天龍村診療所川西先生のご勇退について

昨日(3月5日)、令和2年第1回天龍村議会定例会が開会され、村長あいさつの中でもお話しさせていただきましたが、平成元年(1989年)2月から今日まで31年余にわたって、天龍村診療所長としてお務めいただいた川西政幸先生が、諸事情により本年3月31日をもってご勇退されることになりました。

川西先生は、福島県郡山市のご出身で、弘前大学医学部を卒業後、福島県立医科大学付属病院やガーナ大学医学部への医療専門家派遣などを歴任され、当時、李明知先生が退任された後、無医村であった天龍村に平成元年2月1日に着任されました。そして、先生は31年余にわたり、天龍村診療所の医師として、夜間や休日、季節を問わず24時間体制で村民の命を守っていただくとともに、小・中学校の学校医、保育所の検診医をお務めいただきながら子供たちの健やかな発育状況を見守っていただきました。また、養護老人ホームの嘱託医や国保運営協議会等の委員として、さらには、下伊那南部保険医療協議会の理事として、まさに八面六臂のご活躍で天龍村の医療のほかに介護・保健・福祉の各分野においても多大なご尽力をいただいてまいりました。

3年前、私が村長就任のご挨拶にお伺いした時にも「先生も年だから、いつまでやれるかわかならいぞ」と福島弁なまりの先生独特の口調で言われたこともございましたが、医師の確保が困難な状況の中で、せめて私が村長職を担っている間は辞めないでほしいとお願いした記憶がございます。
そのような中、昨年7月、先生が着任当初から連載してくださっている天龍村公民館報の「シリーズ診療室(122)」の記事の最後に「長い間紙面をお借りしてきました「診療室」は、今回を持ちまして終了致します。有り難うございました。」と書かれており、村民の多くが「えっ」と思ったと思います。私も同じで、真意をお聞きしなければと思っておりましたが、お聞きすること自体が怖かったので、なかなか聞けずにおりました。その後、昨年12月上旬、毎年定期的に行っております先生との懇談会の折り、先生が「31年前、天龍村に赴任した時、家内と平岡駅から見た街並みはとても賑やかだったなぁ。だけど、今は寂しくなってしまったなぁ。」と、しみじみおっしゃったことがございました。今思えば、あの時には既に引退についてご決断されていたのだろうなあと思っております。

私が職員時代、移住定住関係の仕事をした時、都市部に出向き移住等を希望される皆さんと面談をすることがよくありました。移住希望者にとりましては、住むところ、働くところが一番気になるところでありまして、加えて、家族で移住を考えている皆さんにはさらに、学校や医療に関しても気にされる方が多く、よく質問をされました。その時には「村には学校も診療所もあり心配ありません。特に、私たちも実際住んでいて医療面で不安になったことはありません。」と胸を張って説明したのを昨日のように覚えています。自信をもって村への移住を勧めることができたのも川西先生の存在があったからであります。
また、個人的には、私の子供は先生が着任された平成元年2月生まれで、陣痛がくる直前に「顔色が悪いぞ。そろそろ生まれるよ」と言われ、先生のおっしゃる通りその日に誕生しましたので、さすがだと感心したことがありました。そんなことがあったことも関係してか、その後先生と街角で出会うと「子供は大きくなったか?」「いくつになった?」などとよく聞かれました。もしかしたら、子供の成長と先生の天龍村での歩みとをダブらせていたのかもしれません。

また、以前、先生とお話した時、赴任当初は慣れない土地での生活に大変ご苦労されたことやつまらない陰口に心を痛めたこともあったとのお話をお聞きしたことがありました。しかし、それらに屈することなく、へき地医療に命を懸け、天龍村村民のために尽力された31年余は、先生にとりまして医師人生の半分以上を捧げたかけがえのない時間であったと思います。それが短かったのか長かったのか、あるいは良かったのか悪かったのかはわかりませんが、少なくとも私たちにとりましては、私たちの健康を見守り、時には命を救っていただくなど、いくら感謝しても感謝しきれないほどのご恩をいただいた大変貴重な歳月でございました。この度の先生のご勇退、いつかこの時が来るとは思っておりましたが、いざとなるとやはり残念でなりません。しかしながら、先生にも人生がございます。4月からはどうかゆっくりお休みいただいて、時には天龍村の事を思い出しながら奥様とともに楽しい時間をお過ごしいただきたいと思います。
改めて、村を代表して心より感謝申し上げますとともに、今後益々のご健勝とご多幸をご祈念申し上げます。
本当にありがとうございました。

