阿部知事、災害現場を視察

8月5日、伊藤天竜川上流河川事務所長さん、細川飯田建設事務所長さんらと一緒に、国土交通省のヘリ(まんなか号)に同乗させていただき、7月豪雨災害で被災した村内の災害個所を上空から視察させていただきました。
地上では見ることにできない、酷く荒れた様子がよくわかりました。改めて被害の大きさを痛感しました。また、日を追うごと被害が拡大している状況もはっきり見ることができました。
今回、こうした機会をいただいたことに感謝申し上げますとともに、県や国にお願いし、早期復旧に向け引き続き要望してまいりたいと考えます。

8月6日、広島原爆の日でしたので、朝8時15分に職員と一緒に黙とうをし、犠牲者の皆様に祈りをささげました。
戦後75年。私は戦争を知らない世代ではありますが、今の平和や繁栄はこうした皆様の犠牲の上に得られたものであることを忘れることなく、次の世代に継承し続けなければならないと思っています。

同日、新型コロナウイルス感染症予防対策の一環として、村内にある福祉施設へマスクや消毒液、ガウンセット、非接触式体温計など必需物品を贈呈しました。贈呈先は、養護老人ホーム天龍荘、特別養護老人ホーム天龍荘、デイサービスセンター等を運営する天龍村社会福祉協議会とグループホーム満島の家です。それぞれ、このところの猛暑で熱中症も心配されますが、コロナ収束まで頑張ってもらいたいと思います。

8月7日、長野県治水砂防協会の総会がありましたので出席しました。長年のご功労により杉本前駒ケ根市長が砂防事業功労者表彰を受賞されました。杉本様は、天竜川中流地区直轄地すべり対策事業にもお力添えをいただいた方です。おめでとうございます。

8月8日、阿部知事と小池県議会議長が国道418号戸口~足瀬間の災害現場を視察しに来村下さいました。
地元の皆さんや被災した建設業者の社長さんから直接窮状を聞き、県として最善を尽くしていただけるとの約束をいただきました。
私も、村民の皆さんが少しでも安心するため、出来るだけ早めに復旧等の見通しを示してもらえるとありがたいとお願いしました。
コロナ対策等、公務ご多用の中、遠路お越しいただき感謝します。今後とも力強いご支援をお願いします。

8月11日、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、村内全世帯にマスク、消毒液、石鹸、県民手帳を配布させていただきました。村職員が各世帯を訪問させていただき、来週いっぱいまでに直接手渡す予定です。連日暑い日が続いていますので、熱中症にも気をつけてください。

同日、町村会、広域連合会議があり出席しました。

梅雨明けと猛暑で8月スタート

8月1日、平年よりも11日遅く、昨年よりも8日遅い梅雨明けが発表されました。8月の梅雨明けは13年ぶりで、記録が残る1951年以降で4番目に遅いとのことであります。また、7月の日照時間は東日本で平年の37%にとどまったとのことであります。
梅雨明けと同時に連日30度を超す猛暑が続いていますので、熱中症等には充分気をつけてください。

8月3日、買物弱者対策として6月15日から試行的に実施してきましたご用聞き事業の出発式を行いました。この事業は、商品の配達に加え高齢者の見守りの側面も備えていることもあり、社会福祉協議会に実施主体となっていただいております。
出発式にあたり、これまで関わって来て下さいました検討委員会の皆様や社協の皆様に改めて感謝申し上げます。
なお、このご用聞き事業の愛称は村民の皆様のご意見を基に「やまびこデリ」と決定しました。
「やまびこ」は村の豊かな山のイメージと呼びかければ答えてくれる存在であってほしいという思いから、「デリ」は配達を意味するデリバリーとおいしいを意味するデリシャスからとって名付けられたとのことです。
今後、この「やまびこデリ」が利用者と宅配者のお互いの笑顔も行き来するよう、頑張ってもらいたいと思います。

同日、令和2年度第2回天龍村議会臨時会を開催しました。議案は、新型コロナウイルス感染症緊急対策事業の第3弾として計画した事業と予算並びに令和2年7月豪雨により被災した箇所の災害復旧事業費を盛り込んだ補正予算を中心に審議いただきました。
今回の被害概要は以下のとおりです。

