台風19号の被災地へ村職員を派遣

台風19号で被災した長野県内の市町村に対し、長野県災害時相互応援協定によりまして、10月20日、村職員4名を飯山市に派遣しました。併せて村職員の中に須坂市出身の職員がおりますことから、その関係で別の職員4名を災害ボランティアとして須坂市に派遣しました。
朝5時に出発しましたが、私も駆けつけ「天龍村の代表として被災者に寄り添った活動をお願いするとともに、けがのないよう留意してほしい」と激励しました。
翌朝、派遣職員から「現地悲惨な状況」や「元の生活に戻るための復旧にはまだまだ時間がかかること」、「ボランティアの受付がとてもスムーズに行われていたこと」などの感想を聞かせていただきました。本当にご苦労様でした。
改めて犠牲となられた皆様のご冥福をお祈りいたします。また被災された皆様に対しお見舞い申し上げますとともに、被災地の1日も早い復旧を望みます。

10月前半の行事など

10月2日、長野県南部国道連絡会の要望活動のため上京してきました。国土交通省、財務省、地元選出国会議員などへ主に国道関係の改良整備促進について強く要望してきました。

10月3日、天竜川上流直轄砂防事業促進期成同盟会による要望活動が行われましたので、国土交通省他へ行ってきました。今年度より事業着手した「天竜川中流地区の直轄地すべり対策事業の促進」ほかお願いをしてまいりました。

10月4日、下伊那南部の町村長、正副議長、議会建設常任委員長にお集まりいただき、リニア中央新幹線長野県駅までの下伊那南部地区からのアクセスについてどのような戦略をもって進めていくかを協議しました。東部軸といわれる「(主)飯田富山佐久間線」はもちろんのこと、天龍峡から先の県道等についても飯田市にある既存の同盟会等とも連携を取りながら進めていくことが確認されました。

10月5日、天龍中学校の「第49回譲葉祭」が行われましたので出席しました。全校生徒11名が協力し合い素晴らしい発表等が行われました。一人ひとりが与えられた役割をこなし、それぞれが主役や脇役となって輝いており、見ている私たちに感動を与えてくれました。生徒たちも、きっとそれ以上の達成感と仲閒との一体感を味ったと思います。本当に立派な「譲葉祭」でした。来年は50回目の節目を迎えます。譲り葉のように先輩から後輩にきっとよいバトンタッチができると期待しています。

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10月7日、8日、村議会及び商工会の皆さんと一緒に長野県及び国に対し、村単独の要望活動を行ってきました。道路を中心とした要望でしたが、それぞれの同盟会等で行っている要望活動と違い、地元の生の声を聴いていただくことができ、より切実だということをご理解いただけたのではないかと思います。

10月9日、長野県主催の「先端技術トップセミナー」が開催されましたので出席してきました。AI、IOT時代に向け地方自治体も変わっていきます。そうした先端技術を利用した地域づくりが必要となってまいります。難しい用語(横文字)ばかりでしたが、乗り遅れないよう努力します。

10月10日、松島十五社の秋祭りが行われましたので見学に行ってきました。地区の人口は減少していますが伝統行事は大切に受け継がれています。天気も良くにぎやかに行われました。

10月12日、台風19号が東海、関東地方に近づいています。今夜半には上陸するといわれています。大きな被害等なく過ぎ去ってくれることを願います。この台風の影響で、満島神社の秋祭りや大河内のお万様の祭りが予定変更を余儀なくされました。楽しみにしていた氏子の皆さんには大変残念でした。

9月後半の行事等

9月24日、小中学校のあり方と総合体育施設建設に関しての検討委員会を行いました。これらの問題に関しましては、これまで各方面のご意見をいただきながら、教育委員会等で議論を重ねてきました。それを踏まえ、ある程度の方向性が決まりましたので、今回、それに基づいた具体的な内容等についてご協議いただくよう両検討委員会に対し諮問させていただきました。
天龍村の歴史の中でも大きな転換期となる大変重要な問題だけに慎重に判断しなければなりませんが、児童生徒の推移や予測をみますと悠長な状況ではございません。将来にわたって「天龍村で教育を受けてよかった」とか「天龍村で教育を受けたい」と思えるよう、皆で知恵を出し合うことが重要だと考えます。ご理解とご協力をお願いします。

9月26日、下伊那社会福祉会法人設立45周年記念式典が行われ招待を受けましたので出席しました。長年のご労苦に対し敬意を表したいと思います。

9月26日、全国交通安全運動期間中(21~30日)、安協天龍支部で交通指導所を開設しましたので、私も交通安全へのお願いと啓発物品の配布をしてきました。

9月29日、特別養護老人ホーム天龍荘の敬老祭・家族会が行われました。来賓として招待を受けましたので出席しました。
私からは、敬老のお祝いと節目の年を迎えられました皆様にお祝品を贈呈してきました。健康でいつまでも長生きしていただけるようお願いします。