2月後半の出来事など

2月16日、株式会社飯田ケーブルテレビ様から高価なテレビを村に対しご寄贈いただきましたので、その贈呈式を行いました。当日は、原社長様を始め関係者の皆様にご臨席をいただき盛大に行っていただいたわけですが、村としましても、今後、次世代の5GやIOTといった高速・大容量に対応する設備や有事に備えた情報収集や情報伝達のための情報インフラ整備も進めていかなければならないと考えておりましたので、今回の寄贈に対しましては大変ありがたく思っております。設置場所は、村民の皆さんの憩いの場として、また村外からお見えになった皆さんが行きかう交流の場として活用している龍泉閣に設置しましたので、より効果が上がるものと考えておりますし、また有効かつ大切に活用させていただきたいと思います。

2月17日、天龍村福祉有償運送運営協議会並びに天龍村地域公共交通会議を開催しました。両会議とも道路運送法の規定により認められている自家用有償旅客運送の有効登録期間が満了するため、更新手続きに必要な意見聴取を行ったものです。併せて、昨年実施したアンケート調査による要望事項につきましてもご協議いただきました。特に異論なく更新することにご賛同いただきました。

2月18日、長野県町村会定期総会が長野市で行われましたので出席しました。総会の中で川上村長として8期32年間、長野県町村会長として14年間、全国町村会長として8年間お務めになった藤原村長の勇退のご挨拶がありました。本当にお疲れさまでした。また、大久保根羽村長、下平豊丘村長ほかに対し自治功労者表彰が送られました。おめでとうございます。

同日、下伊那南部地区主要地方道飯田富山佐久間線整備促進期成同盟会と飯田市竜東4地区の代表の皆さんと合同で、長野県建設部長に対し要望運動をさせていただきました。2027年のリニア中央新幹線開通までに、下伊那南部地域から長野県駅までの重要なアクセス道路である主要地方道飯田富山佐久間線の整備を促進していただくようお願いしてまいりました。

2月19日、飯伊森林組合の地区総代会がありましたので出席しました。今年度の収支見込みが過去最悪の赤字になるとの報告がなされましたが、総代からは叱咤や叱責というより激励の意見が多く出されておりました。

2月20日、長野県茶振興協議会総会が飯田市南信濃で行われましたので出席しました。事業報告や決算報告に引き続き来年度の事業計画等も原案どおり承認されました。なお、役員改選も行われ、引き続き会長を仰せつかることになりました。

2月21日、保育所卒園記念の写真撮影がありましたので出席しました。その後、旧満島ホテルの解体工事にあたり、取りこぼし清め祓いと安全祈願祭が行われましたので出席しました。交通量の多い場所なので、安全に工事が完了することを祈念します。

同日、天竜川上流河川事務所の伊藤所長ほか関係者の皆様が来庁され、直轄地すべり事業に関しての調整会議を行いました。天竜川上流河川事務所からは今年度事業等の説明と住民説明を丁寧にしながら安全に工事を進めていきたいとの話がなされ、私からは、各地区から毎年出されております地区要望のうち、直轄地すべり事業として対応できるものにつきましては積極的に取り組んでいただいきたい旨等をお願いしました。

2月22日、中学生が企画した「手づくりハンガープロジェクト」で、目標であった2020本目のハンガーが完成しました。これえもひとえに、これまでの中学生の努力はもちろん、地域の皆様のご協力があってからこそだと思っております。改めてご協力いただきました全ての皆様に心より感謝申し上げます。

同日、宮下一郎衆議院議員の内閣府副大臣ご就任と宮島喜文参議院議員の財務大臣政務官ご再任を祝う会が飯田市で行われましたので出席しました。当地域の発展のために一層のお力添えをお願いします。

