4月前半の出来事

4月5日、天龍保育所の入園式が行われました。今年度は3名のお友達が未満児として入園しました。年度途中にはもう何人か予定されているそうです。仲良く元気に登園してくれることをお願いします。

4月6日、春の全国交通安全運動が始まりました。朝、阿南安協天龍支部のみなさんと一緒に街頭指導に立ち交通安全を呼びかけました。

同日、天龍中学校、天龍小学校の入学式が行われました。初々しい姿に隠れ、新たなステージでの頑張りをそれぞれが語っており、非常に頼もしさを感じました。頑張れ新入生!

また、村から新入生への入学祝としてお祝い金と小学1年生には苗木の頒布を行いました。大事に育ててください。

4月8日、参議院議員長野選挙区の補欠選挙が告示され、3名の方が立候補されました。新型コロナウイルス感染症対策等、喫緊の課題に対応しながら、この地域の力になってくれる方を是非選んでいただきたいと思います。

4月9日、天龍村消防団の新入団員任命式が行われましたので出席しました。今年度は4名の方が入団されました。村民の生命・財産を守るという使命の下、ご活躍を期待します。

令和3年度が始まりました。

4月1日、新しい年度がスタートしました。天気も新たな門出にふさわしく、雲一つない青空が広がっていました。
役場では早朝より、今年度新たに小中学校に着任された先生方の紹介があり、引き続き新規採用職員への辞令交付や人事異動等に伴う辞令交付等を行いました。今日の新鮮な気持ちを忘れず、それぞれのポジションで頑張ってもらいたいと思います。

地域おこし協力隊として今年度新たに4名の皆さんを採用しました。地域の元気を生み出す核となって活躍してくれることを期待します。

今年度から天龍村教育委員会に新たに「併設学校整備室」を設けました。小中学校の併設や総合体育施設の建設などの大きな事業を担ってもらうことになります。今後、村民の皆様にもご協力いただくことが多々あろうかと思いますので、どうかよろしくお願いします。

また、4月1日より村直営の「天龍村国民健康保険診療所」が開所しました。これを記念しささやかな開所式を行いました。
村の診療所は、昨年3月まで約31年間にわたり運営してくださっておりました川西先生が引退され、昨年度は常勤医師が不在の状態となっておりました。高齢化率が非常に高いこの天龍村の医療をどうしたらよいのか本当に困っておりましたところ、阿南病院の田中院長始め関先生やスタッフの皆様のご支援のお陰で、前日までの1年間、患者の受入れや出張診療という形での診察等を行っていただき、何とか医療過疎だけは免れることができました。改めて阿南病院の皆様には心より感謝申し上げます。
この度、ご縁がありまして岐阜県より水谷喜雄先生をお招きすることができ、本日より24時間、365日常勤医師がいる診療所としてスタートすることとなりました。本当にありがたいことだと思っております。
水谷先生には村民の命と健康を見守っていただくとともに、着任早々、新型コロナウイルスのワクチン接種をお願いしなければなりませんし、医療のみならず福祉、介護等にもお力添えをお願いしなければなりません。慣れない土地での医療に戸惑うことがあるかと思いますが、1日も早く村に馴染んでいただくよう村としましてもできる限りの支援をさせていただきたいと思います。
ちなみに、水谷先生の奥様は天龍村の出身で看護師の資格をお持ちです。ご夫妻で診療所を担っていただきます。
本日新たにスタートした「天龍村国民健康保険診療所」が村民の皆様の安心感を与える医療機関として、末永く続きますよう皆様のご協力をよろしくお願いします。

3月後半の出来事

3月16日、町村会、広域連合会議がありましたので出席しました。先にご退任された小池前平谷村長さんと柳島前大島村長さんに感謝状の贈呈がありました。大変お疲れ様でした。同日、長土連下伊那支部協議会も行われましたので出席しました。

