新型コロナウイルス感染警戒レベル4に引き上げ

新型コロナウイルス新規の感染者が増加していることふ踏まえ、長野県では今月14日に南信州圏域(飯田保健所管内)の感染警戒レベルを「3」から「4」に引き上げ「特別警戒Ⅰ」を発出しました。さらに、飯田市で1月9日から15日までの間に41名の感染者が確認されていることから、16日に飯田市をレベル「5」に引き上げ「特別警報Ⅱ」としました。

これにより、県では飯田市内のガイドラインを守っていない酒類を提供する飲食店の利用を控えるよう住民や訪問者に要請したり、中心市街地(通称:丘の上)の酒類を提供する飲食店などに休業や営業時間短縮(午後8時まで)を要請したりしました。
また、県からは「医療非常事態宣言」も発令されており、当地域の病床のひっ迫度が非常に心配されます。

村民の皆様におかれましては、改めて次の点についてお願い申し上げます。
1.手洗い、マスクの着用、手指消毒を徹底してください。
2.人との接触機会を極力減らして下さい。
3.高齢者や基礎疾患のある人は、不要不急の外出を控えてください。
4.感染拡大地域への訪問は、極力控えてください。
5.大人数・長時間の飲食はできる限り自粛をお願いします。
6.患者・陽性者・医療従事者・緊急事態宣言地域に滞在されている方への、不当な差別や偏見、いじめなどが生じないよう、冷静な行動をお願いします。
新型コロナウイルスは、いつ、どこで、誰が感染してもおかしくない状況にあり、私たち全員が当事者であることを、改めて認識していただきたいと思います。
村としましても、今後も随時必要な情報を提供するなど、感染拡大防止に全力で取り組んでまいりますので、村民の皆様のご理解とご協力を心からお願いいたします。

天龍中学校開校60周年記念行事

1月15日、天龍中学校開校60周年記念式典とシンポジウム(オンライン)が開催されましたので出席しました。
天龍中学校は、昭和34年9月に、平岡中学校と福島中学校が統合し創設されました。しかし、新校舎が建設されるまでの間は、天龍中学校平岡部校、福島部校としてそれぞれ別の校舎で継続されたため、実質的に天龍中学校生徒として同じ学び舎で授業を受けることになったのは昭和36年4月からのことでありました。その後、体育館やプール、寄宿舎などが次々と建設され、昭和48年4月に向方中学校が統合されたことにより、村内で唯一の中学校として現在に至っています。
シンポジウム(オンライン)では「ふるさとを大切にするってどういうことだろう」をテーマに小学校児童代表の山崎君、中学校生徒代表の板倉さん、天龍中学校OBの宮澤拓真さん、至学館大学学長の谷岡様にパネラーとして参加いただき、それぞれの想いをお話しいただきました。
私からは、かつて平成の大合併で天龍村は自立の選択をしたことやこれからも天龍村を残していかなければならないこと、人口減少時代にあってみんなで持続可能な村づくりを進めていくことなどをお話させていただき、ふるさと天龍村を大切にするということについては、「天龍村の豊かな自然であったり、歴史や文化であったり、風土や伝統、または食べ物であったり、人情であったり、田舎にしかない景色や空気、ゆっくりと流れる時間、田舎でなければ体験できないもの、そうしたものを大事にし、あるいは磨きをかけながら、後世にしっかり引き継ぎ、ふるさと天龍村を守り続けることだ」とお話させていただきました。
さらに、「皆さんは、将来天龍村から出るかもしれませんが、その時に心のよりどころとなるのが、子供の頃の経験や思い出だと思います。従って、今という時を大事にして少しでも多く天龍村のことを知ったり、勉強したりしてもらうとともに、授業やいろんな活動を通じて素晴らしい思い出を作っていただきたいと思います。そして、皆さんが将来どこにいたとしても天龍村で経験したことや「村の良さ」を誇りに思うことだと思います。」と話させていただきました。
そして最後に「皆さんが夢や目標のために一度村を離れたとしても、「いずれは村で頑張るんだ」という想いを持ち続けてもらいたい」ということをお願いしました。
天龍中学校は、少子高齢化、過疎化の中、近い将来、小中併設校として、新たな歩みを始めることになりますが、少人数の強みを生かした教育を推進することにより、更なる飛躍を成し遂げることを期待いたします。

1月前半の出来事

1月7日、PTA役員の皆さんとの懇談会を開催しました。今年度は、新型コロナウイルスの影響による休校もあったので、私からその時の学校やお子さんの様子をお伺いしたり、逆に、保護者の皆さんから村に対する要望を伺ったりしました。できることから対応したいと思っております。