2月23日、集落支援員の主催による「えごま講習会」が行われました。また、24日には満月屋にて「移住特区」が行われました。

2月25日、下伊那南部地区教育懇談会が行われましたので出席しました。阿南高校の現状と課題について上原校長からお話があり、「10年後を見据えた阿南高校へ」と題し、今後の少子化・存続に向けて「阿南高校らしさ」「阿南高校ならでは」という視点に立った学校にさらに変革しなければならないと説明されました。その後、各町村の学校教育の現状と課題についても発表がありました。

2月26日、南信州広域連合議会が飯田市で行われましたので出席しました。
同日、天龍村警察官駐在所連絡協議会が開催されましたので出席しました。長野県や阿南署管内での治安情勢や天龍村内での治安情勢等について説明があり、令和2年における交通安全や見守り等の取り組みについて意見交換がおこなわれました。

2月27日、新型コロナウイルス感染対策本部会議を立ち上げ、現状の把握と当面の対策を決定しました。(別掲)
同日、買物弱者に関する拠点施設についての中間答申がなされました。委員の皆様には、これまで何回も会議を重ねご協議いただきましたことに感謝申し上げます。中間答申ということではありますが、早速対応できるものにつきましては、これを基に実施してまいります。

2月28日、下伊那南部総合事務組合定例議会がありましたので出席しました。訪問介護ステーション「さくら」の運営が令和2年4月から県立病院機構に移管されることとなりました。

新型コロナウイルス感染対策本部を設置

新型コロナウイルス感染症につきましては、国内の複数地域で感染経路が明らかでない感染例が報告されており、長野県においても感染者が発生しております。こうした状況下、村では「天龍村新型インフルエンザ等対策計画(平成26年策定)」に基づき、本日(2月27日)、「新型コロナウイルス感染対策本部」を設置し、当面の村主催のイベント・行事の開催基準について以下のように決定しましたので、ご理解、ご協力をお願いします。

なお、新型コロナウイルスに関しては、以下にご留意ください。

第51回天龍梅花駅伝、雨中の中開催

2月16日、生憎の天候となりましたが、第51回天龍梅花駅伝大会を予定どおり開催しました。
今年も昨年に引き続き佐久長聖高校をお招きし、県内外から129チームが参加して盛大に行うことができました。
この大会は、1968年(昭和43年)出場8チームから始まり、途中、大雪のため2回中止となった年がありましたが、大勢の皆様に支えられ、半世紀の歴史を数える伝統ある大会です。これまで続けてこられたのも、先人の皆様のご努力とご尽力があってからこそと思います。改めて敬意を表したいと思います。また、この大会にご協力をいただいております村民の皆様、阿南町、泰阜村、阿南警察署、阿南消防署、下伊那南部建設事務所、中電平岡水力管理所を始め多くの関係者、ボランティアの皆様、並びにご参加いただいているチーム、選手の皆様にも心より感謝申し上げます。

結果は、村のホームページにも記載してありますが、飯田下伊那Aチームが優勝。佐久長聖高校は準優勝でした。
毎年、参加してくださっている選手の皆さんも、今年は雨の中のレースとあって、違った意味で思い出に残る大会になったのではないかと思います。来年も今年以上の盛り上がりを見せられるよう努力しますので、どうぞ皆さん、来年も是非ご参加ください。

2月前半の出来事など

2月4日、特別職報酬等審議会を開催し、条例の規定に基づき村長、副村長、教育長の給料と議会議員の報酬の額について審議いただきました。答申は中旬以降の予定です。

2月5日、令和2年度新規採用職員の面接試験を行いました。職種は保健師です。
同日、中部地方整備局の勢田局長との懇談会が飯田市で行われましたので出席しました。国道、砂防等、当地域を管轄する整備局であります。国道の整備並びに砂防の促進等についてお願いしてましりました。

2月6日、第51回天龍梅花駅伝の役員代表者会を行い、大会当日の各自の役割等を再確認しました。また、駅伝コースとなる県道沿いには桃太郎旗が設置され、村全体を駅伝モードにしています。今回は、招待チームの佐久長聖高校を含め村内外から136チームが参加する予定です。ランナーの皆さんに喜んでもらえるよう本番当日までしっかり準備したいと思います。