3月17日、天龍小・中学校の卒業式がそれぞれありましたので、出席しました。新型コロナウイルス感染症の影響で、規模等縮小する中で小規模学校ならではの心のこもったとても素晴らしい式典でした。
小中学校とも校長先生から卒業証書をもらった後、振り向き、ステージ上から一言ずつあいさつを述べる演出がありますが、それぞれがこれまで受けた事への感謝やこれからの抱負を語ってくれ、とても感動的でした。卒業生の皆さん、自分の夢や目標に向かって頑張ってください。
ちなみに、村から卒業生に記念品として村産材で作った額縁を贈らせていただきました。

3月19日、令和3年第1回天龍村議会定例会最終日でした。今議会では令和3年度当初予算や第6次天龍村総合計画などの重要案件が多い議会ではありましたが、上程しました議案全て原案どおり可決いただきました。新年度に向け準備を万全にしていきたいと思います。
また、今議会は議員任期最後の定例会でもありました。4月に行われる村議会議員選挙において立候補を予定されている議員におかれましては当選目指して頑張っていただきたいと思います。併せて小林副村長も任期満了で今議会が最後でした。これまで大変お世話になりました。ありがとうございました。

3月22日、長野県茶振興協議会総会が阿南町で行われましたので出席しました。新型コロナウイルスの影響で予定した先進地視察事業等を行うことができませんでしたが、当地域でも収益を上げることのできる貴重な作物として守り続ける活動を今後も継続していくことを決議いただきました。

3月23日、第4回天龍村総合教育会議を開催しました。主な議題は天龍村教育大綱についてでありました。今回大綱の見直しを行ったわけですが、基本的な考えとして村長任期に合わせ4年に一度大綱の見直しを行うことを確認させていただくとともに、大綱の内容についても時代に沿った内容に見直しをさせていただきました。

3月24日、産業振興に係る調査研究プロジェクトの報告会を開催しました。一昨年7月より「農産物継承」「森林資源活用」「観光ブランディング」の3つのチームを設け、全職員がいずれかのチームに所属してそれぞれの課題解決に向けた研究をして来てくれました。通常業務の他にこうしたプロジェクト業務を行ってきてくれました職員にまずは感謝申し上げたいと思います。
それぞれのチームが真摯に向き合い議論を深めて来てくれましたが、残念ながら何らかの成果が生まれたとまではいかなかったため、引き続き次年度以降も継続していく方向で決定しました。

3月25日、天龍保育所の卒園式がありましたので出席しました。今年は4名の園児が卒園です。皆さん「小学校へ行ったら算数や体育を頑張る」と元気いっぱいに決意を語ってくれました。小学校へ行ってもまた元気な姿を見せてください。おめでとうございました。

同日、JR飯田線平岡駅に併設しています「龍泉閣」が今年オープンしてから20周年目を迎えます。これを記念して「ダムカレー」を提供することになり、その記者発表会を行いました。
ご飯をダムに見立て、ダム湖には岩をイメージした猪肉や龍を型どった人参・大根が浮かび天龍村らしいダムカレーとなっています。時季になりましたらていざなすもトッピングされます。4月より販売開始。1日5食限定。値段は1500円(税込み)。ただし、中電さんが2年前に作成した「平岡ダムカード」を提示すると100円割引。皆さんも是非食べてみてください。

3月27日、役場庁舎の倉庫内の整理及び清掃を行いました。前回2月に続いての作業でした。職員の皆さんには休日出勤をお願いし整理してもらいました。お疲れさまでした。きれいになった倉庫、この状態をできるだけ続けていただきたいと思います。

同日、自慶院においてNPO法人主催の移住者交流会が行われました。晴天に恵まれ大勢の人が集まっていました。マジックやジャズバンド、マリンバなどのアトラクションの他、境内ではいろんな飲食物が販売されていました。小さな子供からお年寄りまで大変賑やかでした。

