4月1日、新しい年度がスタートしました。天気も新たな門出にふさわしく、雲一つない青空が広がっていました。
役場では早朝より、今年度新たに小中学校に着任された先生方の紹介があり、引き続き新規採用職員への辞令交付や人事異動等に伴う辞令交付等を行いました。今日の新鮮な気持ちを忘れず、それぞれのポジションで頑張ってもらいたいと思います。
地域おこし協力隊として今年度新たに4名の皆さんを採用しました。地域の元気を生み出す核となって活躍してくれることを期待します。
今年度から天龍村教育委員会に新たに「併設学校整備室」を設けました。小中学校の併設や総合体育施設の建設などの大きな事業を担ってもらうことになります。今後、村民の皆様にもご協力いただくことが多々あろうかと思いますので、どうかよろしくお願いします。
また、4月1日より村直営の「天龍村国民健康保険診療所」が開所しました。これを記念しささやかな開所式を行いました。
村の診療所は、昨年3月まで約31年間にわたり運営してくださっておりました川西先生が引退され、昨年度は常勤医師が不在の状態となっておりました。高齢化率が非常に高いこの天龍村の医療をどうしたらよいのか本当に困っておりましたところ、阿南病院の田中院長始め関先生やスタッフの皆様のご支援のお陰で、前日までの1年間、患者の受入れや出張診療という形での診察等を行っていただき、何とか医療過疎だけは免れることができました。改めて阿南病院の皆様には心より感謝申し上げます。
この度、ご縁がありまして岐阜県より水谷喜雄先生をお招きすることができ、本日より24時間、365日常勤医師がいる診療所としてスタートすることとなりました。本当にありがたいことだと思っております。
水谷先生には村民の命と健康を見守っていただくとともに、着任早々、新型コロナウイルスのワクチン接種をお願いしなければなりませんし、医療のみならず福祉、介護等にもお力添えをお願いしなければなりません。慣れない土地での医療に戸惑うことがあるかと思いますが、1日も早く村に馴染んでいただくよう村としましてもできる限りの支援をさせていただきたいと思います。
ちなみに、水谷先生の奥様は天龍村の出身で看護師の資格をお持ちです。ご夫妻で診療所を担っていただきます。
本日新たにスタートした「天龍村国民健康保険診療所」が村民の皆様の安心感を与える医療機関として、末永く続きますよう皆様のご協力をよろしくお願いします。