平成30年度成人式挙行

8月15日、天龍村公民館主催の「平成30年度天龍村成人式」が、なんでも館で行われました。今回の成人者は、平成10年4月2日~平成11年4月1日生まれの7名が対象でしたが、都合により3名が欠席でした。
新成人から、それぞれ近況報告や今後の抱負などを発表してもらいましたが、お世話になった人への恩や若者らしい希望あふれる発言が多くありました。
私からは「人口減少、少子高齢化時代に直面し、これからの地方創生には、皆さんのような若いエネルギーが絶対的に必要なので、是非天龍村のために力を貸してほしい」とお願いしました。
また、「今年は、明治150年、夏の甲子園も100回大会、県歌『信濃の国』も制定50周年、さらに、「平成」最後の成人式と、いろんな意味で節目の年であるので、皆さんにとって思い出多きすばらしい成人式になるよう期待します。」とエールを送りました。


(鎌倉公民館長あいさつ)

(今回参加した4名の成人者)


(成人者、公民館長、教育長、議会副議長とともに)


(アトラクションで演奏してくれたシンガーソングライーターの「JamZip」)

国道418号整備促進期成同盟会総会を開催

8月1日、猛暑の中、「国道418号整備期成同盟会」の総会を開催しました。国会議員並びに、県議会議員の先生をはじめ関係機関の皆様、また、岐阜県恵那市からも建設部次長さんにご臨席いただき、盛大に行うことができました。
この国道418号は、飯田市から天龍村、阿南町、売木村、平谷村、岐阜県恵那市を経て、福井県大野市に至る道路で、国道19号、153号、151号、152号、主要地方道飯田富山佐久間線の幹線道路と接続し、また、三遠南信自動車道のアクセス道路として位置づけられています。さらに、リニア中央新幹線の開業を見据え、南信州広域連合が策定しました「広域幹線道路網構想及び計画」の中で、当路線は「外環状」に位置づけられ、地域の産業経済の発展、観光の振興、生活文化の向上等に大変重要な役割を果たしています。
これまで、逐次、改良整備が進められているところですが、急峻な山間地帯を通過するため、まだまだ、未改良区間が多くあるのが現状です。1日でも早い整備促進が図られるよう関係市町村と一緒になって努めてまいります。

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また、この日は午後から「県道上飯田線改良促進期成同盟会」の総会が喬木村で行われましたので出席してきました。
この路線は、天龍村を通過していませんが、リニア中央新幹線長野県駅への下伊那南部地域からのアクセス道路として重要な路線の一つです。「国道418号」同様、構成市町村と一緒になって改良促進に向け努めてまいります。

長野県茶の共進会、天龍村柿下さんが県知事賞を受賞

7月25日、第45回長野県茶の共進会褒賞授与式が、天龍村老人福祉センターで行われました。
この共進会は、長野県産茶の品質向上と生産振興を目的に毎年実施されており、今年で45回と長い歴史がございます。
この褒賞式に先立ち、6月22日に南木曽町南木曽会館で審査会が行われたわけですが、今回は、下伊那、木曽地域から多くの出品があり、茶の色合いや風味、外観などを総合的に評価した結果、天龍村からは、長野県知事賞に、柿下忠雄さん(中井侍)が2年連続で選ばれ、2等賞に大平登さん(中井侍)、3等賞に原田幸文さん(中井侍)が入賞されました。おめでとうございます。
今年は、春先からの高温傾向で、茶の摘採が例年より5日ほど早く始まったこと、冬季の凍害による枝の枯死や4月の凍霜害凍により、収穫量が低下するなど、生産者の皆様にとりましては、ご苦労の多い中での1番茶であったと思います。
今回の受賞を励みに、益々ご活躍いただくことをご祈念申し上げます。


(県知事賞を受賞した柿下さん)


(受賞されたみなさん)

手づくりハンガープロジェクト、至学館大学に協力要請

7月19日、女子レスリングで数々のオリンピックメダリストを輩出している至学館大学に行き、谷岡郁子学長に天龍中学生が発案した「手づくりハンガープロジェクト」へのご協力をお願いしてまいりました。当日は谷岡学長の他に学務課スポーツ振興部門の前田主幹、秘書・広報室の杜下室長にもご同席いただき、生徒達がハンガーを作製している様子の動画をご覧いただいたり、実際に手づくりのハンガーに触れていただいたりしました。
谷岡学長からは趣旨等をご理解いただいた上でご快諾いただくとともに、早速10月に行われる世界選手権に持参して、世界中の選手にもPRしていただけるとのお話をいただくことができました。加えて、今後、至学館大レスリング部の選手と天龍中生徒との交流の場も設けていただけるといった夢のあるご提案もいただけました。本当にありがたい事だと思います。小さな村でもできる「夢や希望」が詰まったプロジェクトになりそうです。