同日、防災訓練に向けた「日赤、消防、村の三者会議」を開催しました。
今般の令和2年7月豪雨災害始め、近年全国的に大規模な自然災害が発生しておりますし、南海トラフ沖地震も心配され、防災体制を万全にしておく必要がございます。また、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため避難場所や避難方法等についても改めて考えなければなりません。村民の明様には、こうしたことを常に念頭においていただくため、村では毎年防災の日に合わせて防災訓練を実施しています。今年度も9月1日(火)に例年行っている訓練内容を変更して実施しますので、村民の皆さんも積極的にご参加願います。

長梅雨続く7月後半

7月27日、改選後初の天龍村農業委員会総会が開催されました。先の村議会にて同意をいただいた11名(うち新規2名)の皆さんに任命書をお渡し、天龍村が抱えております農業に関する諸課題解決に向け、お力添えをいただきたい旨をお願いしました。なお、任期は7月20日から3年間。会長には宮澤敏仁さん、副会長には村松克一さんが選任されました。どうぞよろしくお願いします。

7月28日、(株)ミーチュアル・エイド・ジャパン(東京都)様と「災害時における物資の保管等に関する協定」を締結させていただきました。協定の内容は、同社が開発した「ガーディアン72」という災害支援プロジェクトの一環で、災害発生時に必要となる1人3日分の食料や衣類、衛生用品などを1つの箱に収納した防災備蓄品を事前備蓄として無償で提供いただけるものです。また、保存期限のある物品については、2年で更新し、旧品については海外への支援に充てるというものです。
今年は新型コロナウイルスや7月豪雨災害など予期せぬ出来事が頻発しており、村民の安心安全な暮らしを守るためにも、また、村の防災力向上にも大きく寄与するものと思われます。
今回協定を締結させていただいた(株)ミーチュアル・エイド・ジャパン様には改めて感謝申し上げます。

同日、阿南安協天龍支部の皆さんによる夏の交通安全やまびこ運動として、街頭指導が行われましたので参加してきました。今年度のスローガンは「思いやり 乗せて信濃路 咲く笑顔」です。皆さん交通安全には十分注意してください。

7月29日、国道418号整備促進期成同盟会の令和2年度総会が行われました。新型コロナウイルスの感染拡大が心配される中、また先の梅雨前線豪雨によって発生した災害の対応に追われ大変お忙しい中、宮島喜文参議院議員始め県議会議員など多くのご来賓の皆様にご臨席いただき盛会に開催できました。大勢の会長を仰せつかっておりますので、冒頭のあいさつの中で私から今年1月に発生しました天龍村早木戸から的瀬間の法面崩落の復旧対応として、国の防災・減災対策等強化事業推進費を活用したトンネル化が決定したことのお礼と令和2年7月豪雨災害によって被災した天龍村戸口~足瀬間の大規模な法面崩落の早期復旧等について触れさせていただき、同盟会としても関係機関に強く要望していただきたいとお願いしました。

同日、新型コロナウイルス感染症長野県対策本部会議が開催され、感染警戒レベルが1から2に引き上げられました。これを受け村でも今後の対応等について検討しました。お盆を控え帰省者も多くなる時期です。風邪症状などの体調の異変がある場合は帰省を控えるよう、また、感染の拡大している地域からの帰省は慎重に対応するようご家族を通じて呼びかけをお願いします。

7月30日、令和2年度第81回長野県河川協会総会が行われましたので出席しました。

7月31日、飯田信用金庫天龍支店の元島さんが来庁され、村内の保育所、小中学校、福祉施設へマスクと消毒液を贈呈くださいました。
新型コロナ禍、こうしたご厚意に深く感謝申し上げます。関係機関へしっかり届けたいと思います。ありがとうございます。

宮下一郎代議士来村、災害現場を視察

7月26日、宮下一郎先生が来村され、国道418号戸口~足瀬間で発生した大規模法面崩落の現場を視察されました。
生憎の天候の中、また公務ご多用の中、遠路足を運んで下さり感謝申し上げます。