東京2020オリ・パラ関連施設への提供木材出発式

東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に向け、関連施設の建設が着々と進められていますが、その中に「選手村ビレッジプラザ」という選手の皆さんだけが大会期間中に利用する施設があります。大会組織委員会では、オリンピックを盛り上げようと「日本の木材活用リレー」と題して、その「選手村ビレッジプラザ」の建築に必要な木材提供を全国に呼びかけるとともに、大会終了後は、各自治体に返却し、レガシー(遺産)として残してほしいと企画。そして、その呼びかけに全国63の自治体が協力することになりました。
長野県からは、天龍村(ヒノキ)のほかに、根羽村(杉)と川上村(カラマツ)が木材を提供します。

9月20日、その木材を納品するための「出発式」を根羽村森林組合で行いました。村からは、私のほかに議会議員にも参加していただきました。

今回、世界中のアスリートの皆さんが利用する施設に村の木材が使用されていることは、村にとって誇りでもありますし、また、これを機会に村の木が見直されることを期待しています。東京2020オリンピック・パラリンピックの成功をご祈念いたします。

9月中旬の行事など

9月12日、国道418号整備促進期成同盟会及び愛知・長野県境域開発協議会による長野県建設部要望と長野県議会への陳情が行われました。それぞれの早期改良促進について強く要望してまいりました。

9月13日、JA南信州竜峡地区の女性部の皆さんが、天龍農林業公社の研修視察にお見えになりました。私からは歓迎のあいさつに続き、村の紹介と特産品の宣伝をさせていただきました。

9月17日、主要地方道飯田富山佐久間線改良促進期成同盟会による長野県建設部要望を行いました。要望時間は全体で約15分。天龍村に割り当てられたのが、そのうち約3分。この3分間に村民の願いや想いを伝えなければと、片道3時間かけて県庁に行ってきました。少しでも通じてくれればよいのですが。

9月18日、第3回議会定例会が再開され、上程した議案(承認案件1件、条例案件6件、予算案件5件、決算認定6件、報告2件)を全て原案通り可決いただきました。各条例及び予算の適正な執行に努めてまいります。

9月19日、町村会、南信州広域連合会議が行われましたので出席しました。

MGC、村澤明伸選手などの応援に

9月15日、MGC(マラソングランドチャンピョンシップ)があり、日清食品グループ の村澤明伸選手、佐藤悠基選手を応援するため、朝3時に天龍村を出発し東京に行ってきました。村からは、中学生を始め、ハンガー作りを応援して下さっている村民の皆さんも参加してくれました。
MGCには、村澤、佐藤選手の他にも長野県関係で大迫傑選手(NIKE)、宮脇千博選手(トヨタ自動車、天龍梅花駅伝経験者)も参加しており、応援にも熱が入りました。10㎞、20㎞、28㎞付近の3ヵ所で応援しましたが、選手はあっという間に通りすぎ、一流選手のスピードに驚かされました。
ゴール地点で、走り終えた村澤選手と会うことができ、労いの言葉をかけたところ、我々の応援がわかり、励みになったと言ってくれ応援の甲斐があったと感じたところです。
なお、今回、我々を引率してくれたのは、元オリンピックマラソン選手の実井謙二郎さんでした。大変お世話になりました。
沿道はとにかくすごい人だかり。来年のオリンピックは更にすごいことになるのではと感じた次第です。

天龍村大運動会、秋晴れの下盛大に開催

9月14日、絶好の天候に恵まれ、令和最初の「第17回天龍村大運動会」が、保育園児から小学生、中学生、大人まで大勢の皆さんの参加をいただき、盛大に開催されました。
子どもたちは、皆、夏休み明けから練習してきた成果を存分に発揮できたと思います。大人の皆さんも子どもたちの頑張りに大きな拍手を送っていました。とても良い運動会になったと思います。ご協力いただいた皆さんに心から感謝申し上げます。
なお、お昼は、婦人会の皆さんのご協力により、カレーライスが参加者全員に振る舞われました。とても美味しかったです。ありがとうございました。

令和最初の「天龍村敬老大会」

9月11日、令和初の「天龍村敬老大会」を行いました。残暑厳しい暑い日となりましたが、村内各地から100名を超す皆さんにご参加いただき、盛大に開催できました。
今年は、米寿の方が14名、白寿の方が9名、100歳以上の方が5名いらっしゃり、村からお祝い品を贈呈させていただきました。また、75歳以上の407名の方には「敬老祝金」を贈呈させてもらいました。
長年、それぞれのお立場で社会に尽くされ、今の私たちが笑顔で豊かな生活を送ることができるのは、皆様が築き上げてくださった礎あってのことだと思っております。本当におめでとうございます。
式典終了後、天龍保育所の園児、平岡民謡クラブ、あすなろ民謡の皆さんによる踊りなどを披露していただき、その後、東京ロマンチカ宮内ひろしさんの歌謡ショーを行いました。大いに盛り上がりました。