2月7日、リニア中央新幹線建設促進飯伊地区期成同盟会総会及び三遠南信道路建設促進南信地域期成同盟会総会が飯田市で行われましたので出席しました。各事業の進捗状況の説明なども行われ着実に進行していることがわかりました。

同日、南信州地域振興局で、県の若手職員で構成された「南信州政策研究グループ」による天龍村への提言が行われました。南信州の現状を踏まえ、この地域に若者を増やすためにはどうしたらよいのか?解決策の一つとして、関係人口に着目した「ローカレッジ天龍およりて」の実施を提案してくれました。「ローカレッジ天龍およりて」とは、現在、天龍村で実施している関係人口増加策や移住促進策に加え、首都圏在住の若者をメインターゲットにし、魅力あるメニューを提示することにより若者の興味を誘引しようとするもので、ローカレッジおよりて終了後のフォローも継続していくものです。今回の提案、我われの知らないところで、半年以上研究・検討を重ねてこられたとのことで大変ありがたいことだと感じました。折角いただいた提言ですので、前向きに検討したいと思います。

2月10日、飯伊森林組合の理事会が行われましたので出席しました。今年度の経営が非常に厳しく決算見込みが赤字になりそうだとの説明がありました。組合員のためにも経営改善はもとより一層の営業努力を期待します。

2月12日、阿南警察署で、プロバイオリニストの樋口ゆみさんによる情操教養演奏会が行われ、阿南防犯協会連合会長及び管内村長としてご案内をいただきましたので出席しました。普段、生の演奏を聴く機会がありませんので、素晴らしい音色に大変感動しました。今後機会を見て天龍村でも演奏してもらえたらありがたいとお願いをしておきました。

同日、下伊那南部建設事務所の主催により道路の一斉清掃が行われました。村内外の建設業者の皆様にもご協力をいただき大変きれいになりました。天龍梅花駅伝を控えありがたいことです。

2月13日、光ケーブルテレビ整備構築等に関する協議会が阿南町で行われましたので出席しました。将来、光ケーブルを利用したテレビ網の整備を行わなければなりませんが、その段階で現在視聴できている中京波の視聴ができなくなる可能性があり、その対応について関係町村で話し合いました。当面、現行のまま中京波が視聴できるよう関係機関へお願いしていくこととなりました。

2月14日、町村会及び広域連合会議が行われましたので出席しました。その後建設行政懇談会が行われましたが、日曜日に行われる天龍梅花駅伝に、建設事務所の皆さんが多く参加されることもあり、終始その話題で盛り上がりました。
同日、NTTユーザ協会の南信ブロック懇話会が行われ、柔道家の谷本歩美さんの講演がありました。私の代わりに総務課長に出席してもらい、中学生の企画した手づくりハンガーを手渡してもらいました。

2月15日、天龍梅花駅伝に向け、コースとなる村道の道路清掃を村民の皆さんにご協力いただき行いました。ご協力いただきました皆さんに感謝申し上げますとともに、改めて皆さんの支えがあってこの駅伝大会が維持できていると感じました。

東京オリ・パラ選手村ビレッジブラザの内覧会

1月29日、東京オリンピック・パラリンピック選手村ビレッジプラザの内覧会が行われましたので出席しました。全国63の自治体から提供された木材は、見事に融合し日本らしい木組みのすばらしい建物になっていました。選手村は、大会期間中選手や役員の憩いの場として、ヘアサロンやカフェ、雑貨店などが設備された施設で、天龍村から提供したヒノキは、主にメディアセンターなどとして使われる施設の柱や床材などに利用されています。実際に村名が刻印された木材を見ると、我々も東京オリパラに参加している(貢献している)ことを実感しました。オリ・パラの成功を祈念します。


(2018年10月時点のイメージ/ⒸTokyo2020)

1月30日、午前中、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の案内で会場となる新国立競技場と有明体操競技場の視察に行ってきました。両施設とも木材をふんだんに使用されておりデザインも斬新で、さらに空調や照明など随所に工夫が施されているすばらしい建物でした。オリ・パラ後のあと利用も決定しているそうで有効活用が期待されます。


(手前が体操競技場、奥がバレーボールなどが行われる有明アリーナ)


(有明体操競技場)