3月28日、国土交通省で進められています「天竜川中流地区直轄地すべり対策事業」の着工式が現場となる天龍中学校グラウンドで行われました。当日は天竜川上流河川事務所の伊藤所長始め地元区長さんなど関係者が集まる中、盛大に挙行されました。村にとりましては村民の安心安全のためには大変ありがたい事業でありますので、工事が安全に推進されますことを期待いたします。

3月30日、天龍温泉おきよめの湯がリニューアルして1年が経ちましたので、建物の1年検査を行いました。新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年4月、オープンして早々に緊急事態宣言が発出され期待した利用者数も伸びず大変な1年でした。
しかし、来館された皆様からは大変好評をいただいており、ウイズコロナ、アフターコロナに向け利用者増を目指していきたいと思います。泉質はどこにも負けない自信がありますので、どうか皆さんご利用ください。

同日、天龍村消防団の任免命式が行われましたので出席しました。村民の生命、財産を守るための消防団の行動は村民の安心感につながっています。新体制となりましても引き続きよろしくお願いします。

3月31日、今年度末をもちまして退職される職員の皆さんに対し辞令交付を行いました。勤務の長短はありますが、村行政のためにご尽力いただきましたことに感謝申し上げます。

3月前半の出来事

3月1日、飯伊森林組合理事会がありましたので出席しました。前年に続きマツタケの凶作等があり経営状況は厳しいとの報告がありました。

3月2日、阿南高校の卒業式があり出席しました。地元町村を代表して来賓祝辞を頼まれましたので、私から「新型コロナウイルス感染症の影響で例年とは違う学校生活を強いられたけど、そんな中でいろんな工夫をしながら取り組んできたことは貴重な経験。こうした経験を励みにそれぞれ新しい場所で頑張ってほしい。」とエールを送りました。

3月4日、令和3年第1回天龍村議会定例会が19日までの16日間の予定で開会されました。条例や令和3年度予算等24議案の審議が行われます。

同日、天竜川上流流域治水協議会が伊那市で行われましたので出席しました。新たに「天竜川上流流域治水プロジェクト」がまとめられ、各流域治水に関する取り組みメニューが承認されました。

3月5日、第2期天龍村まち・ひと・しごと創生総合戦略本部会議を開催し、審議会等からいただいた答申や付帯意見等について検討し、最終案を取りまとめました。向こう5年間この戦略に基づいた積極的な事業展開により、人口減少を少しでも食い止めてまいりたいと思います。

同日、新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種について庁内協議を行いました。しかし、国の情報も日ごとに変わり、更に一番肝心なワクチンの供給量と時期が不明ということもあり、村の体制が組めない状況にあります。「4月以降65歳以上の方を優先に接種開始する」と大臣がアナウンスしてくれてはいますが、現場はそれどころではありません。いろんな問題等が解決し体制が整い次第、村民の皆様にはお知らせ致しますので、今しばらくお待ちください。

3月8日、天龍みどりの少年団育成会総会が行われました。今年度はコロナの影響で各活動とも制約がありましたが、けが等もなく予定どおり実施できました。児童数の減少で来年度はさらに工夫が必要となりますが、育成会はじめ関係の皆様のご協力等によりみどりの少年団を維持していきたいと思います。

3月9日、4月1日採用予定のおきよめの湯従業員の面接を行いました。ウイズコロナ、アフターコロナとしておきよめの湯利用者の増加に努めます。

3月10日、天龍村防災行政無線デジタル化工事のしゅん工検査が行われました。2年間かけての大型工事でした。これで有事の際の情報伝達や情報収集が安心してできるようになりました。

3月11日、東日本大震災から10年。14時46分に職員全員で黙とう。震災の教訓を忘れず、そして風化させることなく後世に伝えていかなければなりません。改めて犠牲となられた皆様のご冥福をお祈り申し上げますとともに被災地の1日も早い復旧復興をご祈念申し上げます。

3月12日、天龍保育所で年長さんのお別れ給食会が行われました。ごはんやおかずをお替りする子が沢山いて、頼もしく感じました。
年長さんはランドセルも購入済みだそうで、算数を頑張りたいなど小学校への入学を楽しみにしている様子が伺えました。