(生徒の動画をご覧になる谷岡学長)


(手づくりハンガーをもって谷岡学長、前田主幹、酒井天龍中校長と)

懇談後、レスリング道場始め、学生寮や学校内をくまなくご案内いただきました。校内にはテストを控えた学生が多くおりましたが、我々に対し、礼儀良いあいさつをしてくれ、大変気持ちよかったです。また、谷岡学長が行き会う学生一人ひとりに話しかけている様子には驚きと共に感動すら感じました。


(理事長室に掲額してあった書、「動徳致福」徳を動かし福を致す)


(金メダルTシャツを着てパワーをもらう)

宮下衆議院議員、被災地視察

7月15日、連日の猛暑が続く中、宮下一郎衆議院議員の国政報告会が天龍村で行われました。宮下先生におかれましては、国会開会中の大変ご多用の中、ご来村いただき本当にありがたい事だと思っております。また今回は、ご婦人も同行いただき、重ねてお礼申し上げます。国政報告会が始まるまで間、今回の豪雨により被災した村内の災害現場を視察していただきました。時間の都合で林道1箇所しか行くことができませんでしたが、現状をご覧いただき早期復旧に向け、できる限りのご支援をいただくことを約束していただきました。


(林道虫川新野峠線にて宮下先生、大平村議会副議長と一緒に)

国政報告会は、大勢の支持者が参加のもと龍泉閣で盛大に行われました。村を代表して、私からは「少子高齢化、人口減少が続く中、天龍村のような小規模町村が持続可能な村づくりを行うためにも国や県の更なるお力添えが不可欠なので、よろしくお願いしたい」旨をお伝えさせていただきました。
宮下先生からも「国政の近況報告に続き、関係人口を増加させたり、インバウンド観光に目を向けた天龍村の良さに磨きをかけたらどうか」などのご提案をいただきました。
暑い中での国政報告会ではありましたが、先生におかれましてはどうかご自愛いただき、国政の場で益々ご活躍されますことをご期待申し上げます。


(龍泉閣にて行われた国政報告会)

7月17日、長野県南部国道連絡会の平成30年度総会が伊那市で行われ、議長とともに参加してきました。総会終了後、南部地域における国道の整備状況説明会が行われ、その中で私から「国道418号の整備促進について」意見発表させていただきました。

下伊那南部地区(主)飯田富山佐久間線整備促進期成同盟会の要望活動ほか

7月9日、今年4月に発足しました「下伊那南部地区主要地方道飯田富山佐久間線整備促進期成同盟会」の要望活動に長野県建設部及び県議会へ行って来ました。
この路線につきましては、昨年3月に天龍村羽衣崎上地籍で大規模な崩落があり、4ヶ月以上にわたり全面通行止めになったため、狭隘な国道418号を利用しての迂回を余儀なくされ、通勤、通学、通院、また買い物を含めた物流等、日常生活に大きな影響を及ぼしました。
一方、この「主要地方道飯田富山佐久間線」は、2027年に開業が見込まれておりますリニア中央新幹線長野県駅への下伊那南部地域からのアクセス道路として、当路線の改良促進の必要性が高まってきており、飯田市長が会長となっております期成同盟会でも、要望活動を行わせていただいています。
当然、リニアへのアクセス道路も必要でますが、私ども南部地域の住民にとりましては、昨年3月に発生した崩落に見られますように、日常生活に欠くことのできない「まさに命の道」ですので、当路線の改良につきましては、リニアアクセス道路としての整備とはすみ分けをし、何よりも優先して当地域の改良をお願いしたいと訴えてきました。
なお、その足で東京へも出向き、地元国会議員の宮下先生、吉田先生、宮島先生にもご支援をお願いしてきました。
すぐには、無理かもしれませんが、間断なく要望を続けたいと思います。


(南部5町村の町村長と議会議長が長谷川建設部長への要望)


(長谷川建設部長へ要望書を手渡す)


(県議会への要望、地元県議の吉川、高橋先生にもご同席願う)


(鈴木議長及び小林副議長へ要望書を手渡す)