視察中、土砂が崩れてくる様子が見えたり、流れ落ちてくる土砂の音が頻繁に聞こえたりし、恐怖心すら感じました。
この国道418号は村の東西を走る唯一の生活道路であることから、私から先生に、早期の復旧はもちろんですが、災害の規模等からみて、専門的な知見等を有する国の直轄代行でお願いしたいことと、安全な道路を確保する意味で、抜本的な整備としてトンネル化を是非お願いしたいことを伝えました。

同日、向方地区の皆さんとおきよめ観光協議会の皆さん合同による国道418号の清掃活動が行われましたので、私も参加させてもらいました。
生憎の天候ではありましたが、大勢の皆さんにご参加いただき感謝申し上げます。
毎年実施していただいている活動で、今回は大分ゴミも少なくなったような気がします。きれいになった道路を通って「gotoおきよめの湯」に来てくれることを期待します。

7月の行事等

7月7日、国道418号早木戸~的瀬間のトンネル化の事業決定に関し、宮下一郎先生始め関係機関へお礼のご挨拶に行ってきました。

7月14日、下伊那南部建設事務所主催による、国道418号早木戸~的瀬間のトンネル化の地元説明会がありました。令和4年度完成に向け地元村民の皆様を始め大勢の皆様のご協力をお願いしたいと思います。

7月15日、天龍村診療所の出張診療に関して、阿南病院の先生方と懇談をさせていただきました。今年4月から阿南病院から医師を派遣していただき、毎週木曜日の午前中出張診療を行っていただいておりますが、3か月が経過しましたので、この間の検証含め改善点等を確認させていただきました。今後においても医療の確保に努めてまいります。

7月17日、天龍村総合体育施設建設検討委員会から「天龍村総合体育施設建設について」の答申をいただきました。昨年9月から7回にもわたる審議をいただき、取りまとめられたとのことです。委員の皆様には改めて感謝申し上げます。
今後は、小中学校のあり方検討委員会からの答申を踏まえ、最終判断をしたいと考えております。村にとってよりよい結果となるよう慎重に対応していきたいと思います。

7月20日、自由民主党災害対策本部の現地視察が飯田市であり出席しました。当日は、自民党の鈴木俊一災害対策本部長代理、佐藤信秋災害対策本部事務局長代理、宮下一郎先生、宮島喜文先生、小池清長野県議会議長が同席され、今般の令和2年7月豪雨災害について被災状況を説明するとともに、早期の復旧等をお願いしました。
私からは、天龍村内で発生した国道418号の大規模法面崩落により、村民生活に大きな影響を及ぼしていることなどを説明させていただき安心して通行できる道路の整備について要望してきました。

7月21日、町村会、広域連合会議がありましたので出席しました。会の冒頭、先の選挙において再選を果たされた清水売木村長と金田下條村長からご挨拶がございました。

令和2年度地区懇談会開催

7月は地区懇談会を10会場にて開催させていただきました。今年度の懇談テーマは「第6次天龍村総合計画」「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に関する提案等でした。
7月5日は向方老人憩の家、大久那集会施設、左閑辺屋。(前回号にて紹介済)
7月10日、戸口集会施設で行いました。

7月12日、松島集会施設、原集会施設で行いました。

7月14日、ふれあいプラザで行いました。

7月15日、老人福祉センターにて行いました。

7月16日、中井侍集会施設で行いました。

7月22日、鶯巣活性化施設で行いました。

どの会場とも、天候の悪い中、大勢の皆さんにご出席いただき感謝申し上げます。また、各計画策定に対し前向きなご意見ご提案をいただくことができました。重ねてお礼申し上げます。

国道418号、国交省専門家による現地調査

7月15日、長引く大雨で大規模な法面崩落が発生した国道418号戸口~足瀬間の現場に、国総研(国土交通省国土技術政策総合研究所)の専門家の皆様が現地調査に来られました。

県によりますと、今回の被災箇所は、高さ約290m、幅約52m、土砂量は約2万㎥と推計されます。さらに、ドローンで上空から見ますと尾根の反対側にも大規模な法面崩落の状況が見られ、そちらの対応も必要となっています。

国総研の皆さんによると、「現場の状況をみると、上部と下部の2つに分けた対策を考えないといけない」それにはまず「しっかりした調査、データ解析をし、全容を把握しなければならない」と話されていました。
なお、今回国総研のメンバーとして来村いただいた中に、天竜川中流地区直轄地すべり対策事業を最初にご提案くださった中谷土砂災害研究室長もおり、当村の実情をよくご存じの方がいてくれて大変心強く感じました。