3月14日、天龍村集落支援員の牧野さん、佐々木さんが企画した「エゴマ講演会」が行われましたので参加しました。講師は、日本エゴマ普及協会代表の服部圭子先生(岐阜県白川町在住)で、昨年2月に続き今回2回目となります。コロナ禍ということもあり、今回は岐阜県と向方会場と平岡会場の3か所をオンラインで結んでの講演となりましたが、村内両会場合わせ約30名の方が受講され、大変盛況でした。服部先生からはエゴマの栄養素(オメガ3)や栽培方法等について説明があり、参加者からは収穫量を増やすためのポイントなど熱心な質問が出されておりました。
ちなみに、昨年の収穫量は全体で230㌔で、前年の3倍だったそうです。今年は更に増やそうと皆さん意気込んでいました。村の新たな特産になるよう頑張ってほしいと思いますし、村としてもできる限りの支援等をしたいと思います。

3月15日、暖かな陽気に誘われ、各地でソメイヨシノの開花宣言が聞こえるようになってきました。信州に春を告げる天龍村でも今週あたり開花宣言があるかもしれません。今朝、中電桜公園に行き、現在の様子を撮ってきました。つぼみも徐々に膨らみ、かなり色づいてきました。

2月後半の出来事

2月16日、町村会があり出席しました。主な議題は役員人事で、今年1月及び2月にご勇退されました柳島大鹿村長(副会長)、小池平谷村長(会長)の後任に、下平会長(豊丘村長)、大久保副会長(根羽村長)が選任されました。町村会並びに下伊那地域の発展のためにご尽力をお願いします。なお、新たに当選された熊谷大鹿村長さん、西川平谷村長さんのご紹介もありました。

2月17日、第6次天龍村総合計画策定委員会を開催し、先に審議会より答申いただきました内容の確認を行いました。3月議会定例会へ上程できるよう最終調整をしました。

同日、天龍村総合体育施設及び天龍村小中併設校増改築事業設計業務プロポーザル審査会を行いました。飯田下伊那地区を拠点に実績のあります4業者にご参加いただきました。どの業者もしっかりしたコンセプトの下、村の特性等を考慮した提案で甲乙つけがたい素晴らしい内容でした。

2月18日、下伊那土木振興会総会、下伊那郡土木技術センター組合議会、広域連合会議がありましたので出席しました。広域連合会議では、新型コロナウイルスのワクチン接種体制について協議され、当南信州圏域では小規模町村が多いため、町村単独ではなく基本は西部、南部、北部、飯田市のブロック単位で検討しましょうということになり、例外として広域連合事務センター(旧地場産業センター)でどの市町村の方でも集団接種できるようにしましょうということが確認されました。

2月19日、平岡、神原の両猟友会長さんがお見えになり、飯伊連合猟友会として「飯田国際射撃場ライフル射撃場設置に伴う財政支援」についてのお願いがありました。50mバッフル式ライフル射撃場(射台3台)、概算事業費で6千万円、国の交付金が3千万円、残り3千万円を14市町村で負担してほしいというものです。猟友会員や免許保持者の育成のためにもできる限りの協力をしたいと考えています。

同日、保育所卒園記念写真撮影がありました。下級生を見守る年長のお姉さん、お兄さんぶりには感心しました。
また、飯田信用金庫の小池理事長さんが来庁され、最近の経済情勢等についてご教授いただきました。コロナ禍でお金が預金として停滞しているお話など大変勉強になりました。

同日、介護保険懇話会を開催し、第8期の介護保険計画(R3~5年度)についてご意見をいただきました。介護保険料は据え置きとさせていただきました。

2月22日、丹羽南信州地域振興局長が来庁され懇談をさせていただきました。リニア、三遠南信時代を見据えた当地域の振興について意見交換をさせていただきました。人材育成が必要かつ重要であることやこの南部地域へいかに人を呼び込むかなどやらなければならないことが山積していると感じた次第です。