同日午後は「宮下一郎後援会伊那谷市町村議員連盟研修会・総会」が行われましたので出席しました。都合で総会からの参加でしたが、総会後に行われた懇親会では、細田博之先生や橋本聖子東京オリンピック・パラリンピック担当大臣、河野太郎防衛大臣、西村康稔経済再生担当大臣、萩生田光一文科大臣、江藤拓農水大臣、森まさこ法務大臣、加藤勝信厚労大臣、世耕弘成参議院自民党幹事長などがそれぞれあいさつされました。最後に大平正長議長のガンバローコールで締めとなりました。

1月31日、丹羽南信州地域振興局長とともに東京都港区の区役所へ行き、天龍村の木材のPRを行ってきました。港区では2011年から「二酸化炭素固定認証制度」を開始し、みなとモデルとして公共施設への木材活用を積極的に行ってきています。また、行政だけでは限界があるとして民間にも働き掛け、建築物や家具等に木材を使用した場合に助成なども行っています。こうした流れの中で、天龍村の木材を利用していただけるようお願いをしてまいりました。

国道418号被害拡大。1月中旬の出来事など

1月14日に崩落した国道418号早木戸~的瀬間の法面崩落、その崩落エリアが1週間で約3倍に拡大しました。下伊那南部建設事務所によりますと今回の崩落は長さ約100m、高さ約75mまで達し、土量は約22,000㎥と推定され、さらに拡大する恐れがあるとのことです。崩落した土砂は国道下を流れる早木戸川まで達しており、河川の半分くらいを埋め尽くしています。また、3年前(平成29年3月)主要地方道飯田富山佐久間線、羽衣崎上で崩落した災害より大きく、復旧には相当の日数が必要とのことです。関係機関には早期復旧をお願いしてまいりたいと思いますし、一方で福島から的瀬までのトンネル化など抜本的な改良整備をお願いしてまいります。


(1月15日撮影)


(下伊那南部建設事務所提供 1月21日撮影)

1月16日、長野県町村会主催の町村長会議が東京で行われましたので出席しました。当日は、京都の妙徳山華厳寺(鈴虫寺)の桂紹寿住職の「現在の寺院経営」と題した講演と総務省自治財政局の内藤尚志局長の「地方財政対策の現状と課題」と題した来年度の地方財政計画等の説明を聴きました。令和2年度事業の参考にしたいと思います。

1月17日、現在村が実施しています「防災行政無線のデジタル化整備工事」の工場立会検査のため担当職員とともに東京・小平市に行ってきました。一部工期が遅れてしまうものもございますが、その他は順調に進捗していました。同じ工場内には、天龍村以外にも鉄道関係、テレビ関係、電力関係など多くの発注を受けておりその製造ラインも見せていただきました。品質のよい製品を確実に整備していただけるようお願いしてましりました。

同日午後、新たな過疎対策法制定に関する要望活動のため、宮島喜文参議院議員を訪問しました。令和3年以降も新過疎法が存続するよう今後も関係機関へお願いしてまいります。

1月19日、新春恒例の「第7回天龍寄席」を開催しました。今回は、テレビ等でも活躍されているおなじみの三代目林家正蔵師匠と昨年ドラマ「ノーサイド・ゲーム」にも出演されていた林家たま平さんをお招きしての新春初笑い寄席でした。
当日は、大変厳しい寒さの中ではありましたが、村内はもちろん村外からも多くの皆さんにご来場いただき、盛大に開催できました。
「笑いは健康によい」と言われております。天龍村にとりまして、また村民の皆さんにとりまして笑いの絶えない、そして縁起のよい1年になることを期待したいと思います。

1月21日JAみなみ信州主催の下伊那地区行政・JA関係者新年懇談会がありましたので出席しました。前段、日本協同組合連携機構の西井さんから「農を基軸とする地域協同組合を目指して」と題した記念講演があり、JAが果たす役割等についての話がなされました。経営状況が厳しい状況の中、組織等の見直しが必要になっているかと思います。組合員の皆さんの意見をよく聞いたうえでの最良の判断を期待します。

1月22日、天龍村老人クラブ連合会の新年会と民生児童委員の一斉改選に伴う退職者への感謝状伝達式がありましたので、それぞれ出席しました。老人クラブ連合会ではとにかく生きがいを持って健康で長生きしていただくことをお願いし、民生児童委員会ではこれまで長年にわたってご尽力いただいた退職者の皆さんに感謝の意をお伝えしました。