7月10日、三遠南信道路建設促進期成同盟会の総会に出席してきました。三遠南信道は、着実に工事が進められており、平成31年度には天龍峡大橋が架かる予定だそうです。また、青崩峠トンネルも本年度から本抗に着手するようです。総会後は、早期完成と「重要物流道路」への認定について関係機関へ要望してきました。


(総会にてあいさつする阿部知事)


(牧野国土交通副大臣への要望)


(参議院自民党幹事長吉田先生への要望)

7月11日、売木村村政70周年記念式典に出席しました。天龍村含め近隣の町村では昭和31年頃の昭和の大合併で誕生した町村が多い中、売木村は昭和23年に「豊村」から分村してできた村です。式典中、清水村長が先人の皆様の苦労話をされましたが、相当の地域への想いがあったと感じました。


(清水売木村長)


(宮下先生の来賓祝辞)

避難勧告、避難準備情報を解除しました

7月4日から降り続いた大雨は、7日朝8時現在で、総雨量410ミリを記録しました。現在は、雨もあがり曇り状態です。
10時20分、天龍村に出されていた「土砂災害警戒」が解除となりましたので、全村に発令していました「避難勧告」及び「避難準備」も同時刻に解除いたしました。
また、村道等における崩落土の除去も進み、12時現在で孤立世帯も全て解消できました。道路の法面崩落や路肩決壊、河川の土砂堆積など村内いたるところに被害が発生しましたが、人的被害がなくほっとしています。役場職員も24時間体制で状況把握等を行っていましたので、かなりの疲労感を感じます。大変ご苦労さまでした。ゆっくり休んでいただきたいと思います。

大雨の被害が拡大しています

7月4日から降り続いている雨は、6日、17時現在で、総雨量373ミリに達しました。村では全村民に対し9時10分「避難勧告」を発令し、指定避難場所など安全な場所に避難するよう伝達しました。また、村内各所に土砂崩落等が発生しており、復旧作業等を行っています。

大雨による土砂災害警戒情報が発表

例年より早く梅雨明けが発表されたにもかかわらず戻り梅雨でしょうか、梅雨前線による豪雨により、7月5日、天龍村全域に大雨警報・洪水警報が発令され、続いて「土砂災害警戒情報」が発表されました。午後5時現在の総雨量は257ミリ、時間最大は午前10時で38ミリとなっています。今後も大雨が続く予報となっていますので、村内へは「避難準備」と「自主避難」の呼びかけをしました。大きな災害にならないことを願うところです。

村民の皆さんは、「まずは自分の身の安全を確保」してください。自宅で様子を見られる方は「家の中心部分か2階・3階がある家は、なるべく高い所へ避難して下さい。」

また、村内各所で倒木や土砂の流出などで、道路が通行止めとなっています。外出は控えて下さい。


(7月5日16時頃の平岡ダム)

ブッポウソウの越冬地はどこ?

天龍村の村鳥「ブッポウソウ」に関し、山階鳥類研究所(千葉県)が3年ほど前から越冬地の調査研究を行っています。内容はブッポウソウ(成鳥)の背中に通称「ロガー」と呼ばれるGPS機能内蔵の記録装置を付け、1年間どのようなルートをたどって、どこへ行っているのかを研究するものです。同じような調査研究は西日本では、盛んに行われてきたようですが、東日本に営巣するブッポウソウでは、今回が初めてだそうです。
今月15日、山階鳥類研究所の仲村研究員が来村され、ロガーをつけたブッポウソウの捕獲に成功しました。ロガーは昨年6月15日に取り付けたもので、早速、その内容をパソコンを使って調べたところ、9月13日に天龍村を飛び立ったことがわかりました。これまで、巣立った後はなかなか姿を見ることができなかったので、私たちは7月終わりから8月にかけて天龍村を離れているのだろうと思っておりましたのが、越冬直前まで天龍村にいることがわかり驚きました。
その後、9月14日には、徳島県鳴門市に(1日300~400キロ飛んだことになります。)、翌15日には熊本県、その後、済州島上空を通過しながら中国を経由し10月23日にはカンボジアに行っていることがわかりました。残念ながら、電池切れでその後の消息は不明となりましたが、おそらく西日本のブッポウソウと同じボルネオに向かったのではないかと思います。
これまで、はっきりしたことが判らなかった越冬先が、多少明らかになり大変嬉しく思いました。
山階鳥類研究所には、今後も引き続き、天龍村のブッポウソウの調査研究を続けていただきたいと思っております。


<ロガーが装着されていたブッポウソウ>


<ロガーの解析をしている山階鳥類研究所仲村研究員>