同日、まち・ひと・しごと創生総合戦略審議会の答申をいただきました。長期にわたりご審議いただき委員の皆様には感謝申し上げます。答申内容は「適正かつ妥当」とお認めいただきました。計画に掲げたKPI達成に向け一体となって事業を推進してまいります。

2月23日、天皇誕生日で休日はありましたが、職員の皆さんに出勤してもらい役場庁舎及び老人福祉センター内の倉庫の整理を行いました。主には書類の整理でしたが、代々綴られてきた書類を文書保存年限基準に従って分別し、廃棄するものは箱詰めして所定の場所に集約。この作業が思った以上に大変で丸1日かかりました。ここ何十年もこうした作業(整理)をしてこなかったため、倉庫内は足の踏み場もないくらい乱雑になっていましたので、整理後の状態を見て気持ちもスッキリしました。ちなみに今回廃棄した書類は約300箱。
改めて日々の整理整頓に心がけたいと感じたところです。職員の皆さんも同じように感じたのではないかと思います。ご苦労様でした。
なお、全ての倉庫の整理が終了しなかったので、2回目を行う予定です。

2月24日、下伊那南部総合事務組合定例議会があり出席しました。主な議題は令和3年度予算案で、原案どおり可決いただきました。

2月25日、飯田信用金庫の宮島常務理事と天龍支店の田中支店長が来庁され、村に対し、多額の金員をご寄付下さいました。新型コロナウイルス感染症の影響を受け、地域のあらゆる活動が停滞する中、地域の経済、文化、芸能、スポーツ等の振興のために活用いただきたいとのことであります。有効に活用させていただきます。ありがとうございました。

2月26日、南信州広域連合議会が行われましたので出席しました。

同日、ブッポウソウを守る会の総会が行われましたので出席しました。令和2年度の営巣結果が報告され、設置した30個の巣箱中13個に営巣の痕跡があったとのことです。令和3年度も今年度以上のブッポウソウが営巣できるよう協力したいと思います。
なお、午前中に巣箱づくりが行われ、その様子が夕方テレビ放映されましので、会議の前に全員で視聴しました。

新型コロナ対策:令和3年第1回天龍村議会臨時会を開催

2月15日、令和3年第1回天龍村議会を開催しました。今臨時会に上程した案件は条例案件3件、令和2年度補正予算案件1件です。
条例関係は全て令和3年4月1日から開始する村直営の天龍村国保診療所に関するもので、補正予算は新型コロナウイルス感染症緊急対策事業に係るものです。
診療所の医師や運営体制等に関しましては、現在契約内容の協議をしている最中のため決まり次第後日お知らせしたいと思いますのでご理解をお願いします。

新型コロナウイルス感染症緊急対策事業につきましては、経済対策として
・「地元店舗応援券発行事業(第2回)」・・外出自粛等で売り上げが落ち込んだ事業者の支援と個人消費の喚起を促すことを目的とし、1人2万円分を計上しました。
・「村独自の事業持続化給付金(第3弾)」・・年末年始において、対前年度の売り上げが減収した事業者を支援するため1事業者当たり上限30万円を計上しました。
・「感染防止対策補助金」・・に事業者が行っている感染防止対策に対し10万円を限度に補助金を支給いたします。
・「ケーブルテレビ自主放送設備改修事業」・・情報伝達を可能にするため
・「老人ホームなどの福祉施設空調設備改修事業」   などです。
さらにワクチン接種事業に関しては、システム改修委託や接種券の印刷などワクチン接種に必要な準備品を整えるための経費を計上しました。

