5月前半の出来事

5月2日、村鳥ブッポウソウが飛来したとの情報がありました。予定どおりゴールデンウィーク中の飛来に安心したところですが、役場屋上の巣箱がまだ設置してない状況だったため、村民の皆さんから「早く設置を」との催促もいただき、早速職員が取り付けたところです。これからしばらくブッポウソウの美しい姿を見ることができ楽しみです。

同日、旧福島小学校区の皆さんが主催し、恒例となっている運動会が行われました。コロナ禍ということもあり、また天候も心配されたこともあり、時間や競技種目も縮小しながら行われました。しかしながら、子供からお年寄りまで多くの皆さんが参加されており、改めて学校が地域のコミュニティーを維持するツールになっていることを感じました。

5月6日、小学校、中学校、どんぐり向方学園、教育委員会の合同の職員研修会が天龍中学校体育館で行われました。研修内容は「ICT活用」。GIGAスクール構想のスタート元年でもあり、村でも今年度よりICT支援員を採用し、学校現場において先生方のサポートを行っています。

5月7日、第2回天龍村議会臨時会を招集し予算案件等の審議等を行っていただきました。なお、改選後初の議会でもありましたので、議会構成も変わりました。議長に熊谷議員、副議長に後藤議員が選出されました。その他各常任員会等も決定しました。新体制のもと議会側と行政当局がバランスのとれた車の両輪として持続可能な村づくりに向け着実に歩みを進めていけるようご協力をお願いしたいと思います。

5月12日、第61回天龍村商工会の総会が開催され、ご案内をいただきましたので出席しました。昨年来からの新型コロナウイルス感染症の拡大や昨年7月の豪雨災害など予期せぬ事態が次々と発生し商工会員の皆様への影響も多大なものがあると思います。村でも国の交付金を最大限活用しながら、事業者の皆様の支援を行ってまいりましたし、今後においても続けてまいりたいと思います。会員数の減少や高齢化の中、とりまく環境は非常に厳しいとは思いますが、福士会長を中心として益々結束を強くされ、村の経済団体の核として、そして村に元気を生み出すリーダーとして、新たな時代に向け、更なるご発展をされますことをご期待申し上げます。

5月13日、天竜川上流治水促進期成同盟会総会が伊那市で行われましたので出席しました。その後におきまして天竜川上流河川事務所他の今年度の事業説明会も行われました。

5月14日、下伊那南部地区飯田富山佐久間線整備促進期成同盟会総会を開催しました。南部地区5町村の町村長、正副議長さんらにご出席いただき、前年度事業報告や決算報告、今年度の事業計画や予算案などを審議いただきました。上程した議案は全て原案通りご承認いただきました。早期に改良整備が進むよう力を合わせて活動してまいります。

5月15日、おきよめ観光協議会の皆様がおきよめの湯周辺の景観美化活動として清掃作業等を実施してくださいました。微力ながら私も参加させていただきお手伝いをしてきましたが、コロナ禍で来訪者が減少気味とは言え、きれいな状態を維持することは今後の誘客等に必要な事であります。地域の皆様のご協力に感謝申し上げます。

5月17日、町村会並びに広域連合会議が飯田市で開催されましたので出席しました。その後において地元選出の県会議員との懇談会があり新型コロナウイルス等について意見交換や要望をしました。私からは、アフターコロナに向けまた三遠南信自動車道の開通等を見据え、地域外からの来訪者を迎えるにあたっては、国県道等の支障木の伐採等が景観整備や交通安全の面から重要な事業と考えるので、県において必要な予算を是非確保していただきたい旨の要望をお伝えしました。

5月18日、信州大学の平松教授に来村いただき、向方地区の地すべり等の状況について専門的知見からのご意見をお伺いしました。1つ目は、村道向方線で向方集落手前の場所です。法面ブロックが孕み、亀裂もあり、かつ路面も盛り上がっている状態です。ボウリング調査や状況観察等の結果から、地中には相当の水が溜まっている状況でかつまだ動いている状態だとのことです。動きが止まるまでは水抜きや復旧等の工事は不可能であるとのご意見をいただきました。2つ目は村道峠山線で、以前から路肩が崩れ、路面に段差が生じている個所です。数年前にも舗装工事を実施したばかりではありましたが、昨年7月の豪雨によりまた路面に段差が生じてしまいました。教授からは更なる調査が必要であるとのご意見をいただいたところです。
両路線とも地域の皆様にとりましては重要な生活路線ですので、早期に原因や対策を考え、対応を図ってまいりたいと考えています。