この事業は、商品の配達に加え高齢者の見守りの側面も備えていることもあり、社会福祉協議会に実施主体となっていただいております。
出発式にあたり、これまで関わって来て下さいました検討委員会の皆様や社協の皆様に改めて感謝申し上げます。
なお、このご用聞き事業の愛称は村民の皆様のご意見を基に「やまびこデリ」と決定しました。
「やまびこ」は村の豊かな山のイメージと呼びかければ答えてくれる存在であってほしいという思いから、「デリ」は配達を意味するデリバリーとおいしいを意味するデリシャスからとって名付けられたとのことです。
今後、この「やまびこデリ」が利用者と宅配者のお互いの笑顔も行き来するよう、頑張ってもらいたいと思います。

同日、令和2年度第2回天龍村議会臨時会を開催しました。議案は、新型コロナウイルス感染症緊急対策事業の第3弾として計画した事業と予算並びに令和2年7月豪雨により被災した箇所の災害復旧事業費を盛り込んだ補正予算を中心に審議いただきました。
今回の被害概要は以下のとおりです。

同日、防災訓練に向けた「日赤、消防、村の三者会議」を開催しました。
今般の令和2年7月豪雨災害始め、近年全国的に大規模な自然災害が発生しておりますし、南海トラフ沖地震も心配され、防災体制を万全にしておく必要がございます。また、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため避難場所や避難方法等についても改めて考えなければなりません。村民の明様には、こうしたことを常に念頭においていただくため、村では毎年防災の日に合わせて防災訓練を実施しています。今年度も9月1日(火)に例年行っている訓練内容を変更して実施しますので、村民の皆さんも積極的にご参加願います。