なお、ワクチン接種につきましては、国の指示のもと、都道府県の協力により、市町村において予防接種を実施するものとされておりますので、その方針に従い、現在、鋭意準備を進めているところです。
新聞やテレビ等でご承知かと思いますが、接種の対象者は、原則、接種を受ける日に、住民基本台帳に記録されている方となりますが、例外として長期入院等による場合は住民票所在地以外で接種することが可能となります。受けるかどうかは個人の判断で、費用は全額公費となります。
接種の優先順位につきましては、重症化リスクの大きさ等を踏まえ、まずは医療従事者等への接種、次に高齢者、その次に高齢者以外で基礎疾患を有する方と高齢者施設等の従事者への接種となります。それ以外の方に対しましては、ワクチンの供給量等を踏まえ順次接種することになります。なお、接種時期につきましては追ってご連絡いたしますが、高齢者につきましては4月以降になる見込みです。
接種体制につきましては、天龍村では今のところいくつかの接種場所を設けて行う集団接種を主軸と考えていますが、医師や看護師、担当職員等の配置や場所・日程等の調整もございますし、また、かかりつけの病院等での接種につきましても対応可能かどうか、現在検討をしているところであります。
いずれにしましても、ワクチンの管理や詳細な接種体制等の課題につきましては、新しく着任される予定の天龍村診療所医師のご意見を伺いながら、また天龍村単独だけではなく下伊那南部保健医療協議会の枠組みの中で県立阿南病院や医師会等にもご協力いただきながら対応したいと考えており、その点につきましても現在詳細について検討しているところです。混乱を招くことなく確実かつ適時に接種できるよう努めてまいりますのでご理解をお願いいたします。

2月前半の出来事

2月1日、天龍村福祉施設計画策定委員会からの最終報告がありました。委員の皆様には令和元年6月から長期にわたり、ご検討を重ねてきていただき大変感謝申し上げます。この当委員会につきましては、施設の老朽化と共に福祉ニーズの変化に対応し、将来にわたって安定した施設運営とサービス提供を図っていくことを目的に、中長期的な整備計画を策定するために設置したものです。
最終報告の内容については、施設ごとの整備方針や機能再編、運営方法等についてご提案いただきました。村としまして、この計画をもとに、指定管理者である社会福祉協議会とも協議する中で検討しながら魅力ある施設づくりに取り組んでまいりたいと考えます。

2月3日、暦の上では「立春」。2月3日の立春は、実に124年ぶりだそうです。そんな記念すべき日に、学校法人国際基督教大学(ICU)サービス・ラーニング・センターとの「サービス・ラーニング実習に関する協定書」の締結しました。コロナ禍のためオンラインでの締結式となりましたが、お忙しい中ロバート・エスキルドセン学務副学長様、西村センター長様にご出席いただき、滞りなく執り行うことができました。改めて関係された皆様に感謝申し上げます。このICUが実施しております「サービス・ラーニング実習」につきましては、村にとりましても持続可能な地域社会の発展や人材の育成に寄与するものと考え、その受け入れ先として2016年から協力しておりまして、これまで5年間の間に、国内、海外合わせて50人以上の学生が村内においてホームステイを通した田舎暮らし体験や村民との交流などの活動をしてまいりました。今回の協定締結により、村と大学が正式に実習の協力関係を位置付けた形となります。私としましては、この実習等を通じて「大学の知恵と若い学生の感性を村の活性化に活かしていきたい」と考えています。

2月4日、天龍村特別職報酬等審議会を開催しました。村長・副村長・教育長の給料と議会議員の報酬について見直し等の検討を諮問しました。特に議員のなり手不足問題の対策として報酬の引き上げ等が言われておりますので、この点について重点的にご協議いただきました。答申については後日行われる予定です。

2月5日、村が抱えている課題の一つに労働者不足(マンパワー不足)があります。特に村の第三セクターであります「龍泉閣」と「天龍農林業公社」については、募集をかけても応募者がいない中、現在働いている社員が大変苦労しています。その対策として以前から外国人労働者の受入れを考えておりましたところ、この度ある会社から技能実習制度の提案があり、本日オンラインでその会社と管理会社との面談を行いました。話がうまく進めばよいかと思っています。