1月23日、天龍村日赤奉仕団の新年会に出席しました。団員数の減少等ご苦労されていることが多々あろうかと思いますが、平時のボランティア活動や緊急時の救護活動など村民の皆さんの安心を支えている団体でもあります。今年もいろんな場面でご活躍いただくことをお願いします。

1月24日、天龍村商工会の新年会が行われましたので出席しました。商工会は、村の経済団体の核としてそして村に元気を生み出すリーダーとして期待されています。福士会長を中心として益々結束を強くされ、更なるご発展をなされますことと会員の皆様方の益々のご健勝ご多幸をご祈念申し上げます。

令和2年天龍村消防団出初式挙行

1月7日~10日にかけて、地域おこし協力隊の皆さんと集落支援員の皆さんとの懇談をさせていただきました。現在の活動状況を聞かせてもらったり、村への要望等を聞かせてもらったりしました。天龍村が元気になるよう今年も頑張っていただきたいと思います。

1月8日、お隣の勝野阿南町長とともに、中部地方整備局勢田局長、天竜川上流河川事務所伊藤所長、駒ケ根市役所杉本市長を訪ね、新年のご挨拶をしてきました。どこに行っても共通の話題は、「今年は災害のない年になるといいですね。」でした。


(中部地方整備局長室にて)


(天竜川上流河川事務所長室にて)

1月9日、天龍学校PTAの皆さんとの懇談会を行いました。「中学校の制服や運動着、上履きなどの準備に苦労されている」とのご意見をいただきました。学校や教育委員会など関係機関とよく検討したいと思います。

1月10日、保育所の新年会がありました。日頃から大変お世話になっている地域の皆さんをお招きしての新年会で毎年実施しています。子供は地域の宝、村の宝でもあります。今年も子供たちの見守り含め保育所の諸行事へのご協力、よろしくお願いします。

1月11日、新春を飾る恒例の天龍村消防団の出初式がなんでも館で行われました。宮下一郎内閣府副大臣始め大勢のご来賓のご臨席をいただき、厳粛かつ盛大に行うことができました。団員数が減少する中、大変ではありますが、村民の安心安全を維持するためにも消防団の一層の活躍をお願いします。

1月14日、町村会、広域連合会議、JR東海幹部との意見交換会、三団体新春懇談会等が飯田市で行われましたので出席しました。

帰りの電車の中で、国道418号早木戸~的瀬間が崩落で通行止めになっていると知りました。村民の皆さんが利用する生活路線でもありますので、県に対し早期の復旧をお願いしてまいります。

1月15日、天龍村監査委員として再任いただいた後藤富平さんに選任通知書を交付させていただきました。任期は令和2年1月1日から4年間です。後藤さんは、人格が高潔で、普通地方公共団体の財務管理、事業の経営管理その他行政運営に関し優れた識見を有する方で、昨年12月議会で同意をいただきました。村の健全財政のため引き続きご指導等お願いしたいと思います。

新年あけましておめでとうございます

令和2年の年頭に当たり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。
皆様には、新たな希望と夢を抱きながらの新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
また、昨年は村政各般にわたりまして、格段のご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

1月2日、天龍温泉おきよめの湯が営業開始しました。ただ今、休憩室等の増改築工事を行っており、皆様にはご迷惑をおかけしております。また、3月には約1ケ月間休業させていただくことになりますが、ご理解をお願いいたします。

1月3日、龍泉閣が営業開始しました。おきよめの湯同様、多くの皆さんのご利用をお願いいたします。
同日、国の重要無形民俗文化財に指定されています「天龍村霜月神楽」が始まりました。この日は、向方のお潔めまつりが行われましたが、信州つなぐラボでご縁をいただいた皆さんが大勢見学に来られ、例年に増して非常ににぎやかでした。

1月4日、宮下一郎先生の後援会の新年総会及び内閣府副大臣就任祝いが飯田市で行われご招待をいただきましたので出席してきました。「伊那谷を理想郷に」「伊那谷から日本を元気に」をキーワードに今後も益々ご活躍いただきたいと思います。

