2月前半の出来事

2月1日、天龍村福祉施設計画策定委員会からの最終報告がありました。委員の皆様には令和元年6月から長期にわたり、ご検討を重ねてきていただき大変感謝申し上げます。この当委員会につきましては、施設の老朽化と共に福祉ニーズの変化に対応し、将来にわたって安定した施設運営とサービス提供を図っていくことを目的に、中長期的な整備計画を策定するために設置したものです。
最終報告の内容については、施設ごとの整備方針や機能再編、運営方法等についてご提案いただきました。村としまして、この計画をもとに、指定管理者である社会福祉協議会とも協議する中で検討しながら魅力ある施設づくりに取り組んでまいりたいと考えます。

2月3日、暦の上では「立春」。2月3日の立春は、実に124年ぶりだそうです。そんな記念すべき日に、学校法人国際基督教大学(ICU)サービス・ラーニング・センターとの「サービス・ラーニング実習に関する協定書」の締結しました。コロナ禍のためオンラインでの締結式となりましたが、お忙しい中ロバート・エスキルドセン学務副学長様、西村センター長様にご出席いただき、滞りなく執り行うことができました。改めて関係された皆様に感謝申し上げます。このICUが実施しております「サービス・ラーニング実習」につきましては、村にとりましても持続可能な地域社会の発展や人材の育成に寄与するものと考え、その受け入れ先として2016年から協力しておりまして、これまで5年間の間に、国内、海外合わせて50人以上の学生が村内においてホームステイを通した田舎暮らし体験や村民との交流などの活動をしてまいりました。今回の協定締結により、村と大学が正式に実習の協力関係を位置付けた形となります。私としましては、この実習等を通じて「大学の知恵と若い学生の感性を村の活性化に活かしていきたい」と考えています。

2月4日、天龍村特別職報酬等審議会を開催しました。村長・副村長・教育長の給料と議会議員の報酬について見直し等の検討を諮問しました。特に議員のなり手不足問題の対策として報酬の引き上げ等が言われておりますので、この点について重点的にご協議いただきました。答申については後日行われる予定です。

2月5日、村が抱えている課題の一つに労働者不足(マンパワー不足)があります。特に村の第三セクターであります「龍泉閣」と「天龍農林業公社」については、募集をかけても応募者がいない中、現在働いている社員が大変苦労しています。その対策として以前から外国人労働者の受入れを考えておりましたところ、この度ある会社から技能実習制度の提案があり、本日オンラインでその会社と管理会社との面談を行いました。話がうまく進めばよいかと思っています。

2月10日、第6次天龍村総合計画審議会からの答申がなされました。答申内容は、目指す将来像や実現に向けた基本方針、基本施策、重点プロジェクトなどについていくつかご意見をいただきました。審議会委員としてお務めいただいた皆様に改めて感謝申し上げます。今後は、答申内容に基づき策定委員会にて最終的な原案を作成し、3月定例議会に上程する予定です。10年後の将来像「小さくても誰もがいきいきと輝き続ける村」を目指してまいります。