2月10日、第6次天龍村総合計画審議会からの答申がなされました。答申内容は、目指す将来像や実現に向けた基本方針、基本施策、重点プロジェクトなどについていくつかご意見をいただきました。審議会委員としてお務めいただいた皆様に改めて感謝申し上げます。今後は、答申内容に基づき策定委員会にて最終的な原案を作成し、3月定例議会に上程する予定です。10年後の将来像「小さくても誰もがいきいきと輝き続ける村」を目指してまいります。

1月後半の行事等

1月18日、町村会及び広域連合会議がありましたので出席しました。コロナ禍で警戒レベル5(飯田市)の状況の中、オンライン会議も検討されたようですが、大鹿村と平谷村の村長の出席が今回で最後となるため、あえての会議招集となったようです。両村長には公私にわたり大変お世話になりました。ありがとうございました。今後におきましても健康には十分ご留意いただきお過ごしいただきたいと思います。

1月21日、信州大学の平松教授(農学博士)が来村され、国道418号戸口~足瀬間の災害現場を視察調査されました。現在、全面通行止めとなっている同区間ですが、県建設事務所によりますと「安全性が確認されないと解放等は困難だ」とのことで、そのために専門的な立場からのご意見をお聞きし、通行止め解除の時期を判断したいとのことです。
調査後、平松先生は「大規模な崩落の割には崩落箇所に不安定な土砂が少なく、当初思っていたほど危険ではなかった」と述べられ、仮設道路の通行については「崩落箇所が再度崩落する可能性はある」ものの、「雨量による規制を設け、監視体制をしっかりすれば通行は大丈夫」との見解を示されました。また、芝沢に流入した土砂については「不安定にたまっている土砂を撤去するには膨大な時間と費用がかかるので、固定してしまうのがいいのではないか」と職員に提案されました。
現在、法面の落石防止ネットの設置工事を行っており、今後仮設防護柵や仮設道路のかさ上げを行う予定だそうです。できれば、4月中にも、一般車両が日中通行できるようにしたいとのことです。
今しばらくご不便をおかけしますがご理解ご協力をお願いします。

1月22日、令和3年度当初予算の重点ヒアリングを行いました。令和3年度は第6次総合計画の初年度に当たり、計画に掲げられた事業を確実に実施していかなければなりません。また、駅前活性化事業(村営住宅兼買い物拠点施設)や総合体育施設などの大きなプロジェクトも実施しなければならず、財源確保が重要となります。PDCAやスクラップアンドビルド等による事業の見直しなどを行い、少ない財源で最大限の効果が生み出せるよう努めてまいります。

1月25日、第3回天龍村総合教育会議を開催しました。今回の議題は「教育大綱について」であります。教育大綱については、法律で村長が策定することされており、また、対象期間は4~5年のスパンということが文科省から示されています。
そこで、天龍村では村長選挙が行われた次の年度から新たな大綱がスタートできるよう4年に1度策定することとしております。3月末までに教育委員の皆さんのご意見をお伺いしながら、次代を見据えた新大綱を策定していきたいと思っています。

新型コロナウイルス感染症につきましては、1月31日現在、飯伊地域の新規感染者の数が減少しつつあります。従って飯田市内に出されていた飲食店への時短要請は解除されました。しかし、警戒レベルは依然高い(レベル5)ままで、まだまだ気の緩めない状況が続いています。
村では現在、第6弾となる新型コロナウイルス対策予算を検討中で、今月中旬に開催予定の臨時議会に上程する予定です。少しでも村民生活の支援になればと思っています。

新型コロナウイルス感染警戒レベル4に引き上げ

新型コロナウイルス新規の感染者が増加していることふ踏まえ、長野県では今月14日に南信州圏域(飯田保健所管内)の感染警戒レベルを「3」から「4」に引き上げ「特別警戒Ⅰ」を発出しました。さらに、飯田市で1月9日から15日までの間に41名の感染者が確認されていることから、16日に飯田市をレベル「5」に引き上げ「特別警報Ⅱ」としました。