現場は崩落が続いており、地元建設会社の資材置き場も土砂で埋まってしまいました。

国道418号、戸口付近で大規模な山腹崩壊発生

7月12日、長引く大雨がやっと収まり、久しぶりに青空や太陽が見えたよい天気となりましたが、夕方4時半頃、住民の方から役場に「国道418号戸口付近で崩落あった」との通報がありました。

現場に行ってみると、かなり大規模な山腹崩落が発生し、早木戸川をせき止めるほどの土砂や流木が流れ込んでしまいました。現在、国道418号は戸口~おきよめの湯間で通行止めになっております。また、地元建設業者の倉庫や作業車等が被害にあいました。
雨が止んでも土砂崩落等の危険があると言われていますが、まさに今回の崩落はそのとおりとなってしまいました。
復旧は、月曜日以降になると思いますが、相当の時間や日数がかかるかと思います。

土砂の下に人や車両が巻き込まれていないことを願います。

梅雨前線豪雨の被害拡大

7月3日から連続して大雨が降り続いています。7月8日午後5時現在、中井侍地区で連続総雨量510.5ミリ、大河内地区で467.5ミリとなっています。
そのような中、7月8日午前7時10分、土砂警戒情報が発令されましたので、それに伴い、村内全域に警戒レベル4の避難勧告を発令しました。
6月30日からの雨も土中に含んでいますので土砂崩落等の危険が高まっています。また、天竜川の水量も増加しています。充分気を付けてください。

現在までの被災状況。村道、林道で路肩決壊や倒木等により通行止めとなっている個所があります。また、空き家になっていた事務所が1軒倒壊しました。倒木の影響により一部地区で停電もありましたが、現在は復旧されています。

村道天龍左岸線、中井侍地籍で大規模な法面崩落が発生しました。道路(L=約20m)も決壊し、土砂が道路下方を走るJR飯田線に流れ込んでいます。復旧には相当の日数が必要かと思われます。


(JR東海公表資料より)


(JR東海公表資料より)

8日、15時45分に土砂警戒情報が解除されましたので、【警戒レベル4】避難勧告を解除しました。今までの雨で地盤が緩んでおり、土砂災害の危険性が高いため、引き続き【警戒レベル3】避難準備・高齢者等避難開始を発令しました。 災害に備え、準備をお願いします。

令和2年度地区懇談会始まる

7月3日、今年1月に大規模な法面崩落が発生した国道418号早木戸~的瀬間の災害復旧について、抜本的な改良整備としてトンネルを整備するよう県議会で予算承認されたとの連絡が県建設部からありました。崩落個所付近は過去にも同様の崩落が何回も発生しており、村にとっては長年の悲願でもありました。トンネル延長は約800mで、事業費は全体で約27億円。2022年(令和4年)の完成を目指して施工するとのことです。安心安全な道路が確保されることは大変ありがたいことです。国会議員、国土交通省、長野県、長野県議会等関係の皆様に心より感謝申し上げます。

7月3日、三遠南信道路建設促進期成同盟会及び国道153号飯田南バイパス整備促進期成同盟会による中部地方整備局への要望活動が行われましたので出席しました。両路線とも南信州地域にとりましては重要な路線であり、早期の整備促進を関係市町村長とともに要望してまいりました。

7月5日、令和2年度の地区懇談会を本日から10会場にて実施します。昨年度同様、なるべく多くの皆さんにご参加いただきたいと思い、開催日時や場所などを、事前に各区長さんにご相談させていただきながら決定をさせていただきました。本日は向方老人憩の家(向方、大河内、梨畑、峠山、見遠地区)、大久那集会施設(大久那、合戸地区)、坂部活性化施設(坂部地区)の3か所で実施しました。
今年度の懇談テーマは、現在策定中の「第6次天龍村総合計画」に関してのご意見やご提案です。各地区ともそれぞれ将来を見据えた建設的なご意見をいただくことができました。


(向方老人憩の家)


(大久那集会施設)


(坂部活性化施設)