同日、坂部の冬まつりが行われました。若干小雨が混じる中ではありましたが、大勢の見学者でにぎわっていました。

1月5日、大河内の池大神社例祭が行われました。20年以上も前から伊那市の田楽座の皆さんにご協力をいただいているとのお話をお聞きしました。こうした伝統芸能を保存継承するための一つの先駆的な取り組みだと思っております。

1月6日、役場の仕事始めにあたり、私から職員の皆さんに2つのお願いを申し上げました。一つは「思いやりの心を大切にしてほしい」ということ、もう一つは「広い視野で物事を考えられる職員になってほしい」ということです。高齢者の多い天龍村だからこそ、人を気遣い、目を合わせ、笑顔で会話できる心優しい役場や職員であってほしいと思います。

令和元年12月後半の出来事など

12月16日、天龍村野球連盟の今年度の閉会式があり、招待を受けましたので出席しました。連盟加盟のチーム数は3チームと少ないわけですが、年間を通してリーグ戦やトーナメント戦の熱戦を繰り広げられたとのことです。各チームとも人集めに苦労されているとのことですが、スポーツ交流の場として長く続いていかれることを願います。

年末の交通安全運動が12月1日から31日までの間行われています。阿南交通安全協会天龍支部では12月20日街頭指導を行い、安全運転の啓発運動を実施しました。ドライバーには「運転は みんな笑顔で 柚子里愛」の標語入りの天龍村産のゆずをプレゼントし、安全運転を呼びかけさせていただきました。

12月23日、天龍小学校の皆さんが和知野川の親方島に環境美化(ゴミゼロ)のための啓発看板を設置してくれ、そのお披露目除幕式が行われました。
天龍小学校では、平成11年から「天龍ピカピカ大作戦」と銘打って年に2回、村内のゴミ拾い活動を続けてくれています。その活動の一環として平成13年に天龍村の北の玄関口である阿南町との境(主要地方道飯田富山佐久間線、月見大橋付近)に看板を設置してくれました。その時の言葉は”めざせ!ゴミ0がんばろう”でした。その後、同じ言葉で1度塗り替えが行われ、平成24年に”ゴミゼロ天龍ピッカピカ”にリニューアル。そして、この度”天龍ピカピカ未来につなげ!”となってお披露目されました。
この言葉は、「天龍村の美しい自然を未来に残してほしい」という願いから、全校児童で考え決定したそうで、天龍村に来た人がこの看板を見て、村をピカピカにしてほしいという思いも込められています。
また、色合いだったり、字の大きさだったり、大変目立つ看板となっていますし、1文字1文字をよく見ると、龍の絵が隠されていたり、木の模様で書かれてあったりと、いろんな工夫がなされています。
クリスマス直前で、子供たちから素敵なプレゼントをいただきました。本当にありがとうございました。

同日、防犯ポスターコンクール入選者表彰式が阿南警察署で行われましたので、阿南防犯協会連合会長の立場で出席しました。
今回応募された作品は、全部で172点あったそうで、その中から優秀な作品を県に推薦し各賞が決定したそうです。受賞された作品はどれも、特徴があって大変すばらしいものばかりでありました。阿南防犯協会連合会としても、この想いのこもったポスターで、阿南地区の皆さんの安全・安心が守られるよう、しっかり役立たせていただきたいと思います。

12月25日、下伊那南部地区議員会交流会が下條村で行われましたので出席しました。当初、南信州地域振興局長と各町村議会の代表者とのタウンミーティングが予定されておりましたが、当日午前に局長の人事異動内示があったため、急遽予定を変更し当面する地域課題を県にお願いする形で行われました。土屋局長には大変お世話になりました。今後とも当地域の発展のためお力添えをお願いしたいと思います。

12月26日、役場の大掃除でした。1年間の埃を落とし書類等も整理し、きれいな状態で新年を迎えたいと思います。

12月27日、仕事納めの日です。今年1年間いろいろなことがございましたが、総じて大きな災害等もなく越年することができそうで大変うれしく思います。村民の皆様始め天龍村とご縁をいただきました多くの皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
来年も皆様にとりまして素晴らしい年でありますようご祈念申し上げます。