これにより、県では飯田市内のガイドラインを守っていない酒類を提供する飲食店の利用を控えるよう住民や訪問者に要請したり、中心市街地(通称:丘の上)の酒類を提供する飲食店などに休業や営業時間短縮(午後8時まで)を要請したりしました。
また、県からは「医療非常事態宣言」も発令されており、当地域の病床のひっ迫度が非常に心配されます。

村民の皆様におかれましては、改めて次の点についてお願い申し上げます。
1.手洗い、マスクの着用、手指消毒を徹底してください。
2.人との接触機会を極力減らして下さい。
3.高齢者や基礎疾患のある人は、不要不急の外出を控えてください。
4.感染拡大地域への訪問は、極力控えてください。
5.大人数・長時間の飲食はできる限り自粛をお願いします。
6.患者・陽性者・医療従事者・緊急事態宣言地域に滞在されている方への、不当な差別や偏見、いじめなどが生じないよう、冷静な行動をお願いします。
新型コロナウイルスは、いつ、どこで、誰が感染してもおかしくない状況にあり、私たち全員が当事者であることを、改めて認識していただきたいと思います。
村としましても、今後も随時必要な情報を提供するなど、感染拡大防止に全力で取り組んでまいりますので、村民の皆様のご理解とご協力を心からお願いいたします。

天龍中学校開校60周年記念行事

1月15日、天龍中学校開校60周年記念式典とシンポジウム(オンライン)が開催されましたので出席しました。
天龍中学校は、昭和34年9月に、平岡中学校と福島中学校が統合し創設されました。しかし、新校舎が建設されるまでの間は、天龍中学校平岡部校、福島部校としてそれぞれ別の校舎で継続されたため、実質的に天龍中学校生徒として同じ学び舎で授業を受けることになったのは昭和36年4月からのことでありました。その後、体育館やプール、寄宿舎などが次々と建設され、昭和48年4月に向方中学校が統合されたことにより、村内で唯一の中学校として現在に至っています。
シンポジウム(オンライン)では「ふるさとを大切にするってどういうことだろう」をテーマに小学校児童代表の山崎君、中学校生徒代表の板倉さん、天龍中学校OBの宮澤拓真さん、至学館大学学長の谷岡様にパネラーとして参加いただき、それぞれの想いをお話しいただきました。
私からは、かつて平成の大合併で天龍村は自立の選択をしたことやこれからも天龍村を残していかなければならないこと、人口減少時代にあってみんなで持続可能な村づくりを進めていくことなどをお話させていただき、ふるさと天龍村を大切にするということについては、「天龍村の豊かな自然であったり、歴史や文化であったり、風土や伝統、または食べ物であったり、人情であったり、田舎にしかない景色や空気、ゆっくりと流れる時間、田舎でなければ体験できないもの、そうしたものを大事にし、あるいは磨きをかけながら、後世にしっかり引き継ぎ、ふるさと天龍村を守り続けることだ」とお話させていただきました。
さらに、「皆さんは、将来天龍村から出るかもしれませんが、その時に心のよりどころとなるのが、子供の頃の経験や思い出だと思います。従って、今という時を大事にして少しでも多く天龍村のことを知ったり、勉強したりしてもらうとともに、授業やいろんな活動を通じて素晴らしい思い出を作っていただきたいと思います。そして、皆さんが将来どこにいたとしても天龍村で経験したことや「村の良さ」を誇りに思うことだと思います。」と話させていただきました。
そして最後に「皆さんが夢や目標のために一度村を離れたとしても、「いずれは村で頑張るんだ」という想いを持ち続けてもらいたい」ということをお願いしました。
天龍中学校は、少子高齢化、過疎化の中、近い将来、小中併設校として、新たな歩みを始めることになりますが、少人数の強みを生かした教育を推進することにより、更なる飛躍を成し遂げることを期待いたします。