9月1日、防災の日に併せ「地震総合防災訓練」を実施する予定でいましたが、新型コロナウイルス感染症に係る県の警戒レベルが5となっていますので、今月26日(日)に延期して行うことにしました。皆さんのご協力をお願いします。
9月5日、東京パラリンピックが閉幕しました。コロナ禍の制約等もあり、いろんな意味で記憶に残る歴史的大会となりました。また、多くのパラアスリートが障害を持ちながら競技に打ち込む姿は、私たちに多くの感動と勇気、そして希望を与えてくれたと思います。
一昨年、天龍村鶯巣区の出身で、当時、日本障がい者スポーツ協会に勤務されていた関口一道さんのご紹介で「車いすバスケット」の日本代表選手の皆さんとお会いする機会を設けていただき、中学生とともに手づくりハンガーを届けてまいりました。当日は、国際強化試合も見学させていただき、車いすバスケットの迫力ある動きやハイスピードの展開等を実感し、あの時の会場の熱気を今も忘れません。
また、その折に関口さんがおっしゃっていたことに「この世界に入って30年ほど経つけれど、当時は、障がい者スポーツは「福祉」の哀れみの「運動支援」と言う考え方が主流で、リハビリとは名ばかりで「あんな身体で・・・」などと言う表現が多く飛びかっていた時代でした。ところが、1998年の長野パラリンピック大会を契機に、障がい者スポーツの新聞での取扱いが社会面からスポーツ面へと移行し、段々に「障がい者スポーツ」として位置付けられ、そして「パラスポーツ」と呼ぶようになり、テレビのBSでは生中継を放映したり、また、各スポンサーが大会を開催したりするなどの展開を果たしてきた、そんな世界だ。」と言っておられたことがとても印象に残っています。
今回の東京大会は、オリンピック・パラリンピック共通の理念である「多様性と調和」をテーマに、障害の有無にかかわらずお互いを認め合う「共生社会の実現」というメッセージが込められていましたが、日本社会ではまだその理念とは程遠い現実があります。しかし、今回のパラリンピックを通し、そうした問題や課題に対する「気づきの種」は確実に撒かれたと思っておりますし、この東京大会がレガシーとして後世に語り継がれるよう私たちも努力しなければならないと感じました。
9月6日、新規建設中の(仮称)神原トンネルを視察させていただきました。予定延長759mうち216m掘り進んだ状況で、施工業者の岡谷組・小池建設JVの皆さんにお話をお聞きすると、予定通り順調に進捗しているとのことです。トンネルは水平ではなく上部から下部に向かって掘削しているため、水が溜まる心配や掘ってみないとわからない土質(硬さ)の心配等があったようですが、問題なく進められているそうです。安全第一で施工いただきたいと思いますし、予定通り竣工できることを期待します。
9月8日、令和3年第3回天龍村議会定例会が開会しました。私から今定例会に提出した案件は、人事案件3件、条例案件2件、予算案件5件、決算認定6件、報告1件、その他案件1件でした。そのうち、人事案件は副村長の選任、教育長及び教育委員の任命であり、副村長に竹田順次氏、教育長に村澤資憲氏、教育委員に宮澤くるみ氏をお願いしたいとしたところ、3名共に原案どおりご同意いただけました。任期は副村長、教育長は10月1日から、教育委員は10月26日からスタートします。いろんな場面でお世話になりますがよろしくお願いします。
9月9日、令和4年度採用予定の新規採用職員面接をオンラインで行いました。新型コロナの影響で初めての試みでしたが、大きなトラブル等もなく終えることができました。
同日、新型コロナウイルス感染症対策天龍村本部会議を開催しました。県の警戒レベルが5から4に引き下げられることによる村の対応を協議しました。この結果、おきよめの湯を通常営業することにしましたので、皆さんのご利用をお願いいたします。
9月10日、敬老の日を前に例年実施していました「敬老大会」を新型コロナウイルス感染拡大防止のため残念ではありますが中止させてもらいました。
これまで、村を支えてきていただいた諸先輩の皆様方に敬意を表しますとともに、いつまでもお元気でお過ごしいただきたいと思います。
なお、今年度は、百歳以上の方が7名、白寿の方が5名、米寿の方が28名おられ、その皆様には記念品を贈呈したいと考えています。また、満75歳以上の皆様405名に対しましては、敬老祝金等を贈呈したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
9月11日、天龍村大運動会を予定していましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止とさせていただきました。
保育所や小学生の皆さん始め、保護者、ご家族の皆さんには大変申し訳なく思っておりますがご理解をお願いします。
なお、日を改めて小学校の校内運動会を計画してくださるようなので、その時には精一杯頑張ってもらいたいと思います。
9月13日、千葉県八街市で起きた交通事故を教訓に、天龍小学校の通学路安全点検を実施しました。学校、PTA、警察、建設事務所、教育委員会などが立ち合い、事前に調査した危険個所を確認しあいながら、対応等について意見を出し合いました。
現行の通学路は狭隘で急カーブ、急こう配の箇所も多いので、しっかり安全対策を講じてまいりたいと思います。
9月15日、例月出納検査が行われました。
9月16日、令和3年度道路功労者表彰の伝達式が飯田建設事務所で行われ、天龍村の戸口・足瀬地区の皆さんが受賞されました。受賞の内容は、昨年7月豪雨災害で国道418号の戸口~足瀬間において法面の大崩落があり、その際、情報連絡や安全確保に尽力いただいた功績が多大であったとのことであります。現在もまだ仮設道路での通行となっており、生活面で不便な状況は続いていますが、早期に安全な道路が整備され、地域住民の皆さんが安心して生活できる環境を整えていただけるよう県の皆様にはお願いをしたいと思います。
同日、町村会、広域連合会議、下伊那土木振興会、下伊那郡土木技術センター組合などの会議がそれぞれありましたので出席しました。
9月17日、第3回定例議会が閉会となりました。上程した案件は全て原案どおり可決いただきました。今議会は令和2年度の決算審議を行っていただいた議会でもありましたが、細部についていただいたご意見等は真摯に受け止め、適正な事務を行うよう努めてまいりたいと思います。