1月8日、保育所新年会が行われましたので出席しました。私から「お正月に何を食べましたか?」の質問をしましたところ、子供たちからは「お餅」「僕は白い餅」「わたしは草餅」に続き、「僕、ラーメン」という返事があり、思わず笑ってしまいました。子供は正直でいいです。式の後は歌やゲームで楽しんでいました。

1月12日、南岸低気圧が日本列島を通過し、その影響で天龍村でも朝から雪が降りました(役場で5センチほどの積雪)。交通等には特に影響もなく一安心です。

1月13日、天龍中学校3年生による模擬議会を行いました。3年生には、高校受験を目前に控え大変な時期ではありましたが、昨年12月の村議会定例会の傍聴などを通じ議会の役割や行政の仕組みなどを勉強してくれた上で、本日の模擬議会に臨んでくれました。
一般質問では、「自然災害や新型コロナウイルスへの備え」「人口1000人を保つための対策」「村営住宅や雇用対策」「ゴミ問題や空き家問題」「高齢者対策」「景観対策」など多岐にわたり村の現状や課題に対する質問を全員の皆さんから受けました。
短い期間で、村に関するいろんな現状や課題等を学んだことは、生徒の皆さんにとっては村を知るよい機会になったかと思います。
中学校生活もあと2か月です。新型コロナウイルスの影響で大変な1年間でしたが、最後まで思い出に残る中学校生活を送ってもらいたいと思います。とりあえず、高校受験、頑張れ!!

2021年(令和3年)が始動

新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は新型コロナウイルスや7月豪雨災害など大変な1年でしたが、今年はどうか穏やかな年であってほしいと願っております。

今年も村長ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
できる限り更新回数を増やしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

1月1日、年末寒波が日本列島を襲い日本海側を中心に大雪となりましたが、幸い天龍村では心配したほどの被害や混乱等もなく新年を迎えることができました。平岡地区の元日の朝は曇り空、雪がチラチラ舞う程度。路面には雪はありません。大河内地区では約15センチほどの積雪があったとのことです。

同日、平岡郵便局で行われました「年賀郵便元旦配達出発式」に出席してきました。私から職員の皆様に対し、早朝からのご出勤と日頃から郵便配達を通じて村民の見守りや道路情報の提供等を行っていただいていることに感謝申し上げました。それとともに、年々減少している年賀状数も今年はコロナの影響等により昨年より7.75%多いとのお話をお聞きしましたので、「是非いろんな想いのこもった年賀状を確実にお届けいただきたい」とお願いいたしました。

1月2日、天龍温泉おきよめの湯が営業を開始しました。昨年4月リニューアルし、休憩室や宴会場も増改築しました。コロナ対策もしっかり行っておりますので、皆様のご利用を心よりお待ちしております。

1月3日、龍泉閣が営業を開始しました。昨年は新型コロナやJR飯田線の運休等の影響で宿泊客が大幅にダウン。加えて歓送迎会や忘・新年会等が激減したりGoToキャンペーンの見直し等があり、さらに追い打ちをかけられています。1日も早い収束等を願うとともに、今年は龍泉閣オープン20周年となりますので、これを機に飛躍の年にしたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。

同日、国の重要無形民俗文化財に指定されています『天龍村の霜月神楽』が始まり、初日の今日は「向方のお潔めまつり」が行われました。新型コロナの影響で、地元の皆様だけの参加、見学だったので、例年より少し寂しい感じがしましたが、こんな時だからこそといって、悪疫退散の願いを込めた舞が行われていました。

1月4日、役場の仕事始めです。年頭に当たり私から職員の皆さんにいくつかのお願いをしました。一つは、今年は第6次天龍村総合計画、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略のスタート元年に当たるので、計画に計上した事業等を確実に実行していきましょうということ。二つ目は、新しいことに積極的にチャレンジし、村の元気を創出していきましょうということ。三つ目は、過疎化が進みいくつもの大きな課題があるが、同じ過疎でも「にぎやかな過疎」を創りましょうということなどです。
今年一年が天龍村にとってまた、職員にとって、素晴らしい一年になることを心から願っています。

同日、「坂部の冬まつり」が関係者のみで行われました。例年参拝を兼ね神社へ行っておりましたが、今年は地区の皆さんからの申し出もありご無礼させていただきました。

1月5日、「大河内池大神社例祭」が行われましたので参拝に行ってきました。やはり新型コロナウイルスの影響により、舞のほとんどを省略されたとのことです。