天龍村地震総合防災訓練を実施

9月1日、防災の日に併せ、「天龍村地震総合防災訓練」を実施しました。日曜日にもかかわらず、昨年より多い437名の皆さんにご参加、ご協力をいただき、予定どおり訓練を実施することができました。ご協力に対し、心より感謝申し上げます。
今回の訓練は、南海トラフ地震を想定した訓練ではありましたが、近年では、地震以外に、ゲリラ豪雨や土砂災害、大雪などの大規模な自然災害ですとか、ミサイル発射等の人為的な行為などにより、住民生活を脅かす事象が多く発生をしております。村民の皆様には、そうした有事の際に、自分がどのような行動を取ったらよいのか、あるいは取るべきか、こうした防災訓練等を通じて、今一度確認していただきたいと思っております。
最近、気象庁では「みずからの命はみずからが守るという意識を持って、特別警報の発表を待つことなく早めに避難してほしい」という、これまでにない言い方をしています。誰かに助けを求めるのではなく、そうなる前に自ら行動してほしいと言っております。
そうしたことも踏まえ、村でも、より実践に近い訓練になるようにと、今年度は特に避難することに重点を置き、昨年同様、避難場所を防災計画どおり全て開設したり、村が発令する「5段階の警戒レベル」を説明したり、「要支援者の安否確認訓練」等を実施しました。
また、新たな試みとして、防災マップの活用や民間企業と締結した災害時応援協定により、物資の供給がなされる予定の段ボールベットや発泡スチロールトイレを実際に、各避難所で組み立てていただく訓練なども実施したところです。
今後も、防災マップ等を通じ、避難経路や危険箇所等の確認を行っていただくとともに、身の安全の確保徹底と防災意識の高揚などに一層努めていきたいと考えております。

9月2日、下條村村制130周年記念式典があり、招待を受けましたので参加してきました。当日はこれまで村政発展に功労のあった皆さんに対する表彰があったり、記念講演として青山学院大学陸上部監督の原晋さんの講演などが行われました。

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9月3日、飯田下伊那郡区選出の長野県議会議員と市町村長との懇談会が行われ出席してきました。喫緊の課題である南信運転免許センターやリニア時代を見据えた地域づくりの推進、医療情報連携システム等について情報共有をさせていただきました。

9月5日、「下伊那南部訪問看護ステーションさくら」の来年度からの運営体制等について、長野県立病院機構の理事長ほかと協議してきました。「さくら」は看護協会撤退以降、南部5町村で運営してきましたが、4月からは阿南病院にもご協力いただき新事業所としてスタートしたいと考えています。スムーズな移行ができるよう努めてまいります。

同日、長野県道路整備期成同盟会が長野市であり、出席してきました。県内の国県道の道路延長は5,170kmと全国で5位にもかかわらず、道路改良率は66.5%と全国で37位となっております。また市町村道の改良率にいたっては、11.3%と全国で42位の低さです。

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9月6日、9月定例議会が18日までの日程で開会しました。村からは、承認案件1件、条例案件6件、予算案件5件、決算認定6件、報告2件を上程しました。

9月7日、「手づくりハンガー」を中日ドラゴンズの選手に届けるため、中学生3人と名古屋ドームに行ってきました。試合前の大変お忙しいところ、与田監督が対応してくださいました。与田監督は肩幅が広い方なので、あらかじめ大きめのハンガーを用意してお渡ししましたところ、大変喜んで「早速、使う」と言ってくれました。
今回、熊谷県議のご紹介で、中日ドラゴンズの岸上さんとのご縁をいただき実現したものです。改めてこうした機会をいただけたことに感謝します。

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職員の非違行為について(お詫び)

平成27年度、28年度の2か年において、5名の村民の皆様から介護保険料を二重徴収しながら還付処理を行っておらず、今年7月に現担当職員が関係書類の数値が合わないことで発覚した事案が発生してしまいました。5名の皆様には心よりお詫び申し上げますとともに、村民の皆様にも信頼を大きく損ねる行為が、今年4月(おきよめの湯での非違行為)に続いて再び発生してしまいましたことに対し深くお詫び申し上げる次第です。

今回の不適正な事務処理の原因は、職員の怠慢、牽制体制の不備、システムへの過信、事務引継ぎの欠落等であり、また、こうしたことが慢性的に黙認されてきたことやそれを戒める厳しい対応が行われてこなかったことなどにあると考えています。

私は、村長就任当初から「職員の意識改革」が必要だと思い、そのための職員とのミーティングや職員アンケート等を重ねてまいりました。また、職員のコンプライアンス研修や県・広域連合との交流派遣等を積極的に行い、公務員としての自覚を身につけることや普段の起案文書等の一つひとつにおいても細かく指導等してきました。さらに、近頃では村の喫緊の課題に対応するため、3つのプロジェクトチームを立ち上げ、職員同士が知恵を出し合うことで村づくりを推進していくことも始め、職員のやる気創出にも力を入れてきたところです。

しかしながら、こうした動きとは逆に今回のような不適正な事務処理が度重なることは、誠に遺憾であり、監督者である私の不徳の致すところであります。改めて村民の皆様に深くお詫び申し上げますとともに、再発防止に向け更なる綱紀粛正等に努めてまいる所存です。
本当に申しわけございませんでした。